2025/7/11(金)第15週「いざ!東京へ」
あらすじ
のぶたち「月刊くじら」編集部の面々が東京にやってきました。さっそく取材対象である「ガード下の女王」を探し始めるものの、簡単には見つかりませんでした。そんな中、編集部の面々は屋台のおでんを食べました。
食事を終え取材を再開すると、嵩、東海林、岩清水の三人が腹痛を訴え始めました。のぶは通りすがりの女性に助けを求め、嵩たちは翌日には回復。のぶは、助けてくれた女性に「ガード下の女王」のことを尋ねるものの、手がかりは得られませんでした。
一方、高知では蘭子がのぶの家を訪問。留守番をしていたメイコは、会わせたい人がいると言って蘭子を闇市に連れて行きました。メイコは、蘭子を健太郎に会わせるつもりでした。しかし健太郎はすでに店を閉め姿を消していました。
のぶたちが東京出張の最終日を迎えました。他の取材は終えたものの、「ガード下の女王」には会えていませんでした。そんな中、手がかりをつかんだのぶたちが雀荘に向かうと、そこにいたのは嵩たちを助けた女性でした。
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感想
ガード下の女王
今週のサブタイトルは「いざ!東京へ」ですが、このサブタイトルがようやく回収。
のぶちゃんや嵩くんたちが東京に到着しました。
しかし、高知よりも人口が多い分だけ東京の状況はひどかった。
華やかだった頃の東京をよく知る嵩くんはどれほどショックが大きかったことか。
焼け野原を見て言葉を失う嵩くんの表情が忘れられません。
そんな中で一行は取材を開始。
「ガード下の女王」を探しまった場所は有楽町でしょうか。
今の有楽町のガード下にはおしゃれな飲食店が並んでいますが、かつてはこんな状態だったのかと愕然。
有楽町のすぐ隣が銀座です。
健ちゃんが「銀座は柳井くんの縄張り」と言いましたが、その縄張りにかつての面影はまったくありませんでした。
嵩くん、東京とは別の街に来てしまったような気がしているんじゃないでしょうか。
一方、これが初めての東京となるのぶちゃんは、東京にようやく来れたと感慨深げ。
そして空腹の四人はおでんの屋台へ。
おでんの食中毒騒動。
これは実話がモチーフのエピソードです。
ただしリアルでは、おでんの具材を闇市で買ってきて宿で食べて食あたりを起こしたそうですが。
さて、食あたりでうずくまる男性陣。
のぶちゃんが助けを求めた通りすがりの女性はなんと・・・
しかしのぶちゃんたちは取材対象の人物の顔を知りません。
なので自分たちを助けてくれた人が「あの人」だと想像すらできない。
のぶちゃんがその女性に「ガード下の女王」のことを尋ねても、その女性は知らん顔。
しかし、その女性こそが「ガード下の女王」であると最後の最後に分かりました。
そして、続きは次週。
メイコちゃんの恋
前回までのメイコちゃんと健ちゃんの描写を見て心配をしていました。
お年頃になった今週のメイコちゃんは、積極的に健ちゃんに近づいて行こうとしました。
一方の健ちゃんは、メイコちゃんの幼い頃の印象が強すぎるのか、メイコちゃんがいまだにノラクロにしか見えないらしい。
しかもメイコちゃんの気持ちにはまったく気がついていない。
そんなギャップの中、ある日、健ちゃんが嵩くんに言いました。
闇市の店を閉めるつもりだ。
高知を去ることも考えている、みたいなことを。
メイコちゃん、大ピンチ!と思っていたら・・・
今回、すでに健ちゃんはいなくなっていました。
メイコちゃんが蘭子ちゃんに「会わせたい人がいる」と言った時点で悪い予感はしていたのですが。
もし今回、メイコちゃんが蘭子ちゃんを健ちゃんに紹介できていたら。
メイコちゃんの状況は少しは進展があったかも。
メイコちゃん、気の毒でなりません。
次週にはメイコちゃんにとって最良の形で事態が回収されますように。
次週
次週は色々な出来事がいっぱい詰まった週になりそうです。
さらに、懐かしい顔ぶれの再登場も。
八木さんとそしてヤムおじさんが予告映像の中に出てきた時は感激もひとしおでした。
八木さんは軍隊時代とは異なり明るい顔をしている!
これにはびっくりです。
しかし・・・
ヤムおじさんの顔はどこか寂しそう。
さらにヤムおじさんのセリフはさらに寂しそう。
「アンパンの焼き方なんか忘れちまったよ」
次週はアップダウンの激しい週になりそうです。
76: 7/14(月) 薪鉄子と出会うのぶと嵩
77: 7/15(火) 東京で八木と再会する嵩
78: 7/16(水) 鉄子がのぶを引き抜く?
