本放送:2022年2月2日(水)
再放送:2025年2月21日(金)
第14週「1965−1976」

あらすじ

ひなたの家のすぐ近くに、条映太秦映画村がオープンするというニュースが、ひなたの耳に飛び込んできました。そのニュースを知ったひなたは授業どころではなくなりました。そしてオープンしたらすぐ行こうと錠一郎と約束しました。

昭和50年(1975年)11月。ひなたが待ちに待った条映太秦映画村がオープンしました。時代劇が好きな錠一郎とひなたは、早速、映画村に遊びに行きました。時代劇の世界を再現した映画村にひなたは夢中になりました。

映画村でひなたは、翌年の春にモモケンのサイン会が開かれることを知りました。ひなたはサイン会の入場料をるいにねだるものの、ひなたの願いをるいは拒みました。ひなたがどれほど食い下がろうとも、るいはひなたを突き放しました。

その頃、るいが妊娠していることが判明しました。そのためるいは、ひなたには姉としてしっかりしてもらいたいと思っていたのです。赤ちゃんが生まれることをるいと錠一郎から聞かされたひなたは、心から喜ぶのでした。

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予習レビュー

ひなた編の主要テーマである「時代劇」のエピソードが始まります。

と言っても、ひなたちゃんはまだ小さな子供です。

時代劇は、テレビやスクリーンの向こう側の遠い世界の話でしかありません。

さて今回、テレビやスクリーンの向こう側の遠い世界の憧れのスターの名前が登場します。

その名はモモケンこと桃山剣之介。

安子ちゃんと稔くんが一緒に見た活動写真の主演俳優。

そして、コンテストに挑む直前に自信を失ったジョーを支えてくれたあのモモケンです。

そして、そのモモケンのサイン会の入場料を稼ぐために空き瓶拾いをするひなたちゃん。

ひなたちゃんと同い年のブログ主もまったく同じことをやった思い出があります。

そして、拾い集めた空き瓶を買い取ってもらうために足を運んだ酒屋さんの店主は、あることで有名人だったことを懐かしく思い出します。

どのような点で有名人だったのかは伏せておきます。

全国レベルで有名人だったので、ブログ主の生まれ育った地域がわかってしまうかもしれないので(笑)

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感想

ひなたちゃんの妄想癖

安子ちゃんにはなくて、るいちゃんにはあるもの。

それは妄想癖。

周囲のことが目に入らなくなるほどに、妄想の中に埋没してしまう癖。

その癖をひなたちゃんもしっかりと受け継いだようです。

悪ガキたち四人を成敗する時代劇のヒーローになった妄想の中に埋没し、今が授業中だということを完全に忘れ去るレベルの妄想癖。

お母さんの妄想癖も軽々と超えてしまう重度の癖です。(笑)

この重度の妄想癖に加えて、不器用すぎる自分に対してネガティブな感情を抱いてしまいがちな心の癖。

『ちりとてちん』のヒロイン・B子ちゃんを思い出さずにはいられません。

B子ちゃんもチビB子の頃から、度々妄想の中に入り込んでいました。

それが授業中であったとしても。

そして、その妄想癖は大人になっても変わりませんでした。

次週の最後、ひなたちゃんは高校三年生になります。

高校三年生になっても、妄想癖がそのまま続くことを願うばかり。

ひなたちゃんの妄想癖、面白すぎるので。

B子ちゃんの妄想とひなたちゃんの妄想

B子ちゃんの妄想とひなたちゃんの妄想、二人のヒロインの妄想の間には、決定的に異なる点が一つだけあります。

B子ちゃんの妄想は、自分の置かれたネガティブな状況がさらに悪化するという、まことにネガティブな妄想でした。

被害妄想に近い妄想でした。

しかしひなたちゃんの妄想は、自分がヒーローになるというポジティブな妄想です。

B子ちゃんの妄想は、取り越し苦労とも言えます。

だから、妄想後に取り越し苦労だったことがわかれば、それでB子ちゃんは救われます。

しかし、ひなたちゃんの妄想の場合、妄想後に厳しい現実に直面することになる。

妄想している最中は、B子ちゃんよりもひなたちゃんの方が幸せです。

しかし、妄想が終わった後のひなたちゃんには救いがない。

そんなポジティブな妄想癖を持つひなたちゃんの、妄想後のリアルな人生はどのように変わってゆくのでしょうか。

ジョーについて

ジョーが子供たちの草野球のコーチをしていると初めて知った時は違和感を感じたものです。

トランペット以外はポンコツを極めるジョーに野球のコーチができるのか。

そもそも、トランペットを演奏する指を守るため、ジョーは野球の経験がほとんどないはず。

そんなジョーが野球のコーチをできるものなのかと。

しかし、ジョーの「野球コーチ」はただ見ているだけ。

しかも、子供たちへのコーチとしてのアドバイスは全くの的外れで、子供たちは誰一人ジョーのアドバイスを間に受けてなどいない。

納得のジョーの「野球コーチ」ぶりでした。(笑)

一方でジョーが作曲を開始。

音楽活動再開のフラグでしょうか。

十年間、るいちゃんのヒモのような暮らしをしていたジョーがついに動き出すのでしょうか。

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