虎に翼

虎に翼 第13週「女房は掃きだめから拾え?」予習レビューとあらすじ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『虎に翼』
2024年6月24日 〜 6月28日放送

あらすじ

多忙を極める寅子

昭和24年(1949年)4月。寅子は特例判事補として家事部の審判も担当することになり、家に仕事を持ち帰らねばならないほど多忙を極めていました。

一方、はるが亡くなってから寅子と家事を分担していた花江は、多忙の寅子のために家事をすべて引き受けるものの、はるのように要領よく家事をこなせることができません。

多忙な日が続く中、寅子はさらに仕事が増えました。家庭裁判所の広報活動の一環として行う「愛のコンサート」の企画を、寅子は多岐川から任されたのです。

梅子との再会

そんなある日、ある一家が家庭裁判所に相談にやって来ました。その一家の中に梅子がいました。寅子は思いがけない形で梅子と再会しました。

かつて梅子は光三郎を連れて家を出たものの、その直後に妾を囲っていた夫が病に倒れ、家に戻って夫の介護に当たっていました。

その夫が亡くなり、夫が遺した財産をめぐって、梅子と三人の息子、梅子の義母、そして妾の女が遺産相続の争いを起こしたのです。

「愛のコンサート」が成功

梅子たちの争いが収まる直前、三男の光三郎と妾がつるんでいたことが判明。三人の息子に深く落胆した梅子は相続を放棄し、息子たちとの縁も切りました。

一方、寅子と多岐川が進めていた「愛のコンサート」に出演する歌手がようやく決定。「愛のコンサート」のチケットは完売し、歌手は寅子のことを絶賛しました。

「愛のコンサート」は盛況のうちに終わり、東京家庭裁判所の知名度も向上。これを機に寅子を取り巻く環境は大きく変化するのでした。

<<前週 第12週 | 次週 第14週>>
虎に翼|感想あらすじネタバレトップページ

Sponsored Link

今週の展開

61: 6/24(月)
62: 6/25(火)
63: 6/26(水)
64: 6/27(木)
65: 6/28(金)

予習レビュー

梅子さんが再登場

今週は、再登場する梅子さんの泥沼の裁判劇が描かれます。

非常に複雑な話でドラマを観ても理解が追いつかない人も出るかもしれません。

ブログ主は間違いなく理解が追いつかなくなるでしょう(苦笑)

そこで、梅子さんの泥沼劇の背景を整理してみます。

梅子さんの泥沼劇の背景

梅子さんこと大庭梅子さんの家族構成は次のとおりです。

夫・徹男(故人)
長男・徹太
次男・徹次
三男:光三郎(第4週に梅子と登場)
長男の嫁:静子
三兄弟の祖母:常

そして・・・

夫の妾:元山すみれ

ことの発端は徹男の妾・元山すみれが徹男の遺言書を家裁に持ち込んだこと。

元山すみれが持参した遺言書には次のように記述されていました。

「元山すみれに全財産を遺贈する」

この遺言書に一家は騒然となるものの、この遺言書は捏造されたものがあることが発覚。

有効な遺言書がないため

・妻・梅子さんが三分の一を相続
・三人の息子が残りを三等分して相続

という結論になるはずでした。

しかし長男が

・母親である梅子さんに相続放棄を要求
・酒浸りの次男に渡す金はない
・三男は学生なので財産を管理できない

として遺産の独り占めを主張。

ここから泥沼劇がスタートするのですが、これ以上のことはここでは伏せておきます。

「愛のコンサート」の小ネタ

家庭裁判所の知名度アップのために多岐川さんが「愛のコンサート」を企画。

しかし、そのコンサートに呼ぶ歌手が決まらない。

多岐川さんとトラちゃんが誰を呼ぶかで議論を戦わせる中で、思いがけない歌手の名前が登場します。

その歌手の名前は【福来スズ子】です。

他の朝ドラの店名や商品名が小ネタとして登場するのはよくありますが、主人公の名前がそのまま出てくるのはレアケースかと思います。

サブタイトル「女房は掃きだめから拾え?」

今週のサブタイトル「女房は掃きだめから拾え?」の「女房は掃きだめから拾え」という言葉の意味は次のとおりです。

妻を迎えるなら、自分よりも格下の家からもらうのがよい。

自分よりも格上の家から妻をもらうと、親戚付き合いに苦労したり夫の権威が下がったりする恐れがあるのが理由。

「女房は台所からもらえ」
「女房は掃き溜めからもらえ」
「女房は庭から取れ」

という言い方もあります。

<<前週 第12週 | 次週 第14週>>
虎に翼|感想あらすじネタバレトップページ

POSTED COMMENT

  1. たけのこ より:

    >三男の光三郎と妾がつるんでいたことが判明

    この文章はブログ主さんの言葉ですか?どこかから引用してきたのではなく。
    ギョッとしました。「つるむ」の語源をご存知ですか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      実際に放送されるかは不明ですが「語源」の通りの関係が示唆されています。なお当該の言葉は語源からの「ゆれ」の過程を経て「変化」した意味を持つ言葉として表記しています。「ゆれ」と「変化」については文化庁のサイトにてお調べください。

コメントを残す