2025/9/22(月)最終週/第26週「愛と勇気だけが友達さ」
あらすじ
のぶが撮影したミュージカル会場の写真を見ていた嵩は、ある人物がその写真に写っていることに驚きました。登美子がこっそり会場に来ていたのです。羽多子は言いました。登美子は柳井嵩のファンなのだろうと。
その数日後、のぶ、羽多子、そして登美子の三人は一緒に高知へ旅行に行くことになりました。出発前夜、のぶと羽多子は結太郎や次郎など亡くなった人のことを思い出していました。羽多子はまた、アンパンマンはのぶと嵩の子供だとも言いました。
その日、登美子は柳井家に初めて泊まりました。嵩は登美子がミュージカルの会場に来ていた礼を述べました。そして嵩と登美子は、これまでのお互いの人生を語り合いました。翌朝、のぶ、羽多子、登美子の三人は高知へと旅立ちました。
数日が経過し、のぶが旅行から帰ってきました。写真を現像するために写真屋に足を運んだのぶは、そこで店主から声をかけられました。店主の孫はアンパンマンが大好きで、毎晩読んでくれとせがまれているのだとのぶに語りました。
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感想
登美子さん
今回は登美子さんが意外な姿を見せ続けてくれました。
「意外な姿」は嵩くんが出征するとき以来。
しかし今回の「意外な姿」は出征の時とは異なる初めて見せる姿ばかりです。
まずはのぶちゃんが撮影した写真に写っていた登美子さん。
観客席に並んで座る羽多子さんと登美子さん。
いつもなら羽多子さんが楽しそう、富美子さんは退屈そう。
そんな組み合わせのこの二人ですが、今回は登美子さんの方が楽しそう。
登美子さん、よほど楽しかったのでしょう。
羽多子さんは言いました。
登美子さんは柳井嵩先生のファンなのだろうと。
次の場面は「ファン」であることがよくわかる描写でした。
柳井家にやって来た編集者がアンパンマンの評判の悪さをこれでもかというくらい口にする。
何か言い返したいところだけど嵩くんの仕事の関係者だけに言うに言えないのぶちゃん。
するとのぶちゃんの言いたいことを、あるいはそれ以上のことを登美子さんが言ってくれました。
お腹が空いている人がいても見て見ぬフリをすることの方がグロテスク。
言いたいことがあるのなら自分の意見としておっしゃい。
卑怯者!
羽多子さんが言ったとおり、登美子さんは柳井嵩先生の熱烈なファンでした。
登美子さんが初めて見せる姿。
しかし登美子さんのような空気を読めないキャラだからこそ出来る芸当とも言えます。
その日の夜、これまでズルく生きてきたと打ち明ける登美子さん。
きっと無理をして生きて来たんでしょう。
そして、無理をして生きてきたことを打ち明けて肩の荷が軽くなったらしい登美子さん。
翌朝、旅立つ嵩くんの無事を祈願し、嵩くんの背中に手を合わせる。
嵩くん本人がいる前で、息子への愛情を素直に見せた初めての瞬間かもしれません。
そして、もしかすると登美子さん退場のフラグかもですね。
のぶちゃんと羽多子さん
アンパンマンは、のぶちゃんと嵩くんが育てた子供と語る羽多子さん。
本当にその通りだと思います。
アンパンマン、なかなか世間から認められず落ちこぼれの子供でした。
今回の冒頭でも編集者から評判の悪さを指摘されるほど。
同様のネガティブなレビューを、のぶちゃんも嵩くんも繰り返し聞かされて来たのでしょう。
でも、のぶちゃんも嵩くんもアンパンマンをあきらめませんでした。
そしてついにミュージカル化されるところまでアンパンマンは育ちました。
さて、高知旅行から帰ってきたのぶちゃん。
フィルムを現像に出しに行くと写真屋さんの主人が気になることを言いました。
孫がアンパンマンが大好き。
毎晩、読んでくれとせがまれる。
のぶちゃんと嵩くんがまだ気がついていないところでアンパンマンがブレイク寸前のところまで来ていることを暗示するフラグが立ちました。
アンパンマン、そろそろ飛び立つのでしょうか。
今週の主なトピック
最終週/第26週「愛と勇気だけが友達さ」の主なトピックは次の4つです。
1:『アンパンマン』のテレビアニメ化
 2:蘭子ちゃんと八木さんの関係
 3:のぶちゃんの病気
【その1】『アンパンマン』のテレビアニメ化
最終週を迎え、いよいよ『アンパンマン』が大ブレイクします。
『アンパンマン』のテレビアニメ化です。
ある日、テレビプロデューサーの武山恵三という人物が嵩くんを訪問。
『アンパンマン』をテレビアニメ化したい旨、希望を述べるものの嵩くんはこれを拒否。
