ブギウギ

はな湯とOSKを訪ねる / ブギウギ 第53回

2023/12/13(水)第11週「ワテより十も下や」

あらすじ

愛知に引き続いて神戸での巡業を終えたスズ子は久しぶりに大阪の「はな湯」に立ち寄りました。スズ子は、ゴンベエとその妻・光子や、「はな湯」の常連客たちとの再会を喜び合いました。

スズ子はまた「梅丸少女歌劇団」の稽古場にも足を運びました。リリー、和希、美月、そして部長の林たちはスズ子を歓迎。懐かしい顔ぶれとの再会を楽しんだスズ子は、ほどなくして東京に戻りました。

下宿に戻ると、愛助からの手紙が何通も届いていました。愛助を警戒する小夜は、愛助には注意しろとスズ子に告げました。しかし愛助は十も下だから恋の相手にはならないと、スズ子は小夜に取り合いませんんでした。

そんな中、愛助が下宿に姿をあらわしスズ子を驚かせました。愛助は蓄音機を聴きに来ないかとスズ子を誘いました。一度は断るスズ子でしたが、小夜を連れていくことを条件に愛助の誘いに乗ることにしました。

<<前回52回 | 次回54回>>

第11週 | 第12週 | 第13週 | 第14週 | 第15週
第16週 | 第17週
ブギウギ|感想あらすじネタバレトップページ

Sponsored Link

感想

「はな湯」の人々

久しぶりに登場した「はな湯」の人々は変わっていませんでした。

占い師のおっちゃんは、今も相変わらず占いが当たらないのかな?

銭湯の釜炊きだったゴンベエさんは銭湯のオーナーになり、奥さまもいて子供もいる。

環境は激変したゴンベエさんですが、物腰のやわらかさと品の良さは相変わらず。

かつてのゴンベエさんのまんまです。

アホのおっちゃんはアサさんとまさかの結婚。

ネット上でささやかれていたアホのおっちゃんの実在モデルは松下幸之助説は完全に崩れましたが、結婚しても相変わらず何者なのかがよくわからない不思議なキャラ。

金属の供出でなくなった看板の代わりに木製の看板。

アホのおっちゃん、手先が器用なのことも相変わらずです。

無条件で相変わらずなのはキヨさん。

今もまだ独身なのかな?

ツヤさんが思い病気であることを誰よりも早く見抜いた熱々先生はすでに鬼籍の人。

熱々先生が独身だったこと、アサさんを狙っていたらしいこと。

熱々先生の死後に熱々先生の意外な一面が知らされました。

「梅丸少女歌劇団」の人々

「梅丸少女歌劇団」の同期のリリーと和希。

「梅丸楽劇団」で一緒に活躍した美月。

ラインダンスはさすがに今のご時世ではできないけれど、舞台衣装にも事欠く様子だけれど、劇団も存続し三人も相変わらず。

安心しました。

そして、ブログ主が大好きな林部長と久しぶりに会うことができました。

東京のカラポンにはない安定感。

この安定感があるから、リリー、和希、美月の三人も安心して仕事ができるのでしょう。

思えば今のスズ子ちゃんがあるのも林部長のおかげです。

入団の試験に間に合わなかったのに、歌の試験のチャンスをくれたのは林部長。

そしてスズ子ちゃんの歌声に何かを見出し、独断で入団を許可してくれたのも林部長。

入団後、しばらくは伸び悩んでいたスズ子ちゃんを励ましたのが林部長なら、上京するよう背中を押してくれたのも林部長でした。

こうして整理してみると林部長の存在は羽鳥先生と同じくらいに大きい。

さて、相変わらずの林部長でしたが、一つだけ変わった点が。

マムシの生き血が高くなって手に入らないのだとか。

マムシの生き血の代わりに飲んでいるらしい、何かの生き血。

一体何の生き血なのかと調べてみたところWikipediaに「血液の食用利用」というページがありました。

ざっと読んでみましたが、林部長の言うとおり知らない方がよかったかもです。

恋バナのフラグが立つ

スズ子ちゃんと愛助くんのストーリーは、まだ恋バナにまではなっていません。

しかしスズ子ちゃんが見た愛助くんの夢、あれは恋バナのフラグだったのでしょうか?

今のところスズ子ちゃんは十も下の若者は恋の相手にはならないと考えています。

しかし心の中の自分でも気が付かないところで恋の相手として認識し始めていることが夢になって出てきたのかな?

