2025/2/20(木)第20週「生きるって何なん?」
あらすじ
聖人が胃の精密検査の結果を聞く日を迎えました。その日、聖人は愛子、結とともに森下医師から結果を聞かされました。聖人は胃ガンでした。そして胃の一部を切除する手術が必要だと聖人は告げられました。
一方、歩は自ら立ち上げたオリジナルブランド「キングオブギャル」の試作品を孝雄に見せていました。そして歩が意見を求めると、孝雄は縫製の甘さを鋭く指摘しました。孝雄はさらに歩の商売への姿勢に対して厳しく助言しました。
聖人は入院し、入院の二日後に手術することになりました。そんな中、塚本の指示によりNSTが聖人を担当することになりました。結は管理栄養士として聖人に向き合い、食事の指導を行いました。
手術への不安から食事が出来なくなった聖人に結は寄り添いました。そして迎えた聖人の手術の日。愛子と歩に励まされながら聖人は手術室に向かいました。その数時間後、手術が成功したことを結は愛子と歩に告げました。
最終週/第25週
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感想
聖人さんが入院
今回は聖人さんへの胃ガンの宣告からスタート。
なかなか衝撃的な始まりでした。
しかし早期発見のため心配なしとのこと。
聖人さんも、精密検査の結果がわからないまま悶々とする状態から抜け出すことができて、ほっとしたようにも見えました。
そして聖人さん、入院。
NSTが聖人さんを担当することになったのは塚本さんの結ちゃんへの気遣いでしょうか。
塚本さんの優しさが心に沁みます。
そんな塚本さんの優しさに甘え過ぎず、聖人さんと自分の関係を、父と娘ではなく患者と管理栄養士の関係として公私を切り分ける結ちゃんが凛々しい。
結ちゃんのプロとしての指導に聖人さんもいつの間にか敬語に。
聖人さんもまた、結ちゃんと自分の関係を、娘と父ではなく管理栄養士と患者の関係として位置付け、入院生活を送る覚悟を決めたようです。
その一方で、その日の夜には父と娘になり絶妙なバランスをとる結ちゃんと聖人さん。
聖人さんの手術への不安から上手に気を逸らすところ、さすがプロ。
退院した後のことを考えさせることで聖人さんは気持ちを手術にフォーカスしないで済むようになりました。
ところで退院後、聖人さんは糸島に家族で行きたいと希望。
これまで、どちらかといえば聖人さんは糸島に対してネガティブな感情しか持っていなかったように思います。
二度と糸島には戻らないと言って家を飛び出したものの、震災で糸島に戻ることを余儀なくされていたので、なおさらのことネガティブな感情を持つようになったかと。
ところが退院後にやりたいことで真っ先に思い出したのは生まれ故郷の糸島。
聖人さんの中で大きな変化があったようです。
ネタバレあり:聖人さんが糸島に行く日
以下、ちょっとだけネタバレが含まれます。
次週、聖人さんは家族揃って糸島に行くことになるはずです。
ただし、今回の聖人さんが希望したのとは別の理由から糸島に行くことになります。
別の理由はここでは伏せておきます。
次週の糸島の場面。
聖人さんの中で、今回以上の大きな心境の変化が生じるはずです。
今週から次週にかけては、聖人さんの人生観が大きく変わる二週間。
今回、聖人さんが糸島に行きたいと言ったのも人生観が変わるフラグ。
次回も何らかのフラグが立つものと思われます。
聖人さんの言動を注意深く観察し、次週の聖人さんの変化の描写を味わい尽くそうと思います。
厳しいナベべ
孝雄さんが厳しい!
試作品の縫製の甘さを指摘した孝雄さん。
厳しい指摘は縫製の甘さだけにとどまりませんんでした。
歩ちゃんの姿勢にまで厳しくアドバイス。
縫製工場に実際に足を運んで、現地を自分の目で見たのか?
ものを売るとはどういうことなのか考え直した方がいい!
孝雄さん、歩ちゃんの師匠ポジション確定。
歩ちゃんはこれから会社を設立し自社ブランドを立ち上げることになりますが、孝雄さんのような師匠がいるなら安心。
さらに師匠と弟子のストーリーが大好物のブログ主にとって、孝雄さんと歩ちゃんの師弟関係のストーリーという新たな楽しみが増えました。
予習レビュー
精密検査の結果と入院
聖人さんと孝雄さんが飲み歩いた、映画『生きる』に捧げられたオマージュのような夜の数日後。
精密検査の結果が出ます。
結果には悪い知らせと良い知らせの両方が含まれます。
まずは悪い知らせから。
結果は早期のガン。
聖人さんの恐れていたとおりの結果が出てしまいます。
そして良い知らせ。
手術をすれば根治は可能。
早期に見つかったので根治するようです。
そして、聖人さんは精密検査を行なった大阪新淀川記念病院消化器外科に入院。
結ちゃんが所属しているNSTの対象患者になり、結ちゃんが聖人さんの食事を担当することになります。
患者は自分の父親。
そんな状況となる結ちゃんですが、あくまでもプロとして患者に対応。
聖人さんのことを「お父さん」ではなく「米田さん」と呼ぶ結ちゃんのプロの姿勢、視聴者の間で高く評価されるかもです。
結ちゃんが仕事をする姿への反応
入院する前に、娘が働く姿を見たことがないと気づきガーリーズに足を運んだ聖人さん。
歩ちゃんが働く姿を、聖人さんはそのとき初めて自分の目で見ます。
その数日後に入院することになった聖人さんは、今度は結ちゃんが働く姿を自分の目で見ることになります。
父と娘の相互理解はこれで完結?
一方、翔也くんは社員食堂で結ちゃんが働く姿は毎日のように見ていたものの、病院で結ちゃんが働く姿を初めて見ることに。
愛子さんも「結が頑張っている姿に感動した」と口にするようです。
聖人さんの変化
プロとして患者の米田さんに対応する結ちゃん。
でも、その日の夜に娘として聖人さんの病室へ足を運び、不安と緊張から食事が進まない聖人さんを励まします。
娘として父親と向き合いながらも、結ちゃんはやっぱりプロです。
結ちゃんは聖人さんに尋ねます。
退院したらどこか行きたとこある?と。
結ちゃんの問いかけに対して聖人さんが答えていわく、家族揃って糸島に行きたい。
一度は捨てたはずの故郷に家族揃って行きたいという聖人さん。
聖人さんの中で大きな変化が起こったようです。
そして、聖人さんの中での大きな変化は次週につながります。
そんな次週は号泣回があるかもしれません。
最終週/第25週
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がんのステージ判定
医学部出身映画監督の大森一樹さんがゴジラ映画でリスク判定を4段階に分けて描いていたのはこれを参考にしている
理髪店にはゴルゴ13が高確率ておいている
なぜかは知らんけど
福岡でJazzというイメージはあまりないからねえ、聖人さんもJazzになじみないわな
福岡と言えば伝説のライブ喫茶・照和で陽水さんあたりから始まったフォークと九大学生だった頃に鮎川さんが始めためんたいロックなんだよなあ