カムカムエヴリバディ

カムカムエヴリバディ 第16週「1983」予習レビューとあらすじ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『カムカムエヴリバディ』
2022年2月14日 〜 2月18日放送

あらすじ

ミス条映コンテストにチャレンジ

「ミス条映コンテスト」こそ自分が探していた道だと強く思い込んだひなたは、るいと錠一郎に許可を得てコンテストに応募。

書類審査を通過したひなたは、8月に行われる演技の実技審査に挑むことになりました。演技審査でひなたが演じるのは、悪漢たちに囲まれた茶屋の娘です。

ところが、その茶屋の娘を助ける進之介という侍を演じる俳優・五十嵐文四郎は、大月の回転焼きを買いに来てひなたを鼻で笑って立ち去った男でした。

ミス条映コンテストで落選

回転焼きを作ることができず鼻で笑われた悔しい気持ちがよみがえったひなたは、演技どころではなくなってしまいました。

そして、動揺するあまり奇異な行動に出たひなたは、コンテストに落選。ようやく見つけた道を失ったひなたは、深く落ち込みながら高校生最後の夏休みを過ごしていました。

そんなある日、伴虚無蔵と名乗る男が、夏休みの間、映画村でアルバイトをしないかとひなたを誘いました。

伴虚無蔵との出会い

伴虚無蔵は、ひなたのコンテストの様子を観察していました。そして、時代劇をこよなく愛するひなたなら時代劇を救うことができると考えたのです。

しかし、伴虚無蔵の願いは、ひなたには荷が重すぎるものでした。ひなたは伴虚無蔵からの頼みを断りました。

しかしその直後に、ひなたは五十嵐文四郎と再会。コンテストでの振る舞いは時代劇への冒涜だと文四郎から言われたひなたは、立腹するあまり伴虚無蔵からの頼みを引き受けてしまいます。

五十嵐文四郎

伴虚無蔵からの頼みを引き受けたひなたは、その翌日から映画村に通うことに。映画村の休憩所には、時代劇に出演する侍や町人に扮した役者たちが集まり、時代劇好きのひなたは心から感激します。

そんな中、映画村の職員・榊原誠がひなたに撮影所を案内。その日撮影していた『破天荒将軍』の撮影現場を、ひなたは見学させてもらうことになりました。その現場で、

ひなたはまたしても五十嵐文四郎と再会。その時、ひなたは初めて知りました。五十嵐文四郎は、俳優養成所を出たばかりの新人で、大部屋俳優の下っ端であることを。

美咲すみれ

ひなたが映画村のアルバイトを始めて一週間が経ったころ、黍之丞シリーズでおゆみを演じた人気女優・美咲すみれがやって来ました。映画村のショーへの出演を依頼されたすみれは『破天荒将軍』への出演を条件に依頼を引き受けました。

すみれは自分の出番を増やすために勝手にセリフを作りました。そのすみれの行動を、女優として熱心に仕事をしていると勘違いしたひなたが応援。しかし、アルバイトから応援されたすみれは機嫌を悪くしてしまいます。

そんなひなたを文四郎が現場から追い出そうとしました。ひなたと文四郎の二人は、時代劇への想いをめぐって激しい口論を始めます。そしてついに、ひなたと文四郎は、二人そろって撮影現場から追い出されてしまうのでした。

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今週の展開

第73回 2月14日(月) 条映映画村のコンテスト
第74回 2月15日(火) 演技の審査に挑むひなた
第75回 2月16日(水) 大月に伴虚無蔵が現れる
第76回 2月17日(木) ひなたが映画村でバイト
第77回 2月18日(金) 憧れの女優・美咲すみれ

