2025/8/27(水)第22週「愛するカタチ」
あらすじ
八木の会社に新設された出版部によって嵩の詩集が出版されました。
そして出版された詩集の宣伝のために、嵩のサイン会が行われました。
八木のアイデアでそのサイン会は変わった場所で行われることになり、そんな場所で行うサイン会はうまくいくのか嵩は心配でした。
しかし嵩の心配は取り越し苦労に終わり、サイン会は盛況のうちに終わりました。
その数日後、柳井家にやってきたメイコは、のぶと嵩の仲の良さそうな様子をうらやましそうに眺めていました。
そのころメイコはあることで思い詰めていました。
そして秘めた思いをのぶと蘭子にだけ打ち明けました。
そんなある日、のぶと嵩は健太郎に遭遇。
嵩からメイコのことを聞かされ動揺する健太郎に、のぶは嵩の詩集のあるページを開いて見せました。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
詩集『愛する歌』が大ヒット
八木さんの提案によって、嵩くんは生まれて初めての商業出版による詩集『愛する歌』を出版。
詩集『愛する歌』は嵩くんが想像を超えるヒットを記録。
重版を重ねた上にで第二集の刊行も決定。
漫画のヒット作はまだ出ていない嵩くんですが、それでも追い風が吹き始めるようです。
ところで嵩くんは、前々週では漫画家は漫画を描くべきだと言って、たくちゃんからの作詞依頼を断っていました。
英輔くんやたくちゃんから詩人としての才能を認められても決して喜びはしませんでした。
それが今週では自分で書いた詩集の自費出版をするほどに。
詩人の才能を自分でも認めたということなのでしょう。
だとしたら詩集の大ヒットは素直に喜べるはず。
前週までの数週間はずっと嵩くんの停滞期が描かれてきました。
ずっと浮かない顔の嵩くんばかり見せられてきました。
今週あたり、詩集の大ヒットを素直に喜ぶ楽しそうな嵩くんの顔を見てみたいものです。
それはさておき、詩集『愛する歌』の大ヒットによって、その詩集を読んで感激した女の子が嵩くんのもとにやってくるようです。
その女の子の名前は「中里佳保」。
おそらくこの女の子の実在モデルは・・・
【史実】中里佳保の実在モデル
詩集『愛する歌』を読んで感激し、嵩くんを訪ねてくる女の子「中里佳保」の実在モデルは、本作の脚本を書いた中園ミホさんで間違いないでしょう。
本作の制作が発表された際、中園ミホさんは少女時代の一時期、やなせたかしさんと文通していたことがあると語っていました。
では、その文通のきっかけは何だったのか?
中園ミホさんは10歳のときにお父上を亡くしました。
最愛の父を亡くし深く落ち込んでいる中園ミホさんを励まそうと、お母上はやなせたかしさんの詩集を買い与えました。
その詩集の中のある一つの詩に当時の中園ミホさんは救われたのだとか。
中園ミホさんが救われた詩のタイトルはこれ。
『人間なんてさびしいね』
人間は誰しもいつかは死んでしまうということを詠った詩に救われた中園ミホさんは、その気持ちを手紙に書いてやなせたかしさんに送りました。
そこから文通が始まったのだそうです。
文通は数年にわたって続いたようですが、中園ミホさんは思春期に入りやなせたかしさんの真っ直ぐな手紙を素直に受け入れられないお年頃に。
『アンパンマン』が刊行された際に「今度のは明るくて、なかなかいいと思います」などと上から目線の感想文を手紙に書く思春期の中園ミホさん。
この上から目線エピソードはドラマの中でもしっかりと再現されるようです。
反省を込めてドラマの中に再現されたのでしょうか。
小学生の少女・中里佳保
ドラマの中で描かれる「中里佳保」という女の子のエピソードはざっくりと次の通りです。
嵩くんの詩集『愛する歌』を読んだ佳保ちゃんは祖父に連れられ嵩くんを訪問。
佳保ちゃんはその直前に最愛の父を亡くしふさぎこんでいました。
そんな佳保ちゃんが元気を取り戻すきっかけとなったのが嵩くんの詩集『愛する歌』でした。
史実ではリアル嵩くんとリアル佳保ちゃんは文通に交流をしていました。
ドラマの中では文通では絵にならないので、佳保ちゃんが嵩くんを訪問するという展開にしたのでしょう。
そして、嵩くんを訪問した佳保ちゃん。
史実の文通で実際にあった上から目線の感想を、佳保ちゃんは嵩くんに述べるのだそうです。
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