2025/6/30(月)第14週「幸福よ、どこにいる」
あらすじ
昭和21年(1946年)2月。のぶが高知新報に入社しました。のぶ、そしてのぶと同期入社の小田琴子の採用は高知新報にとって戦後初となる女性記者の採用でした。入社初日からのぶは取材現場に駆り出されました。
社会部のベテラン記者たちの後ろで、必死になって速記を使ってメモを取るものの、のぶは現場の雰囲気に圧倒されるばかりでした。その翌日は、のぶは一人で闇市に足を運びそこで出会った孤児の取材を行いました。
のぶは闇市で取材した記事を仕上げるものの東海林から突き返されてしまいました。のぶは何度も記事の書き直しを行い、ついにある日の朝刊にのぶが書いた記事が掲載されることが決まりました。
仕事に一区切りがつきのぶがほっとしていると、同期入社の琴子が声をかけてきました。琴子に誘われのぶは闇市へ飲みに行きました。琴子は高知新報に入社したのは結婚相手を見つけるためだと、のぶに本音を打ち明けました。
あんぱん|感想あらすじネタバレトップページ
感想
前週から戦後編。
しかし前週の前半は戦争の傷が癒えない登場人物たちの描写が中心。
前週は後半になってようやく、のぶちゃんが前に向かって歩み始めました。
新聞記者になったのぶちゃん
のぶちゃんが高知新報に入社。
新聞記者としての新しい生活がスタートしました。
入社初日の新入社員の挨拶の場面、学校の先生をやっていたので人前で話すことには慣れているはずののぶちゃんがどうして緊張するの?
ブログ主も東海林さんと同じ疑問を抱きました。
しかしのぶちゃんの説明に納得です。
たしかに、のぶちゃんはこれまで小学生が相手でした。
今の職場は大人ばかり。
しかも、クセの強そうさなおじさんばかりです。
気圧されて当然かと。
そして入社初日から取材。
猫の手採用なので、研修なんてやってるヒマなどないらしい。
取材現場も大人ばかり、おじさんばかり。
のぶちゃん、メモを取るのがやっとの様子。
そして入社二日目からは、一人で取材に行かされる。
東海林さん、なかなか厳しい。
取材現場となった闇市では、のぶちゃんは関西方面から来たという孤児に興味を持つ。
そして孤児に取材。
ところが、孤児なんていくらでもいる。
そんな記事を新聞に載せたところで誰が興味を持つのかと東海林さん。
新聞を売れるようにするには、興味を持たれることを取材して記事にしないといけない。
のぶちゃん、教員時代には考えもしなかった商売のリアルを突きつけられた格好です。
何度書き直しても、その度に東海林さんからダメ出しを喰らうのぶちゃん。
しかし、ついに採用されました。
高知新報の人々
のぶちゃんの書いた記事が採用されることになりました。
東海林さん曰く、この記事には温度がある。
これが、のぶちゃんの書いた記事が採用された理由です。
そして、この一言で東海林さんが心優しき新聞記者であることがわかりました。
心優しいがゆえに、なんでも屋的な部署に甘んじ、おそらく社内の花形であろう社会部の記者たちから軽く見られているのかも。
のぶちゃんの面接試験のときも東海林さんは自分の意見を強く主張。
東海林さん、組織の中ではうまく立ち回れないタイプの人でもありそうです。
立場上、東海林さんは新聞が売れやすくなる記事しか認めるわけにはいかない。
しかし、売れるかどうか分からないけど、自分がこれはと思った記事を新聞に掲載すると決めた東海林さん。
こういう組織の中の一匹狼的なキャラは大好きです。
そして、記事が紙面に掲載されることが決まったのぶちゃんを祝福する琴子ちゃん。
彼女がおしとやかに見えたのは、結婚相手を見つけるために猫をかぶっていただけでした。
本当の姿は酒豪で涙もろい。
きっと友人を大切にする人なのでしょう。
なかなか面白そうなキャラが登場しました。
今週の主なトピック
第14週「幸福よ、どこにいる」の主なトピックは次の4つです。
1:のぶちゃんが高知新報で働き始める
2:高知新報でののぶちゃんの仕事
3:嵩くんと健ちゃんが廃品回収始める
4:嵩くんがライフワークと再会?
