2024/1/15(月)第16週「ワテはワテだす」
あらすじ
付き人をやめると言ってスズ子のもとを去った小夜は、そのまま姿を消してしまいました。昭和21年(1946年)4月。小夜がスズ子のもとを去ってから3ヶ月が経ったころ。愛助は無事に大学を卒業し、村山興業宣伝部で働き始めることになりました。
そんなある日、スズ子を訪ねてきた山下が言いました。喜劇王・タナケンこと棚橋健二が、自分の舞台で共演する歌って踊れる女優を探している。タナケンはスズ子に興味を持ち会いたがっていると。
タナケンに会うように勧められたスズ子は、女優はできないと断りました。しかし、山下に説得されたスズ子は、タナケンに会うことを受け入れました。その数日後、スズ子と山下はタナケンを訪ねました。
タナケンはスズ子に対して関心を示しませんでした。タナケンにスズ子を推薦したのは羽鳥でした。タナケンの舞台の音楽監督をつとめる羽鳥はスズ子のための新曲も書き上げており、羽鳥の一声でタナケンとスズ子の共演が決まりました。
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感想
喜劇王は口数も少なく見るからに気難しそうな男。
しかも、スズ子ちゃんに会いたがっているという話だったのに、実際に会ってみるとスズ子ちゃんにまったく興味を示さない。
2つの強烈なギャップからタナケンのストーリーが始まりました。
タナケン
タナケンというキャラ、想像していた以上に面白そう。
大御所感たっぷりに登場。
付き人や山下さんが緊張する様子からも、タナケンがどれほどの大御所なのかがよくわかります。
そのタナケンは終始無言。
無言なだけでなくスズ子ちゃんにまったく関心がないらしい。
スズ子ちゃんが挨拶しても、挨拶に応えようともせず、ほぼほぼ無視。
歌の世界ではスズ子ちゃんはスターのはずですが、タナケンから見たら取るに足らない存在なのか。
しびれを切らすスズ子ちゃんにやっと口を開いたタナケン。
福来スズ子に会いたかったわけではない。
人にすすめられたから会ったまでだ。
ここでタナケンがスズ子ちゃんに対して関心を示さない理由が少しだけわかりました。
その直後にまさかの羽鳥先生。
スズ子ちゃんとタナケンの面会を仕掛けたのは羽鳥先生でした。
羽鳥先生はすでにタナケンの舞台でスズ子ちゃんが歌う楽曲を作曲までしている。
羽鳥先生の中ではタナケンとスズ子ちゃんの共演はすでに確定しているらしい。
羽鳥先生が、ほぼほぼ勝手に話を進めている状況。
にもかかわらず、羽鳥先生の前のめりの行動をタナケンは止めようともせず。
タナケン、なかなかの大物です。
そればかりか、羽鳥先生の提案をいとも簡単に受け入れました。
「別にいいよ」と言って。
面倒くさい性格というわけではなさそうだけれど、得体の知れない性格のタナケン。
次回からスズ子ちゃんはこの大御所とどのように付き合うことになるのでしょうか。
羽鳥先生
タナケンとスズ子ちゃんの共演を勝手に決めていた羽鳥先生。
タナケンの音楽監督に選任され、歌って踊れる女優がその舞台には必要と分かったとき、スズ子ちゃんを次のステージに進めるチャンスと思ったのでしょう。
おそらく羽鳥先生の中では、「歌って踊れる女優がその舞台には必要」と分かった瞬間が、スズ子ちゃんを舞台に立たせると決めた瞬間。
羽鳥先生がタナケンにスズ子ちゃんを推薦したとのことですが、推薦というよりはスズ子ちゃんに決定みたいな言い方をしたのかも。
羽鳥先生がタナケンにスズ子ちゃんを推薦する場面。
羽鳥先生の推薦に対するタナケンの反応。
これら二つを見て見たかった。
それはともかく戦前の「妙に明るいおじさん」だった羽鳥先生がようやく戻ってきました。
小夜ちゃん
話が前後しますが、今回は小夜ちゃんの話題からスタートしました。
そして今週はタナケンのお話と並行して小夜ちゃんの恋バナも描かれるはずです。
今回の段階では小夜ちゃんが付き人をやめた理由がスズ子ちゃんにはわからない。
姿をくらました小夜ちゃんがどこに行ってしまったのかも、スズ子ちゃんにはわからない。
小夜ちゃんが付き人をやめた理由、小夜ちゃんの行き先が分かったとき、スズ子ちゃんはどんな反応を示すのか。
そして、小夜ちゃんの最終的な落とし所は?