『アンパンマン』のテレビアニメ化のオファーを受けたのはこれが初めてではないらしい。
そして前回のオファーの際には、嵩くんは一度は話に乗ったようです。
しかし、テレビ局側が『アンパンマン』の内容に干渉。
あそこを変えろ、ここを変えろと言われたようです。
それに嫌気がさしたので嵩くんはテレビアニメ化のオファーを拒否。
しかし武山さんのアンパンマン愛は本物でした。
そして武山さんのアンパンマン愛を見抜いたのはのぶちゃん。
のぶちゃんが嵩くんにテレビアニメ化のオファーを受け入れるように背中を押し、のぶちゃんの言葉を信じた嵩くんはテレビアニメ化を承諾。
こうしてプロジェクトが始まります。
そして放送が始まると『アンパンマン』は想像を超える大ヒット。
ついに『アンパンマン』は多くの子供たちのヒーローになる日を迎えます。
のぶちゃんの心からの願いが実現するわけです。
【その2】蘭子ちゃんと八木さんの関係
最終週でようやく蘭子ちゃんと八木さんの関係に進展が見られます。
前々週で戦争経験者への取材と執筆の活動を始めた蘭子ちゃん。
その後もその活動を続け、今週は海外の難民キャンプの取材にまで行くほどに。
蘭子ちゃんは海外取材を八木さんに報告。
八木さんは蘭子ちゃんのことが心配らしい。
しかし八木さんが止めたところで蘭子ちゃんは渡航をやめたりはしないでしょう。
蘭子ちゃんの渡航は、蘭子ちゃんの誕生日の直前でした。
そこで八木さんは、蘭子ちゃんにバースデーカードをプレゼント。
そのバースデーカードは封筒の中に入っています。
そしてその封筒にはもう一つあるモノが。
そのあるモノが蘭子ちゃんと八木さんの関係を決定づける小道具なのですが、それが何なのかは本欄では伏せておきます。
なお、封筒の中のあるモノを見つけた蘭子ちゃんは固まってしまいます。
固まった蘭子ちゃんに対して八木さんが一言だけ言うんですう。
「考えておいてくれ」と。
ドラマの中の蘭子ちゃんと八木さんの関係の描写は以上で終わり。
しかし、最終回のその先で蘭子ちゃんと八木さんの関係がどのように進展するのか、はっきりと分かるような二人の結末が今週描かれます。
【その3】のぶちゃんの病気
テレビアニメ『アンパンマン』が大ヒットし、嵩くんはますます多忙に。
今週の嵩くんはアシスタントを何人も雇うような状況になるようです。
そんな中でのぶちゃんの病気が発覚します。
しかもかなり重い病気です。
余命数ヶ月とまで宣告されます。
嵩くんと一緒に過ごせる時間は残りわずかであることを静かに受け入れるのぶちゃん。
嵩くんもまた、のぶちゃんとの時間を大切にしようと心に決めます。
最終週はそんな悲しすぎるエピソードも描かれます。
しかし、最終回はおそらくハッピーエンドで迎えることが出来ると思います。
のぶちゃんが余命数ヶ月と宣告されながら、どうしてハッピーエンドを迎えることが出来るのか。
詳細は伏せておきます。
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登美子さん、編集者に正論ぶちかます。カッコいい。本当に日本の文芸、映画評論家はどうしようもない馬鹿が多い。他人の作品を批判する時、相手から斬り殺されてもいい(文章で)覚悟のある評論家ってほとんどいないだろうな。安全な所から悪口書くしか能な無いなら、そこらのネット民と大して変わらん。あっ石橋蓮司さん、久々の良い役(この人がヤクザの親分すると大概、悲惨な殺され方するんだよな「アウトレイジ」、「孤狼の血」、三池監督の「牛頭」、「トーキョーバイス」、あと三浦友和さん山口百恵さん主演の「霧の旗」では真犯人、でも一番好きなのは「浪人街」の時の居合の達人の役、メッチャカッコ良かった。)
あの世では生前の最も良い頃の容姿になるお
Gメンのボスが言っていたよ
八木さんと蘭子の絡み、最終週まで続くのか
いちいち双方の年齢調べないけど、現代以上に昭和では齢取るのが早いぞ
「黄昏流星群」愛読しているワイ、生々しさの欠落や関係進展のダラダラ感にどうにもリアリティがないなあと
史実では のぶちゃん没後 嵩は20年 長生きしています。その間の活躍ぶりを是非スピンオフして欲しいです。もちろん のぶちゃんとの思い出も交えて❣️
のぶちゃん心配。のぶちゃんが亡くなれば朝ドラ東京制作版は2023年の「らんまん」、2024年の「虎に翼」に続いて3作続けてヒロインの死を描いた朝ドラになってしまう。その間の大阪制作版の「ブギウギ」と「おむすび」はまずまずの形で終わっている。ネタバレではハッピーエンドで終わるみたいだけどハッピーエンドにも中味はいろいろあるからやはりこの「あんぱん」も最後が気になる。