2025/3/25(火)最終週/第25週「おむすび、みんなを結ぶ」
あらすじ
詩が歩のもとにやって来てました。そして、家に泊めてほしいと言う詩を歩は受け入れました。詩は自立援助ホームの中に自分の居場所を見出せず、ホームを逃げ出すと歩にもらった名刺をたよりに歩のもとにやって来たのです。
詩が歩のもとにやって来たことを聞かされた結も駆けつけ、詩の体調を案ずる結も米田家に泊まることにしました。そして詩が眠っている間に、結は詩が食べるものを用意し、その結の姿に歩は感心しました。
次の日、結は翔也と花を連れて詩のもとに足を運びました。その日の夜、花も神戸の家に泊まり詩との会話を楽しみました。そして詩は安室奈美恵が好きだと花が家族に告げると、真紀のことを思い出した歩は激しく動揺しました。
明くる日、歩は詩を自分の店に連れて行きました。詩に検品の仕事をさせてみるつもりだったのです。一方、詩に初めて会ったチャンミカは詩が真紀とそっくりであることに驚きました。そしてチャンミカは、詩をどうするつもりなのかと歩に尋ねました。
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感想
詩ちゃんと歩ちゃん
前回の最後に再登場した詩ちゃん。
先週描かれた詩ちゃんの退院の日、自立援助ホームに引き取られることが決まった詩ちゃんの表情は不安でいっぱいでした。
あの時の不安な表情が再登場によって回収されました。
詩ちゃん、どうやら歩ちゃんに対して心を開いたらしい。
もともと動画を見て詩ちゃんは歩ちゃんに憧れていたのかもしれません。
やっと心を許せる人を見つけられた直後の退院。
退院=お別れです。
詩ちゃん、不安になるのは当たり前かと。
そして、詩ちゃんが不安を感じたとおり、自立支援ホームでは自分の居場所を見出せなかったようです。
しかし、歩ちゃんと出会っていたのは不幸中の幸いでした。
そして詩ちゃんはまだ知らない、今後も知ることはないと思いますが、真紀ちゃんにそっくりなことで歩ちゃんに強い印象を残せたことも幸いでした。
今後、歩ちゃんは詩ちゃんにどう対応するのか。
今回、そのフラグが立ったような気がします。
詩ちゃんのために、結ちゃんが食べるものを用意する場面です。
歩ちゃんは家事と子育ての経験を積んだ結ちゃんの姿に感心しました。
様々な経験を積んできた歩ちゃんですが、その一方で家事と子育てと仕事の両立という難題を歩ちゃんは経験していません。
そんな経験がないことを改めて自覚したらしい歩ちゃん。
その歩ちゃん自身が、これから同様の経験をすることになるフラグ。
それが結ちゃんの家事の場面だったような気がします。
本作が後半に入って描かれたスピンオフの中で「主役の風格」を見せた歩ちゃん。
最終週も歩ちゃんの「主役の風格」がメインのお話になるような展開になって来ました。
神戸のマンションの家賃
ところでネット上では神戸の米田家の家賃負担をめぐって様々なツッコミを見かけます。
神戸の米田家の家賃は誰が負担しているのかと。
結ちゃんは大阪の病院に勤務し、花ちゃんも女子サッカーの大阪代表なので大阪を離れられない。
ということは結ちゃん一家は今も大阪住まい。
結ちゃんと花ちゃんの事情がなければ、結ちゃん一家は神戸の米田家に引っ越してしまうのが一番合理的なのですが、そうもいかない。
すると神戸の米田家は結ちゃん一家が負担しているのか?