一時は六郎くんと結婚する気でいた小夜ちゃん、今週以降、どんな人生を歩むことになるのでしょうか。
予習レビューと史実のリアルエピソード
戦前「スイングの女王」と呼ばれた笠置シヅ子さん。
笠置シヅ子さんは『東京ブギウギ』の大ヒットによって、戦後は「ブギの女王」と呼ばれるようになります。
しかし、「ブギの女王」と呼ばれる前の年、喜劇女優としてブレイクします。
今週はその史実をモチーフにしたエピソードが描かれます。
笠置シヅ子さんが喜劇女優としてブレイクするきっかけとなったのは、喜劇王として人気を誇ったエノケンこと榎本健一さんとの舞台での共演です。
笠置シヅ子さんとエノケンこと榎本健一さんの初の共演は昭和21年(1946年)3月20日から同年4月10日まで有楽座で行われた『舞台は廻る/エノケンのリリオム』。
笠置シズ子さんは特別出演という立場で出演しました。
二人の共演のきっかけの詳細は不明。
しかし笠置シヅ子さんの喜劇女優としての才能を見抜いた榎本健一さんのオファーにより共演が実現したようです。
榎本健一さんは笠置シヅ子さんに次のように言ったのだとか。
「君は役者ではないから芝居のツボがはずれている。しかしそれが面白いので改める必要はない。どんなにツボをはずしても、どこからでも受け止めてやる」
さて、榎本健一さんと笠置シヅ子さんが共演した舞台は大ヒット。
ついに二人が主演する映画まで製作されるようになりました。
ところで、二人の舞台の音楽を作曲したのは服部良一氏でした。
服部良一氏は、榎本健一さんと笠置シヅ子さんについて次のような言葉を残しています。
「僕は日本のボードビリアン(喜劇役者)として男性では榎本健一、女性では笠置シヅ子を一番だと思っている」
今週はそんな二人の一週間になるようです。
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還暦のたつお様
スペクトラムって時代が早すぎたバンドだったというのが個人感ですね
スカパラがブレイクし高校野球の
吹奏楽応援のCDが出る後年だったらかなり高く評価されていたのかなと、ローマ戦士の甲冑みたいなステージ衣装だって早すぎたロードウォーリアーズみたいだったし(ももクロちゃんも一時期甲冑みたいな衣装してましたね)
あと、ロックぽい曲の時は西さんが、それ以外のジャンルの曲では新田さんがメインボーカルだったんですが、私は西さんボーカルの曲の方が好みでした
名乗る程の者様、スペクトラムと言えば、新田一郎さんですが、スペクトラム後の活動と言えば沢田研二さんへの楽曲提供などが知られていますが、個人的には嘉門達夫さんの替え歌メドレーのプロデュースが印象深かったです。
小夜ちゃん思い込みの激しさが災い?スズ子さん世話女房。 エノケンの「孫悟空」面白かった。タナケンからの女優オファー。ワテくし(笑い)。二時間待たせた後のツンデレ。羽鳥先生登場。スズ子さん、二人の術中にはまったな。
新章突入。
この後歌手を辞めて喜劇役者一筋に生きる筋道ができました。
最初はこんなものでしょう。山下さんの眼力と無駄に明るい羽鳥さんのごり押し。
押されてやむを得ずに入った新しい世界。
しかし、エノケンの雰囲気良く出てますね。ちなみに、脚本家かスタッフは
プロレスに縁故でもあるんでしょうね。ってどなたかが先に言われてましたが。
今週は棚橋さんが初登場され、秋山ちゃんが久々に出ますね
まあ、二人ともプロレスファンには馴染みの深い名前ですね
もっとも名前の由来となるプロレスラーとドラマのキャラが近いのは坂口さんかな
新日社長の猪木さんの無謀過ぎる企画を実現されたらおカネに関する後始末は銀行に顔がきく坂口さんだったし、会社に置いていた高い栄養ドリンクを若手選手に勝手に全部飲まれたり若手に子守り(憲司くんですね)任せたらスケベなことばかり教えたりと社長と愛助スズ子の間で気苦労絶えない様子と妙にマッチします(若手選手ですが前者が橋本で後者がライガーでした)
因みに社長の猪木さんに唯一意見できるのは坂口さんでしたのでドラマで「言わしてもらいまっけど」と反論したシーンにはらしいなと感じましたわさ