79: 7/17(木) 釜次のための漫画描く嵩
80: 7/18(金) 草吉が朝田家に姿を現す
予習レビューと史実のリアルエピソード
今週のサブタイトル「いざ!東京へ」について
今週のサブタイトルは「いざ!東京へ」です。
周知のとおり、史実ではリアル嵩くんとリアルのぶちゃんは結婚後は東京で生活し仕事をします。
なので、いよいよそんなフェーズに入るのかと思ってしまいがちなサブタイトルですが、今週の「東京」は、移住ではなく出張旅行です。
今週、のぶちゃんは社内で異動があり新聞記者から雑誌の編集者に転身。
嵩くんものぶちゃんが勤務する高知新報に入社し、のぶちゃんと同じ雑誌の編集室に配属されて雑誌の編集者になります。
そして、その雑誌の取材の行き先、それが東京です。
戦時中、嵩くんは銀座で買った赤いハンドバッグをのぶちゃんへのお土産として持参し御免与に帰省。
その時の嵩くんの願いは、その赤いハンドバッグを持ったのぶちゃんが銀座の街を闊歩する姿を見ることでした。
残念ながらあの頃は愛国の鑑だったのぶちゃんはハンドバッグの受け取りそのものを拒否。
嵩くんの願いは叶いませんでした。
かつてそんな願いを持っていた嵩くん、今週ついにのぶちゃんとともに東京へ行く日を迎えす。
ただし、今週描かれる東京はまだ焼け野原のはずです。
銀座界隈は、空襲の標的にはされず焼け残った建物もありますが、それはごく一部。
のぶちゃんが赤いハンドバッグを持って銀座を闊歩する姿はまだしばらく先になるかと思います。
ちなみに数週先で赤いハンドバッグがストーリーの中で回収されます。
【史実】リアルのぶちゃんとリアル嵩くんの「いざ!東京へ」
今週のドラマの中で描かれる東京出張は史実をモチーフにしたエピソードです。
リアルのぶちゃんとリアル嵩くんも雑誌の取材のために東京への出張旅行を経験しています。
リアルのぶちゃん、そしてリアル嵩くんを含む三名の男性社員、計四名での旅でした。
ドラマの中でのぶちゃんたちが携わる『月刊くじら』の実在モデル『月刊高知』。
その創刊号が発売されたころに、リアルのぶちゃんたちは東京へ取材旅行に行きました。
取材の対象は、高知県出身の代議士、東京で人気の盛り場などなど。
高知新聞の東京支社の一室で宿泊し、そこを拠点に取材にまわったということです。
また東京滞在中には出張中の面々の間で食中毒騒動が発生。
リアルのぶちゃんを除く三名の男性が、闇市で買ってきたおでんの具材にあたり、リアルのぶちゃんが三名の看病をすることになる。
そんなこともあったそうです。
また、食あたりに遭った三名の男性社員のうち、リアル嵩くんが一番早く回復。
リアルのぶちゃんとリアル嵩くんが二人きりで買い出しか何かに行くことになり、その際にリアル嵩くんは喜びを感じたみたいな記述が著書に残されています。
なお、リアルのぶちゃんとリアル嵩くんがともに上京するのはまだしばらく先のことです。
ドラマの中ののぶちゃんと嵩くんの上京も先の話ですが、次週にはのぶちゃんの上京のフラグが立つようです。
ドラマは次週も引き続き東京が舞台
次週のドラマの舞台も引き続き東京です。
次週は、週の前半の舞台が東京になることが予想されます。
そして、次週ついに、のぶちゃんが東京に移住するフラグが立ちます。
のぶちゃんの東京への移住は、嵩くんの東京移住のきっかけにもなります。
なので、のぶちゃんと嵩くんの東京暮らしのフラグが次週立つと言っても差し支えないかと思います。
では、どのような形でフラグが立つのか。
フラグが立つ際に登場するのが、戸田恵子さんが演じる新キャラ・薪鉄子です。
薪鉄子は高知出身の代議士です。
史実では、リアルのぶちゃんは高知出身の代議士から秘書をやってもらえないかと依頼を受け、その依頼を受けるために上京しています。
そのリアルのぶちゃんのエピソードがドラマの中で再現されるものと思われます。
あんぱん|感想あらすじネタバレトップページ
なんかこの感じ「虎と翼」も思い出すなあ。
確かに暑いのに練り物は危ない。寿司屋でもないと氷の冷蔵庫さえ無い時代、夏におでんは無いよな。闇市の親分衆と子供達の居場所をかけて、卓を囲む薪先生、まるで「仁義なき戦い」か「麻雀放浪記」みたい。音楽も「仁義なき戦い」風だったし。
多分朝ドラ史上最も軽い戦後描写なんだと思ってしまうんだ、ワイとしてはさ🤷