2025/8/4(月)第19週「勇気の花」
あらすじ
昭和23年(1948年)2月。クラの葬儀が終わり職場に戻ったのぶは、世良が独立したことで鉄子の秘書となりました。一方の嵩は、三星百貨店の宣伝部で上司からその実力が認められ始めていました。
そのころ嵩は、舞台のポスターを描くことになり、演出家との打ち合わせをカフェで行いました。すると、いせたくやと名乗る青年が嵩に話しかけてきました。嵩はたくやと意気投合し、三時間も話し込んでしまいました。
そんなある日、嵩は舞台の演出家のすすめで注目の漫画家・手嶌治虫の漫画を読み、その才能に対して焦りを感じていました。漫画家として自分の才能に自信を持てない嵩に、のぶはある週刊誌を差し出しました。
その週刊誌では漫画の懸賞を行っており、のぶはその懸賞に応募してはどうかと嵩に提案したのです。嵩は千尋からも同じように背中を押されたことを思い出し、懸賞への応募を決意。漫画を描き始めました。
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感想
のぶちゃんと薪先生のギャップ
クラバアの葬儀のために高知に帰ったのぶちゃんが職場復帰するところからスタート。
なんと世良さん、薪先生の事務所をやめて独立。
ご本人もいよいよ政治家を目指すのかな?
世良さんは好きなキャラだったので、もう会えなくなり少し残念。
そしてのぶちゃんは秘書に。
秘書になった途端に目のまわるような忙しさ。
のぶちゃん、薪先生について行くのが必死の様子。
こんな仕事を涼しい顔をしてこなしていた世良さん、今さらながら優秀な秘書だったんだなと思います。
さて、多忙を極めるなんていうゆるい言葉では表現しきれないレベルの薪先生。
そのスケジュールに気になることがあります。
会食か会合、そればかり。
「民の声を聞く」時間がほとんどないらしい。
ほとんどないというよりも皆無かも。
そして、そんな状況に巻き込まれる形になったのぶちゃん。
これからますます理想から遠ざかってしまうのでしょう。
今週の予告映像の中で薪先生がのぶちゃんにこんな言葉を言ってました。
「のぶさんみたいに綺麗事ばかり言いよれんがや」
綺麗事と言って理想を斬って捨てる薪先生。
理想を追い求めたいのぶちゃん。
二人の間に溝が生じるフラグを今回見たような気がします。
嵩くんの焦り
これからのぶちゃんは理想と現実のギャップに悩むことになるのでしょう。
同じころ、嵩くんも理想と現実のギャップに悩んでいました。
今回の冒頭、漫画の原稿用紙(?)を机の上に出し、さあこれから漫画を描くぞと思ったその瞬間に仕事を振られる嵩くん。
机の上に残された漫画の原稿用紙(?)が、現実を前にして置き忘れられた理想のようにも見えました。
それでも救いなのは嵩くんの仕事は認められているということ。
上司も嵩くんの力量を高く評価しているらしい。
上司が嵩くんに舞台のポスターを任せたのも、その力量を認めているが故のことでしょう。
舞台の演出家も嵩くんの仕事を高く評価しました。
嵩くんとも意気投合。
特に宣撫班という言葉に激しく反応した演出家の先生。
まるで嵩くんを戦友を見るような目で見ていました。
心の通じあいを感じる素敵な瞬間でした。
そんなわけで、のぶちゃんと異なり嵩くんが仕事する姿は少しだけ安心して見ていられます。
でも嵩くん本人の胸中はおだやかではないはずです。
よりよって演出家の先生がくれた漫画は嵩くんの焦りの原因になっている天才漫画家の作品でした。
焦る嵩くん。
苦悩するのぶちゃんともども、今週はちょっとつらい週になるのかもです。
いせたくや
インパクトの強い新キャラが登場しました。
いせたくやのことです。
今回はまだチラッと出ただけ。
しかし9月に入ったころから、いせたくやは嵩くんにとって非常に重要なキャラになることが予想されます。
今週もう一度いせたくやの登場場面があるはずです。
今後のためにいせたくやをしっかりと観察しておこうと思います。
今週の主なトピック
第19週「勇気の花」の主なトピックは次の4つです。
1:サブタイトル「勇気の花」
2:新キャラ・いせたくや