しかし病院勤務の管理栄養士の給料は決して高くない。
翔也くんが引き継いだヘアサロンヨネダはそれほど繁盛しているようには見えない。
それどころか固定客が離れたことだって考えられる。
結ちゃん一家の家賃の二重負担は無理なのではないかと。
そんな疑問は今回解消されました。
どうやら神戸の家は歩ちゃんが住むことになったらしい。
歩ちゃんが一人暮らしするには広すぎるのかもしれません。
しかし歩ちゃんの会社の経営状況から考えてみて、歩ちゃんならもっといい場所のタワマンに住むことだって余裕でできるレベルです。
なので神戸のあのマンションなら歩ちゃんにはそんなに負担にはならないかと。
ところでネット上ではもう一つの議論があります。
それはナベべが詩ちゃんを引き取るのであろうという予想です。
こちらも間も無くどのように決着がつくのか答えが出るものと思われます。
予習レビュー
聖人さんと愛子さんが糸島に移住
糸島で、大事な母と大事な夫の三人で暮らしたかった愛子さん。
神戸で、恩返しの余生を送るつもりでいた聖人さん。
前週ではすれ違いもいろいろとありましたが、ついに聖人さんが愛子さんの気持ちを受け入れ、二人は糸島に移住することになりました。
今週は二人が神戸を離れる直前のタイミングからスタートするようです。
さて、聖人さんと愛子さんがいよいよ神戸を離れるというタイミングで、翔也くんのお母上の幸子さんが久しぶりに登場します。
愛子さんは幸子さんに言います。
糸島でイチゴ栽培を始めるつもりなのだと。
いつぞや幸子さんが神戸にきたとき、イチゴ栽培の面白さを熱く語る場面があり、そのあとから愛子さんがイチゴ栽培に興味を持ち始めました。
一連のイチゴ栽培エピソードが最終週に回収されるようです。
一方で、神戸を離れる愛子さんには心配なことが一つだけありました。
翔也くんはヘアサロンヨネダを引き継ぐことになるのですが、翔也くんは無理をしているのではないかと愛子さんは心配するわけです。
しかしそんな心配を一蹴してくれるのが幸子さん。
翔也くんのことを深く理解する幸子さんが、翔也くんは決して無理などしていないと言い切りう愛子さんを安心させてくれます。
幸子さん、最終週にいい仕事をしてくれるようです。
糸島移住後の愛子さん
聖人さんと愛子さんが糸島に移住して一年ほど経った2025年1月。
そのころには愛子さんの悲願であったイチゴ栽培も始まり「よねだイチゴ農園」がすでに始まっています。
「よねだイチゴ農園」はただ単にイチゴの栽培をするだけではありません。
佳代さんが地元の子供たちを対象にして体験農業の指導を行うなど、地域に根ざした活動も行われているのだとか。
愛子さん、こんな構想を持っていたとは。
実家から絶縁されて身寄りのなかった愛子さんを受け入れてくれた聖人さん。
そして自分を娘として認めてくれた佳代さん。
その二人ととも暮らしたいという愛子さんの願いは、イチゴ栽培という夢とともに具体的な形に落とし込まれました。
ヤンキーとなって実家から絶縁され、それっきり両親に会えることが出来ないままだった愛子さんの人生が最終週で救われました。
また愛子さんは詩ちゃんを米田家に迎える心の準備もしているらしい。
詩ちゃん、再び家族に囲まれながら生きていくことができそうです。
糸島移住後の聖人さん
愛子さんと一緒に移住した聖人さん。
糸島でヘアサロンヨネダ二号店を開業。
米田家で使っている軽トラックには「よねだ農園」の文字と「ヘアサロンヨネダ糸島店」の文字が一緒に書かれています。
聖人さん、糸島に来ても理容師を続けているようです。
糸島編でも聖人さんは出張散髪をやってましたが、最終週も同じことをやっているらしい。
永吉さんが亡くなる直前、永吉さんから本物の理容師だと言われ、初めて仕事を認めてもらえた聖人さん。
故郷に戻ってからも永吉さんが認めた仕事を続けているというオチが素敵すぎます。
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会食が苦手
一緒に食うひとによるんじゃないか?
仕事関係で会食する機会も多かったけど、いくら三ツ星の店でも美味かった例がない
終了後にひとりで食うラーメンの方が遥かに美味かったと記憶
偉いさんがご機嫌さんにしていたがテメーのご機嫌は多数の退屈の上に成立するのかといつも思っていた、だから加齢した現在は若い連中を極力メシに誘わない