2025/8/26(火)第22週「愛するカタチ」
あらすじ
八木のひらめきで作った嵩の詩とイラストが入った陶器は飛ぶように売れ、追加注文が次々に舞い込むようになりました。
そんな中、八木はもっと詩を書けと嵩に言いました。
しかしのぶが八木に反論。
嵩は漫画家なのでそんなに詩は書けないとのぶは八木に言いました。
ところが嵩は言葉が次々と浮かんでくるので大丈夫だと言って、八木にすすめられるままに詩を書き続けました。
嵩が次々に書く詩を読み嵩の詩の才能に確信を持った八木は、自分の会社に出版部をつくるのでそこで詩集を出そうと嵩に提案しました。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
嵩くんが詩集を出版
前週の最後に嵩くんはあんパンを配るヒーローの漫画を描きました。
嵩くんはその漫画の原稿を出版社に持ち込むものの、どこからも見向きもされないまま数年が結果したところから今週がスタート。
今週の始まりは昭和41年(1966年)春。
昭和40年代に入りました。
ところで前々週、嵩くんがミュージカルの仕事に関わった週のことです。
英輔くん、たくちゃん、そして八木さんの三人が嵩くんの中に眠る詩人の才能を見抜き、のぶちゃんもまた嵩くんが口にする言葉が詩であることに気づきました。
そして前週は嵩くんが作詞した歌『手のひらを太陽に』が大ヒット。
一連の出来事によって嵩くん自身も自分の中にあったのに気づいていなかった才能に気がついたのでしょうか。
今週の嵩くんは詩集を出版します。
詩集のタイトルは『ぼくのまんが詩集』。
しかし嵩くんが出版した詩集は自費出版です。
なので書店の店頭に並ぶことはなく、嵩くんはのぶちゃんはじめ周囲の仲間たちだけに自分の詩集を配るようです。
そして、その詩集は詩をこよなく愛する八木さんの目にも留まります。
上にも述べたように八木さんはもともと嵩くんの詩人としての才能を見出していました。
そんな八木さんが嵩くんの詩集を見て黙っていられるはずがありません。
八木さん、まさかの行動を始めます。
八木さんが嵩くんの詩集を出版
嵩くんが自費出版した詩集『ぼくのまんが詩集』を読んだ八木さん、その頃はすでに雇われ店長として働いていた雑貨店のオーナー経営者になっているらしい。
会社の名前な「九州コットンセンター」。
店名は雑貨店の時と同じです。
雑貨店を前オーナーから買い取るか譲り受けるかして、それを法人化したのでしょう。
そんな八木さん、自分の会社に出版部を作るので、そこで詩集を出版しないかと嵩くんに提案します。
八木さん、自社に出版部を新設するほどに嵩くんの才能に惚れ込んでいるらしい。
ところで嵩くんは英輔くんやたくちゃんらの天才たちに才能を認められてきました。
八木さんもまた、もしかすると軍隊時代から嵩くんの才能を何らかの形で感じていたのかも。
だから、この才能を軍隊なんかで死なせたくないと考えた・・・とブログ主は妄想しています。
妄想はともかく、嵩くんに商業出版しないかと誘った八木さんの提案は実現し、『愛する歌』が出版される運びとなりました。
【史実】詩集『愛する歌』
リアル嵩くんが詩集『愛する歌』を出版したのは昭和41年(1966年)。
当時、詩集は500部売れるかどうかというレベルの売れないコンテンツだったようです。
ところがリアル嵩くんの詩集『愛する歌』は10万部を売り上げる大ヒット。
10万部といえば売れないコンテンツである詩集以外の出版物であっても悪くない数字です。
リアル嵩くんの詩集はそれほどのヒットでした。
詩集『愛する歌』を出版した前年の昭和40年(1965年)ごろ。
リアル嵩くんは詩集『ぼくのまんが詩集』を自費出版していました。
当時、リアル嵩くんはラジオ放送などの脚本を書いた際に、その劇中で使われる詩も自分で作詞していました。
しかし、そこで使われた詩は放送で一回使われるだけで作品として消えてなくなってしまう。
そこでリアル嵩くんは自費出版の詩集という形で自作の詩を残すことにしたのだそうです。
この自費出版の詩集に目をつけたのがサンリオの創業者で八木さんの実在モデルで「山梨シルクセンター」の経営者・辻信太郎氏です。
辻信太郎氏は自社に出版部を作るので詩集の商業出版をしないかとリアル嵩くんに提案。
こうして出版されたのが『愛する歌』。
昭和41年(1966年)9月、リアル嵩くん初の商業出版による詩集『愛する歌』が出版されました。
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