2025/9/12(金)第24週「あんぱんまん誕生」
あらすじ
上京した東海林が高知に帰ってから数日後のこと。
柳井家に琴子から手紙が届きました。
琴子からの手紙には東海林が柳井家を訪れた本当の理由が書かれていました。
東海林が上京した理由を手紙で知ったのぶと嵩は言葉を失いました。
琴子からの手紙が届いた日の夜。
嵩は何かに突き動かされるように絵を描き始めました。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
手嶌治虫からのお礼
前週、手嶌治虫から嵩くんに依頼があったアニメ映画『千夜一夜物語』のキャラクターデザインの仕事が完了。
嵩くんは仕事をやり遂げ、映画が無事に公開。
さらに劇場公開された同作が大ヒットするまでが描かれますが、この仕事にはまだ続きがあるようです。
この手嶌治虫からのお礼は史実をモチーフにしたエピソードです。
実際には何があったのか。
以下にその概要をまとめてみました。
【史実】手塚治虫氏からのお礼
映画『千夜一夜物語』が公開され大ヒットを記録。
手塚治虫氏はリアル嵩くんの仕事に心から満足しお礼をしたいと申し出ました。
お礼と言っても食事をご馳走するとかそんなレベルの話ではありません。
短編アニメ映画をリアル嵩くんに好きなように作っていいという提案がお礼です。
短編とは言えそれなりの制作費はかかるはずです。
その制作費をお礼として全額出すので短編アニメ映画をリアル嵩くんに好きなように作ってみないかという破格のお礼です。
この手塚治虫氏のお礼の提案に対して虫プロの幹部たちは猛反対したそうです。
何故なら映画『千夜一夜物語』は大ヒットこそしたものの、大ヒットで得た興行収入を上回る制作費によって赤字を出していたからです。
虫プロの幹部たちの反対によって、虫プロとしてリアル嵩くんにお礼をすることはできなくなりました。
すると手塚治虫氏はポケットマネーで制作資金を提供。
手塚治虫氏はそこまでしてでもリアル嵩くんにお礼をしたかったのだそうです。
それほどまでにリアル嵩くんの仕事に満足したということなのでしょう。
そんな経緯を経てリアル嵩くんは短編アニメ映画を初めて制作することになりました。
そして映画化する題材として取り上げられたのがドラマの中にも登場する『やさしいライオン』です。
アニメ映画『やさしいライオン』
手塚治虫氏のポケットマネーによって提供された資金。
そして好きなように自由に作っていいという好条件のもと、リアル嵩くんはラジオドラマの脚本『やさしいライオン』を映画化。
28分間の短編アニメ『やさしいライオン』を完成させました。
ほどなくして本作はいくつもの映画賞を受賞しました。
また昭和45年(1970年)には文部省選定作品に。
文部省選定を機に同作品は劇場公開される運びになりました。
ところでドラマの中で、羽多子さんがうっかり引き受けてしまったことで嵩くんが手がけることになったラジオドラマ『やさしいライオン』。
このラジオドラマ『やさしいライオン』が放送を手嶌治虫も聴くのだそうです。
手嶌治虫が『やさしいライオン』を聴いてどのような反応を示すのかは不明です。
しかし、手嶌治虫と『やさしいライオン』の接点がすでに描かれていることから今週中に何らかの形で回収されるものと思われます。
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