本放送:2022年2月1日(火)
再放送:2025年2月20日(木)
第14週「1965−1976」

あらすじ

夏休みの終わり頃。夏休みの間、遊んでばかりいたひなたは、手付かずのままの大量の宿題を前にして困り果てていました。しかも、夏休みの間にただ一つだけ続けていた毎朝のラジオ体操も、最終日は宿題に追われて参加できませんでした。

ひなたを見るにみかねた錠一郎がひなたの宿題を手伝おうとするものの、錠一郎は算数の問題を解くことができません。錠一郎に文句を言うひなたをるいは厳しく叱りつけました。宿題せずに学校で先生に絞られろと。

そんなある日、クラスメイトの小夜子がひなたを訪ねてきました。夕立の中、ひなたに借りた傘を返しに来たのです。ひなたの部屋に招き入れられた小夜子は、ひなたの宿題を手伝うことを申し出ました。

そんな中、一恵もやって来ました。そして小夜子と一恵がひなたの宿題を手伝ってくれました。その姿を見た錠一郎は、ひなたが友達に恵まれていることを心から喜びました。ほどなくして、ひなたの夏休みは終わるのでした。

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予習レビュー

三代目ヒロイン・ひなたちゃんは、安子ちゃんやるいちゃんと比べて、かなり残念な女の子のようです。

今週のひなたちゃんは小学四年生。

夏休みの宿題を、夏休みの終わり頃までまったくやらなかったようです。

さらに・・・

ひなたちゃんは、毎朝のラジオ体操だけはがんばって続けていました。

しかし、それさえも宿題に追われたことで最後の最後になって参加できず、何ひとつやり遂げたことがないまま、小学四年生の夏休みが終わりを迎える。

ひなたちゃんの残念な将来を暗示しているかのようなエピソードが描かれます。

しかし、その一方で、将来のひなたちゃんの人生がとても豊かなものになるかもしれない、そんな希望を暗示するようなエピソードも描かれます。

前回、夕立にあったひなたちゃんは、クラスメイトの小夜子ちゃんに傘を貸してあげる場面が描かれています。

自分がずぶ濡れになっているにもかかわらずです。

今回、その恩返しをするために小夜子ちゃんがひなたちゃんの宿題を手伝ってくれます。

何かと残念なひなたちゃんですが、自分のことをかえりみず、他者を大切にするその姿勢がひなたちゃんの人生を切り開いてゆくのかもしれません。

ひなたちゃんというキャラから目が離せなくなってきました。

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感想

ジョーとひなたちゃんにとっての時代劇

ひなたちゃんが時代劇好きになった理由が語られました。

事前のアナウンスでは、ひなたちゃんが時代劇をこよなく愛するようになるのは、時代劇が大好きな父親の影響ということでした。

父親の影響であることは間違いありませんでしたが、時代劇が大好きな父親の影響ではなく、時代劇に勇気をもらった父親の影響というのが正しいようです。

思えばジョーがモモケンの大ファンになったきっかけは、トランペットのコンテストの出場直前に自信を失ったことにあります。

自信を失ったジョーは気晴らしに映画鑑賞。

日本映画史上まれに見る駄作にるいちゃんは唖然としていましたが、ジョーは夢中になった挙句に勇気までもらいました。

ジョーにとって時代劇は勇気をくれる存在です。

だから、幼稚園から帰ってきて落ち込んでいるひなたちゃんを膝の上に乗せて時代劇を見せたのは、ひなたちゃんに勇気をチャージしてあげる。

そんな気持ちだったのかもしれません。

性格は明らかに父親似のひなたちゃんは、ジョーの狙い通りに時代劇から勇気をもらいました。

そして、そのことが今回、ひなたちゃんの口から語られました。

ひなたちゃんに勇気をくれた時代劇が、未来のひなたちゃんとどのように関わってくるのか。

あんこ、英語、ジャズに次ぐ時代劇というアイテムが、俄然気になってきたブログ主です。

安定のポンコツ

ジョーが相変わらず安定のポンコツです。(笑)

小学四年生の算数の問題が解けないくらいにポンコツ・・・

しかし、ポンコツだからこそ、余計なことは一切考えずに人が幸せになるとはどう言うことなのか、その一点に集中できたのかもしれません。

戦争で家族を亡くしたことはジョーにとってこの上ない悲劇でしたが、定一さんに拾われてからのジョーは、人に恵まれ続ける人生を歩んできたはずです。

定一さんに息子のように愛され、

定一さんの元に集まるミュージシャンたちにも可愛がられ、

ジャズ喫茶の先代のマスターと出会い、

今のマスターの木暮さんにも仕事と住まいを与えられ、

トミーやベリーと出会い、

そして、るいちゃんと出会うことができました。

自分のポンコツぶりに無自覚なくらいにポンコツなので、自分がポンコツであることは一切苦にならない。

そんなことより出会いの幸福だけを感じられる性格。

そんな幸せなジョーの性格を、ひなたちゃんは受け継いでいるのかもしれません。

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