3:メイコちゃんと健ちゃん
4:嵩くんが三星百貨店をやめて独立
【その1】サブタイトル「勇気の花」
今週のサブタイトル「勇気の花」とは、アンパンマンにとって極めて重要なアイテムです。
ジャムおじさんがアンパンマンの顔を焼く際に欠かせないのが「勇気の花」のエキスです。
「勇気の花」のエキスがないままアンパンマンの顔を焼いても、アンパンマンはわずかな勇気しか出せません。
「勇気の花」はアンパンマンの勇気の源なのです。
そんな重要なキーアイテムがサブタイトルになっています。
ちなみに今週、いせたくやという新キャラが登場します。
いせたくやの実在モデルは作曲家のいずみたくさん。
リアル嵩くんが作詞した『手のひらに太陽を』の作曲をし、同曲をヒットソングにした人物です。
また作曲家のいずみたくさんが『アンパンマン』をミュージカル化したことが一つのきっかけになり『アンパンマン』のブレイクにつながりました。
作曲家のいずみたくさんという存在そのもののが『アンパンマン』にとっての「勇気の花」です。
また、生涯に15,000曲もの楽曲を作曲したいずみたくさんの遺作はミュージカル『アンパンマンと勇気の花』の挿入歌でした。
今週のサブタイトル「勇気の花」は作曲家のいずみたくさんに捧げられているのではないかと微ログ主は考えています。
【その2】新キャラ・いせたくや
上にも述べましたが、今週いせたくやという名の新キャラが登場します。
おそらく本格的な登場は次週以降になるものと思われます。
何故なら翌週のサブタイトルは「見上げてごらん夜の星を」だから。
ミュージカル『見上げてごらん夜の星を』がきっかけとなりリアル嵩くんとリアルいせたくやは出会ったのです。
また翌々週のサブタイトルは「手のひらを太陽に」。
リアル嵩くんの代表作『手のひらを太陽に』を作曲したのもリアルいせたくやです。
今週初登場のいせたくやはそれほど重要なキャラクターです。
【その3】メイコちゃんと健ちゃん
今週、メイコちゃんの恋がついに実ります。
メイコちゃんと健ちゃんが結婚するんです。
今週、健ちゃんはNHKのディレクターとなって再登場。
一方、メイコちゃんは上京して銀座のカフェで女給の仕事を得ました。
メイコちゃんが健ちゃんの再会するのは、メイコちゃんの職場である銀座のカフェ。
その再会がきっかけとなり、メイコちゃんは健ちゃんに告白する機会を得ます。
そして二人は結婚。
メイコちゃんと健ちゃんの恋バナはエンディングを迎え、今後二人は夫婦として登場します。
【その4】嵩くんが三星百貨店をやめて独立
今週、嵩くんが三星百貨店をやめて漫画家として独立します。
嵩くんはそれまで、三星百貨店宣伝部に勤務しながら今でいう副業として漫画を描いてました。
そして三星百貨店からもらう給料を漫画家として収入が超えたら、三星百貨店をやめて独立しようと決意。
そして数年を経て嵩くんはその目標を達成。
三星百貨店をやめて漫画家として独立します。
しかし・・・
嵩くんは漫画家としての収入はあるものの、それは下請けのような単発の仕事ばかりです。
売れ続けている連載漫画があるわけではありません。
漫画家として独立したものの漫画家として売れない嵩くん。
そんな嵩くんの苦悩が次週以降に描かれます。
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焦るよね、嵩くん。
会う人誰も彼もが、「オサムシ」「オサムシ」…。
『新宝島』はすでに嵩くんも読んで衝撃を受け、焦りを覚えた作品。
確か漫画のコマ割りに映画の手法を取り入れた、初めての作品ではなかったでしょうか。
今では誰もが「テヅカオサム」と読む手塚先生のペンネームも、当時は「オサムシ」とか「ジムシ」とか読まれていたんでしたね。
徐々にギャップが生まれてきた、鉄子さんとのぶちゃん。
「ガード下の女王」も、どこかに行ってしまったようです。
えっ、世良さんって独立するの?やっぱり議員目指すの?まあよくあるケースだけど。なのでのぶさん秘書に昇進。なんか鉄子さん並の政治家に。焦る嵩さん。でも想定ライバルがあの人だろ確かにきついなあ。果たして雑誌応募が突破口となるか?