予習レビュー

安子編とるい編がはっきりと区別されて描かれたのに対して、るい編とひなた編は、はっきりとした区別がありません。

ただし、ひなたちゃんの人生が動き出すのは、ひなたちゃんの高校三年生の夏。

ひなたちゃんの高校生活の最後の夏が描かれる今週が、ひなた編の最初の週になるのかもしれません。

朝ドラ定番のヒロインの悩める青春

高校三年生のヒロインが高校卒業後の夢も目標もなく悩むという、朝ドラ定番の設定から、ひなた編はスタートします。

ヒロインは高校卒業後の夢も目標も見つからない。

その一方で、ヒロインの幼馴染みたちは、高校卒業後の進路がすでにはっきりと決まっている。

そのことがヒロインをさらに焦らせる。

朝ドラの最初の一ヶ月の定番のような設定なので、これから半年間、ひなたちゃんの人生が描かれるような錯覚に陥ってしまいそうです。

しかし残炎ながら、ひなたちゃんの物語が描かれるのは2ヶ月。

本作『カムカムエヴリバディ』の放送も残り2ヶ月。

朝ドラの一作品の放送期間の半年が、これほど短いと感じたことはありません。

時代劇の世界

ひなたちゃんは時代劇が好きな女の子という設定です。

そして、憧れの時代劇の世界にアルバイトという形で飛び込むの姿が今週描かれます。

時代劇の世界に飛び込むきっかけは「ミス条映コンテスト」という、新人女優を発掘するためのコンテストでした。

残念ながらひなたちゃんはこのコンテストには落選。

しかし、ひなたちゃんの真剣な時代劇愛をするどく見抜いていた人物がいました。

それはかつての「条映の秘蔵っ子」と呼ばれていた、あの伴虚無蔵です。

伴虚無蔵が、時代劇を救ってほしいと、ひなたちゃんに対してまさかの懇願。

伴虚無蔵は、ひなたちゃんの中に何を見出したのか?

ひなたちゃんは時代劇の救世主になることはできるのか。

ひなたちゃんの人生が動き始めました。

追伸:今週登場する『破天荒将軍』は、もしかすると『暴れん坊将軍』が実在モデルなのでしょうか。

ちなみに『暴れん坊将軍』の放送が始まったのは1978年。

ひなたちゃんがアルバイトをした1983年は『暴れん坊将軍Ⅱ』が放送されていました。

ひなた編の新キャラ

ひなた編の本格スタートで新キャラが次々に登場します。

ブログ主がずっと気になっていたケチべえさんの息子も登場します。

野田一恵
ベリーこと一子ちゃんの娘は、ひなたちゃんの親友に。

大学卒業後、一子ちゃんはお茶の師範になりますが、一恵ちゃんは母親の道を継ぐことを求められているのだとか。

しかし、一子ちゃんの血をひく一恵ちゃんは簡単には親の言いなりにはならないようです。

藤井小夜子
一恵ちゃんと同様、ひなたちゃんの親友です。

小夜子ちゃんは優等生。

高校卒業後は大学に進学し教員になるという進路をすでに決めています。

赤螺吉右衛門
ケチべえさんの達観した息子、吉右衛門くんが再び登場します。

演じるのは、ケチべえさんを演じた堀部圭亮さん。

まさかのキャスティングです。

子供時代は達観した出来過ぎ君でしたが、大人になった吉右衛門さんは、父親ゆずりのドケチな性格になっているのだとか。

父親同様に「ケチえもん」と呼ばれることになるのでしょうか。

赤螺清子
戦火の中でケチべえさんは命を落としましたが、ケチべえさんの奥様の清子さんは健在でした。

晩年の清子さんを演じるのは松原智恵子さんです。

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POSTED COMMENT

  1. ポン太 より:

    公式Twitterの予告に算太が。

  2. にゃん より:

    アメリカのお母さんから捨てられたんじゃなく捨てたという事実やわだかまりが溶けないまま?

  3. ポン太 より:

    割合は減るでしょうが深津さんオダギリさんは継続して出演するのかな??上白石、深津、川栄の3人の共演はないと始め頃に聞いていたけど。

  4. アラ還 より:

    >>もちゃさん
    さっき、気が付きました!
    ありがとうございます。
    名前が吉兵衛、吉右衛門、赤螺吉之丞ですね。
    おはずかしい。吉右衛門と吉兵衛が一緒になってました。
    吉之丞の登場は2月以降のようですね。といってももう来週ですか。

  5. アラ還 より:

    ケチベエさんの息子、赤螺吉之丞役は電車おたくの演歌歌手、徳永ゆうきさんですよ~。
    ちょっとふくよかで、人のよさそうな方です。
    今、大阪編は佳境に入っていますが、次の京都編も楽しみです。

    • もちゃ より:

      徳永ゆうきさんが演じるのはケチベエさんの息子ではなく孫にあたる役どころですよー。

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