ブギウギ

母・トミから手紙が届く / ブギウギ 第57回

2023/12/19(火)第12週「あなたのスズ子」

あらすじ

スズ子が久しぶりに羽鳥家を訪問しました。スズ子と愛助の関係のうわさは一井によって広まり、羽鳥と麻里もすでにそのことを知っていました。さらに羽鳥と麻里は、スズ子が来月にも結婚するものと思い込んでもいました。

羽鳥と麻里の反応に驚きながらも、スズ子は愛助との関係のことで悩んでいることを打ち明けました。スズ子の気持ちを初めて聞かされた羽鳥と麻里は、それぞれがスズ子に助言し励ましました。

一方の愛助は村山興行の東京支社に足を運んでいました。そして愛助は、スズ子と交際することを決めたと坂口に告げました。愛助は母のトミから送られてきた手紙を読んで、決心を固めていたのです。

そんな中、スズ子と楽団の面々は巡業に出発することになりました。出発間際、愛助が楽団の事務所に姿をあらわしました。そして愛助はスズ子に告げました。自分と交際してほしいと。スズ子は愛助の申し出を受け入れ、楽団の面々は二人を祝福するのでした。

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感想

妙に明るい羽鳥夫妻

「ずいぶん久しぶりじゃないの?」と羽鳥先生がスズ子ちゃんに言いましたが、視聴者の立場からすれば、久しぶりの羽鳥先生と奥さまの登場でした。

久しぶりと言っても前週の一週間に登場場面がなかっただけですが。

しかし、それ以上に久しぶりなのは羽鳥先生の明るい顔です。

前々週の羽鳥先生は、戦時下に入ってからでは比較的明るい方でした。

スズ子ちゃんと茨田りつ子の合同コンサートを企画するなど、羽鳥先生の本領を発揮できる機会があったから明るさを取り戻せていました。

ただ、戦前にチズさんに「妙に明るいおじさん」とまで言わしめた明るさはありませんでした。

今回、「妙に明るいおじさん」に限りなく近い姿が戻ってきたなというのが正直な感想です。

奥さまともどもスズ子ちゃんと愛助くんが来月にも結婚すると思い込んでいるあたりがいかにも羽鳥夫妻。

しかも、まだ噂話に過ぎない人の恋をネタにしてここまで楽しめてしまうとは。

噂話に過ぎない段階だからこそ安心して楽しめるという考え方もありますが。

ところで史実では、戦後しばらくの間、笠置シヅ子さんは服部良一氏の家に仮住まいする時期があります。

ドラマの中でそのエピソードが再現されるかはまだわかりません。

このエピソード、再現されないかもしれない、というのがブログ主の推測です。

しかしできることなら、スズ子ちゃんが羽鳥家に仮住まいして、この明るい夫婦にいじられまくる姿を見てみたい。

でも、終戦直後の時期が描かれるストーリーは、スズ子ちゃんと愛助くんの関係が中心になるはずです。

しかも、今週あたりからその名が登場した愛助くんのお母上・トミさんが、スズ子ちゃんと愛助くんの関係にいろいろと介入してくるらしい。

なので、そんなヘビーなドラマに妙に明るい羽鳥夫妻が出る幕はないかもです。

一井さん

スズ子ちゃんと愛助くんの関係の噂話を羽鳥夫妻にまで広めたのは一井さんでした。

一井さん、こんなに口が軽い人だったとは。

しかし思い出せば一井さんがスズ子ちゃんを初めて目にした時のこと。

一井さんはスズ子ちゃんと一緒にやってきた「華のある方」をスズ子ちゃんだと思い込んでいました。

その思い込みが間違いだったと知った瞬間、一井さんは落胆した気持ちをそのまま口にしたことを思い出しました。

一井さんと一緒にいた羽鳥先生は、何も言いませんでしたが。

あの時、羽鳥先生も落胆したことが考えられます。

史実では、服部良一氏が持った笠置シヅ子さんの第一印象は最悪だったので。

ドラマの中の羽鳥先生も、スズ子ちゃんを初めて目にしてネガティブな感情を持ったことは十分に考えられます。

しかし、口が軽いキャラに見えないこともない羽鳥先生は何も言いませんでした。

一方で一井さんは感じたままの言葉を口に出しました。

あれが一井さんの口の軽さを暗示するフラグだったのでしょうか?

ラスボスのトミさん

坂口さんが今回も圧が強い!

この強烈な威圧感は、梅丸の大熊社長を超えるレベル?

