あんぱん

嵩が漫画コンクール応募 / あんぱん 第113回

2025/9/3(水)第23週「ぼくらは無力だけれど」

あらすじ

ある日、のぶは週刊誌が主催する漫画コンクールを見つけました。

のぶはその漫画コンクールに挑戦してみてはどうかと嵩に提案。

のぶに背中を押された嵩は応募を決意しました。

しかし嵩は漫画のアイデアが浮かばず苦悩し、そんな嵩のことがのぶは心配でした。

のぶは嵩に言いました。

コンクールの結果よりも、描きたい漫画を描くことに意味があるのではないかと。

しかし嵩は自分にもプライドがあると言って何日も仕事部屋にこもってしまいました。

そして嵩は心配するのぶに言いました。

この漫画コンクールで賞を取れなければ漫画家をやめると。

参考:地デジ番組表

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鑑賞後の感想

感想欄は放送後に追記します。

予習レビューと史実のリアルエピソード

手蔦治虫

今週、ついに天才漫画・手蔦治虫が本格登場します。

手蔦治虫の本格登場を機に、これまでの嵩くんと手蔦治虫の接点を振り返ってみます。

接点と言っても一回を除いてすべて間接的な接点ばかりでしたが。

最初の接点は高知新報時代でしょうか。

のぶちゃんが高知新報をやめて上京してしまったことでスランプにおちいった嵩くん。

その嵩くんを励まそうとして東海林さんが見せた漫画が手蔦治虫の作品でした。

若い才能に触れることによって嵩くんは発奮するだろうと東海林さんは考えたものの、逆に嵩くんを余計に落ち込ませることに。

次が三星百貨店時代。

お芝居のポスターの仕事を担当した際に、そのお芝居の演出家がこれ読んでみなとくれたのが手蔦治虫の漫画でした。

この時も嵩くんは手蔦治虫の才能に圧倒されて落ち込むばかり。

その後、手蔦治虫は嵩くんのストレスのもとみたいになってしまいます。

そんなある日、嵩くんはカフェで手蔦治虫と遭遇。

漫画の才能が豊かなばかりでなくあり得ないほどの好青年ぶりに嵩くんはますます落ち込むことに。

手蔦治虫は常に嵩くんをおびやかす存在として描かれ続けてきました。

そんな手蔦治虫がいよいよ嵩くんに声をかけてきます。

手蔦治虫が嵩くんに声をかける目的は、靴ヒモの結び方を教えるためではなく、なんと仕事の依頼です。

アニメ映画『千夜一夜物語』

今週、嵩くんは漫画コンクールにエントリー。

帽子をかぶるのぶちゃんの姿に着想を得たキャラクターが主人公の『ボオ氏』という漫画の執筆に没頭します。

そんな中で手蔦治虫から電話がくるらしい。

どうやら嵩くん不在時に電話がくるみたいです。

なので、手蔦治虫から電話が来たと言っても嵩くんは何かのイタズラだろうと相手にしない。

電話には返事をせず放置することに。

その後、嵩くんは漫画コンクールで大賞を受賞。

のぶちゃんと嵩くんが喜びにわく中、再び手蔦治虫から電話がきます。

電話の目的は仕事の依頼。

依頼内容は、これから制作するアニメ映画『千夜一夜物語』のキャラクターデザインを手がけてほしいという依頼です。

嵩くんのもとには、これまで様々なジャンルの天才たちから仕事の依頼がきました。

しかし、ようやく漫画の天才から漫画の仕事の依頼が入るわけです。

しかもその漫画の天才は、これまでずっと嵩くんを悩ませ続けてきた天才です。

【史実】アニメ映画『千夜一夜物語』

嵩くんが天才漫画・手蔦治虫からアニメ映画『千夜一夜物語』のキャラクターデザインを任されるエピソードは史実のリアルエピソードがモチーフになっています。

史実でも始まりは一本の電話でした。

ドラマの中で再現されている通り、最初の電話をリアル嵩くんはイタズラ電話だと認識していたようです。

当時のリアル嵩くんから見て、手塚治虫は雲の上の存在でした。

そんな人から電話が来るわけないと考えるのは自然なことです。

そして二度目の電話によってリアル嵩くんはそれがイタズラ電話でないことを理解します。

ちなみに実際には電話は手塚治虫氏本人ではなく手塚治虫のプロダクション・虫プロのプロデューサーからだったようです。

電話の要件は次のとおり。

・虫プロで長編アニメ映画の製作が決まった
・美術監督をやなせ君に任せることになった
・手塚治虫はじめ皆で話し合った結果だ

言うまでもなくリアル嵩くんはこの仕事を快諾。

手塚治虫との仕事はリアル嵩くんのその後の仕事に大きな影響を与えました。

そして手塚治虫はリアル嵩くんの仕事に大いに満足しました。

良い仕事をしたお礼にと、手塚治虫はリアル嵩くんに短編アニメ映画を制作する機会をプレゼントします。

制作費は手塚治虫がポケットマネーから捻出。

完成されたアニメ映画『やさしいライオン』はその後、文部省選定を受けて昭和45年(1970年)に一般公開されました。

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