ばけばけ

トキと小谷がランデブー / ばけばけ 50回

2025/12/5(金)第10週「トオリ、スガリ。」

あらすじ

松野家の面々に背中を押された小谷は、トキを正式にランデブーに誘いました。

そして迎えたランデブーの日。

小谷がトキを案内したのは、トキがこよなく愛する怪談の舞台である清光院でした。

清光院をよく知るトキはいつの間にか小谷をリード。

そんな中、ついに小谷がトキに気持ちを打ち明けようとしました。

参考:Yahoo!テレビ

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鑑賞後の感想

感想欄は放送後に追記します。

予習レビューと史実のリアルエピソード

風邪で寝込むヘブンさん

今週、ヘブンさんが風邪で寝込んでしまいます。

松江の冬の厳しい寒さに耐えかねたヘブンさんは体調を損ねてしまうようです。

そして家で寝込んでしまうヘブンさん。

そのヘブンさんの見舞いをするために教え子の一人である小谷くんがやってきます。

この小谷くんの来訪が恋バナの展開のきっかけになることは火曜日の本欄に記したとおりです。

ほどなくしてヘブンさんの体調は回復。

元気になったヘブンさんはトキちゃんと小谷くんとともに清光院へ。

以前、トキちゃんが銀二郎くんと一緒に足を運びお互いに怪談好きであることを確認し合った場所です。

血の跡がついている井戸のある場所です。

トキちゃんはそこで怪談オタクぶりを発揮。

おそらくヘブンさんもその場所をすっかり気に入るのでしょう。

しかし小谷くんだけは「怪談オタク」の二人についていけない。

そして小谷くんのトキちゃんへの恋心は冷えてしまいます。

ヘブンさんの風邪がきっかけで始まった小谷くんの恋は、ヘブンさんの体調の回復で終了です。

ところでドラマの中では上記のような扱われ方をしたヘブンさんの風邪。

この風邪は史実では極めて重要な意味を持ったイベントなのです。

【史実】ラフカディオ・ハーンの風邪

史実では「風邪」が女中を雇うきっかけでした。

明治24年(1891年)正月、ラフカディオ・ハーンが松江にやって来て初めて迎える冬は厳しい寒波に見舞われ極寒の冬でした。

ただでさえラフカディオ・ハーンは寒さが苦手でした。

そこへ例年にない寒波。

ラフカディオ・ハーンにとってはそれまでの人生で経験したことがない寒さでした。

そんな中でラフカディオ・ハーンは熱を出して寝込んでしまいました。

意識が混濁するような状態にまでなったのだそうです。

その頃、ラフカディオ・ハーンは借家住まいをしていましたが女中は雇ってはいませんでした。

なので寝込んでしまったラフカディオ・ハーンの面倒を見ていたのは錦織くんの実在モデルである西田千太郎でした。

しかし西田千太郎も病弱な体質でした。

ラフカディオ・ハーンの回復が見えてきたころに今度は西田千太郎が寝込んでしまいました。

ラフカディオ・ハーンはこれ以上、西田千太郎に頼るわけにはいかなくなりました。

そこでラフカディオ・ハーンは女中を雇うことに決めたのです。

【史実】女中の給金

ドラマの中ではトキちゃんがヘブンさんから受け取っている給金は月額20円。

初任給の10円は銭太郎さんに返済し、残りの10円は三之丞くんに渡しました。

給金は史実ではどうだったのか。

ざっくりと以下の通りです。

小泉セツさんがラフカディオ・ハーンから受け取っていた給金は月額15円でした。

ただし女中になった際に支度金として20円を支給されています。

小泉セツさんは支度金として受け取った20円はすぐに返済にあてました。

そして毎月受け取る15円の給金のうち10円を返済に充てることにしました。

なお、小泉セツさんが女中になった当時は、三之丞くんの実在モデルである小泉藤三郎が多額の借金を作ったところでした。

借金の額は150円。

一方松野家の実在モデルの稲垣家の借金はその頃返済が終わっていたと言われています。

そのため小泉セツさんがラフカディオ・ハーンの女中になると決めた最大の理由は、生家を救うことにありました。

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