そんなことを考えながら今週の予習をあらためてしていたところ、興味深い記述を発見しました。

それはスズ子ちゃんが愛助くんのお母上・トミさんと初めて対面する場面でのこと。

スズ子ちゃんはトミさんの威圧感を前にヘビににらまれたカエル状態になるらしい。

そしてスズ子ちゃんの感想は、あの大熊社長ですらトミさんにはかなわないだろうというものです。

スズ子ちゃんのこの感想が放送の中で使われるかはわかりません。

しかし、ラスボスのトミさんはどうやらそんな人物らしい。

坂口さんの圧が強いのも、坂口さんの中にあるトミさんへの恐怖の裏返しかと。

実際、今回の坂口さんはいつもの圧はどこへやら。

愛助くんの説得に失敗し、真っ青な顔をして「あかん、社長に殺される」とブルブル震え上がる有様。

あの坂口さんを震え上がらせるほどトミさんはどんな人なのか。

今回ようやくワンカットだけ登場しましたが、ラスボスの存在に期待がふくらむばかりです。

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予習レビューと『わろてんか』比較

スズ子ちゃんと愛助くんの関係が愛助くんの母親の耳に入り、手切れ金をスズ子ちゃんに渡すことで二人を別れさせようという動きが始まります。

ところでスズ子ちゃんと愛助くんの実在モデルは、朝ドラ『わろてんか』でも描かれています。

『わろてんか』では、二人の恋の障害物がどのような描かれ方をしたのか。

『わろてんか』を振り返ってみたいと思います。

同じ人物をモチーフにしながらも、朝ドラの中で史実がどのように脚色されるのかを観察してみましょう。

『わろてんか』の中では

スズ子ちゃんと愛助くんはそれぞれ、

スズ子ちゃん:加納つばき
愛助くん:北村隼也

というキャラクター名です。

なお、北村隼也は本作の愛助くんと同様に、興行会社の御曹司。

一方の加納つばきは歌手ではありませんでした。

加納つばきは銀行の頭取のご令嬢。

しかも加納つばきには、父親が決めた許嫁がいました。

そして加納つばきの父が頭取をつとめる中之島銀行は、北村隼也の実家である北村笑店のメインバンク。

もし加納つばきが許嫁ではなく北村隼也との結婚を選べば、北村笑店はメインバンクからの融資を受けられなくなる。

『わろてんか』の中では、二人の結婚に対して猛反対の立場をとっていたのは、スズ子ちゃんのポジションに当たる加納つばきの父親でした。

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POSTED COMMENT

  1. ずんこ より:

    楽団には一井さんがいるから安心、と思っていたのに、あなたがスピーカーでしたか。
    またそのニュースを鳥羽夫妻は、すっかり楽しんじゃってるし…。
    でも、味方がいてよかったね、涼しく子ちゃん。

    梅吉さんは四国に帰ってしまったけど、東京にもお母ちゃんはいるし(チズさん)、陽気な叔父さん叔母さんはいるし、ちょっとおっかない伯父さん(おでん屋のオヤジさん)も口の軽いお兄ちゃんも(一井さん)口うるさい妹も(小夜ちゃん)もいる。
    大家族ですね。

    あとは、口ばっかりで調子だけいい五木くん。
    心配だなぁ。

  2. 名乗る程の者ではございません より:

    あの~関係ないことで申し訳ないのですが、裏番組があまりおもしろくなかったので「どうする家康」の最後の方のシーン見たんですが・・・
    あれって戦国時代が終わり人類保管計画が発動して「おめでとう」が連呼されまくっていたテレビ版エヴァンゲリオンの最終回だったという解釈でいいの?

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    羽鳥家は子だくさんになるのは史実通りか
    その一人が某事務所の性被害者になるということは未来人が思うと痛々しい

    健康上の事情で戦争に行けないことは後ろめたい時代なんだろうね、この時代は
    少し前にあった津山事件の根底にはそれがあったからね

  4. 還暦のたつお より:

    羽鳥家訪問。話が大きくなってる。一井スピーカー。羽鳥夫妻に癒されて。母からの手紙、むしろ逆効果。小夜ちゃん珍しくマネージャーらしい振る舞い。みんな見てる流石にここでは。遂に告白。母からの手紙も、子を想う親の心情が伝わる文だったのだけど。それだけに愛助君は肯定的の捉え過ぎてる。楽団のファンファーレによる祝福。五木さんの不気味な予言・

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