また話が前後しますが、大阪の「はな湯」の人々との会話の中で、まだ恋の相手はいないとスズ子ちゃんは言いました。

このさりげない一言も、これから何かが変わるフラグと思われます。

一方、何かと疑り深い小夜ちゃんは、愛助くんの「下心」を警戒。

愛助くんの「下心」への警戒心は、愛助くんを財布を盗んだ泥棒と疑ったのと同レベルの重い過ごしかと。

しかし愛助くんがスズ子ちゃんに特別な感情を抱いているらしいことを察している点、小夜ちゃんなかなかするどいです。

Sponsored Link



予習レビュー

愛知での公演を終えたスズ子ちゃんは、久しぶりに「はな湯」に足を運んだり、USKの懐かしい面々と再会します。

こうしたエピソードは史実の記録が残されていないため、今回の本欄はドラマの予習レビューに徹します。

「はな湯」の常連客たちの人間関係は大きく変化しています。

最大のサプライズはアホのおっちゃんが結婚したことです。

結婚した相手は按摩のアサさん。

このころすでに熱々先生はすでに亡くなっているのですが、なんと熱々先生も生前はアサさんにロックオンしていたようです。

年齢が年齢だけに、そして固い職業なので熱々先生は既婚者かと思い込んでました。

もう一人、アサさんにロックオンしていた人物がいます。

お見合いで連敗記録を更新し続けていたキヨさんです。

お見合いで連敗する一方でどうやらアサさんにロックオンしていたらしい。

しかし、アサさんという事案も負けてしまいました。

それにしてもアホのおっちゃん、二人のライバルを出し抜いてなかなかのものです。

USKでは、スズ子ちゃんは同期のリリーと和希、林部長、そして東京で一緒に活躍した秋山美月と再会します。

USKの人間模様には「はな湯」ほどの変化はないよですが、林部長がマムシの生き血を手に入れられなくなるという小さな変化が描かれるようです。(笑)

<<前回52回 | 次回54回>>

第11週 | 第12週 | 第13週 | 第14週 | 第15週
第16週 | 第17週
ブギウギ|感想あらすじネタバレトップページ

POSTED COMMENT

  1. ずんこ より:

    愛助くん、グイグイくるなぁ。
    確かにちょっと、警戒レベルかも(笑)
    小夜ちゃんはブレーキ役に、ちょうどいいかもしれませんね。
    チズさんというお目付け役もいますしね。

    はな湯のみんな、USKのみんな、変わってなくて安心です。
    林部長も、相変わらず。
    …あらあら、ハットさんコックさん、夜逃げですか。

    そろそろ物語が新たな局面に向けて大きく動き出す、今回はその前のちょっとしたインターバルといった感じでしょうか。

  2. 名乗る程の者ではないでおま より:

    新しいオーディオを聴きに来ませんかというお誘いにブルーハーツの「ラブレター」を思い出した
    林部長が飲んでいるのは何の生き血?
    まさかドブネズミ?
    同じくブルーハーツの「リンダリンダ」を爆聴していたワイが即思ったこと
    もうアラ還なワイだけどカラオケ歌う時にはブルーハーツを選曲することもある

  3. 還暦のたつお より:

    「どこがスズちゃんや。スズちゃんや。」典型的ノリ、ツッコミ。「ええ人おんねんやろ。」意外に当たってる。USK訪問みんな元気だけど検閲、物資不足なかなか苦しい。沢山の愛助君からの手紙。「そんなのも好きなんがいるんだー。」所謂熟女好き。でもこのケースは明らかに違う。「男って色と欲の生き物」あんたが言うな。亀と愛助君、夢でした。正夢でした。ただし亀無し。手紙からは愛助君の誠実な人柄が伝わってくるが、そうじゃなければ単なるストーカー。小夜ちゃんの護衛、大家さんの念押し。手籠めって、あさイチのテーマが性暴力っていささか出来すぎ。

  4. 丹善人 より:

    熱々先生亡くなってた。ゴンベエさん、立派な役名付いていた。
    小夜ちゃん、怒ってます。第一印象が悪かったからかなり嫌ってます。
    でも、そういう存在がいてこそ冷静になれるのか、あるいは、邪魔が
    入ったからこそ、燃え上がってきたのか。

コメントを残す