【その1】のぶちゃんが高知新報で働き始める
前週の最後に高知新報に記者として採用されたのぶちゃん。
のぶちゃんの採用は、高知新報にとっては戦後初となる女性記者の入社です。
そんなのぶちゃんが同社で働く新しい生活が今週から始まります。
今週の冒頭に描かれることが予想されるのは、入社初日ののぶちゃんの様子です。
ところで前週、高知新報に採用されたのぶちゃんが、また余計なことをして暴走するのではないかと蘭子ちゃんが心配する場面があります。
蘭子ちゃんのその心配は杞憂で終わるのか。
それとも現実のものとなってしまうのか。
蘭子ちゃんが心配するのぶちゃん、入社初日から取材現場に出されてしまいます。
研修期間なんてないようです。
【その2】高知新報でののぶちゃんの仕事
研修期間がないのぶちゃん。
今でいうOJTで仕事をおぼえていきます。
のぶちゃんは闇市に通って取材を行い記事を書く。
しかしその記事は東海林さんからダメ出しを喰らう。
のぶちゃんは再び闇市に行って取材を行い記事を書く。
そしてまた東海林さんからダメ出し。
しばらくはこうした日々が続くようです。
そんな修行の日々を経て、ようやくのぶちゃんが書いた記事が朝刊に掲載。
その後、夕刊の編集局員に任命されるまでが今週ののぶちゃんの仕事の描写です。
【その3】嵩くんと健ちゃんが廃品回収始める
今週、嵩くんと健ちゃんが再びタッグを組んで行動を開始します。
親友どうしの二人が始めるのは廃品回収。
そして回収した廃品の中から使えそうな雑貨を拾い上げ、それを売る仕事です。
回収した廃品から売れるものを見つけて売るというこのアイデアを嵩くんと健ちゃんのどちらが発案するのかは今のところ不明。
しかし、嵩くんと健ちゃんが一緒というのは嬉しい限り。
仲良しの二人の姿を戦後になっても楽しむことができそうです。
【その4】嵩くんがライフワークと再会?
健ちゃんと一緒に廃品回収を始めた嵩くん。
廃品回収業を続ける中で、嵩くんのその後の人生を動かすような「ゴミ」と出会います。
それはガラクタの中で見つけたアメリカの雑誌。
きっと進駐軍の兵隊が読み終えて捨てたものなのでしょう。
進駐軍の兵隊にとってはただのゴミに過ぎない古雑誌ですが、嵩くんにとっては重要な意味を持つことになります。
嵩くんは、その雑誌に掲載されていた美しいデザインに魅了されてしまいます。
軍隊に入って以降、美しいものとは無縁だった嵩くん。
帰国後も、食べるのがやっとの生活の中では美しいものどころではなかったはずです。
なのでアメリカの古雑誌の中に見つけたデザインは、数年ぶりの美しいものとの再会です。
この再会を通して、嵩くんは再びライフワークに向かって動き始めるものと思われます。
あんぱん|感想あらすじネタバレトップページ
裏表がある、というか猫かぶってる琴子さん
ヒロインの敵なのか味方なのかわからなかったけど、のぶちゃんが未亡人と知って泣き上戸になるところ、いい友達になるといいなあ
もし、のぶちゃんも独身で花婿探しに就職してたら、ライバルとして意地悪されてたかもとも思いました
のぶさん慣れない環境で、緊張して自己紹介の内容を飛ばしてまう。「記者は一度聞いた事は。言った先から東海林さんボケる。「女はええよなあ。」今ならセクハラだぞ。幸雄君の来歴。採用されず。幸雄くん就職おめでとう。しかしまた不採用。徹夜の原稿直し。「お涙頂戴だけど温度のある記事。」採用。琴子さんも、お酒が強いという点で十分はちきん。ちょっと打算的。この二人もっと仲良くなりそう。
この日のあらすじは、本日(6月23日)の内容になるのではないでしょうか?
6/30のところに、6/23の内容が載っていませんか、、、?