2025/8/28(木)第22週「愛するカタチ」
あらすじ
嵩の詩集が大ヒットする中、詩集を読んで感激したという小学生の少女・中里佳保からファンレターが届きました。
ほどなくして佳保が祖父の砂男に連れられ嵩のもとを訪ねてきました。
のぶと嵩は佳保を笑顔で歓迎。
しかし、佳保は手厳しい言葉を次々に口にし、のぶと嵩をたじろがせました。
その後、佳保は蘭子と映画の話をして意気投合。
佳保が蘭子と話し込んでいるその間に、砂男がのぶと嵩に言いました。
最近、父を亡くして落ち込んでいた佳保の心を嵩の詩集が救ったのだと。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
昭和41年から昭和42年へ
今週、時代は昭和41年春から昭和42年5月へと一年ほどスキップ。
のぶちゃんと嵩くんの生活環境が変化します。
のぶちゃんと嵩くん夫婦は四谷のマンションに引っ越し。
本作第一回の冒頭の場面はマンションの一室らしき場所でした。
そして、そのときアンパンマンの原型らしきキャラもそこにはありました。
なので今週ついに本作の第一回の冒頭場面にたどり着くのかもしれません。
さて、四谷に引っ越したのぶちゃんと嵩くん。
この引っ越しを機に羽多子さんが娘夫婦との同居を始めます。
御免与の朝田家は、カマジイが亡くなりクラバアも亡くなり、三人の娘も上京。
しばらく羽多子さんは一人暮らしをしていたはずです。
そんな中、戦地で色々と騒動を起こした康太くんが朝田パンの店舗跡を借りて食堂を開業することに。
その後、羽多子さんは康太くんに家を売るか譲るかするのでしょう。
そして羽多子さんは東京に移住。
羽多子さんの出番はこれで確実に増えるはず。
羽多子さんが大好きなブログ主は大歓迎の展開です。
ラジオドラマ『やさしいライオン』
のぶちゃんと嵩くんが四谷のマンションに引っ越した頃、ラジオドラマの脚本の依頼を嵩くんは引き受けます。
元々、別の作家に任せていた脚本が放送に間に合わない。
放送に穴を空けないために、ラジオドラマの脚本を一晩で仕上げてほしいという依頼です。
振り返ってみると嵩くんが高知新報に入社できたきっかけは、ある日の朝刊の紙面に穴が空きそうなところを嵩くんがイラストで穴埋めの貢献をしたことでした。
その後も嵩くんは月刊くじらの誌面に穴が空きそうなところで活躍。
高知新報の東海林さんの言葉を借りるなら「困ったときのメガネくん」のようなポジションに今週も嵩くんは立つわけです。
さて、上に記した依頼を引き受けた嵩くん。
以前書いたことがある『やさしいライオン』というストーリーを書き直して脚本を仕上げることにします。
本作は無事にラジオで放送され、その放送は登美子さんと千代子さん・・・
そして、あの手嶌治虫も聴いている!という思わせぶりなところで今週は終了です。
【史実】『やさしいライオン』
ドラマでは『やさしいライオン』がきっかけとなり、これから何かが始まる予感をただよわせながら今週は終了します。
では史実では何があったのか。
リアルの『やさしいライオン』は、リアル嵩くんにとって大きな転機となっています。
昭和42年(1967年)春。
当時、『現代劇場』というラジオドラマを放送していた文化放送はピンチに。
その日の放送のための脚本を依頼していた脚本家の作品が間に合わず、放送の穴が空きかねない。
そんなピンチにおちいるわけです。
そこで、その頃「困ったときのやなせさん」と呼ばれ、頼めばたいがいのことを引き受けてくれたリアル嵩くんに脚本家のピンチヒッターを依頼。
リアル嵩くんはラジオドラマ『やさしいライオン』を一晩で完成させました。
すると、リアル嵩くんが一晩で書き上げて放送されたラジオドラマ『やさしいライオン』は大評判になり絵本の出版につながりました。
出版された絵本『やさしいライオン』も大ヒット。
気をよくした出版社はもう一冊絵本を出してみないかとリアル嵩くんにオファー。
そのオファーを受けてリアル嵩くんが出版した新たな絵本が、なんとあの『アンパンマン』でした。
アンパンマンはそれまで姿形のないキャラとして構想だけはありました。
姿形を持ったアンパンマンが誕生した記念すべき瞬間。
それが絵本『アンパンマン』の出版です。
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