2024/6/25(火)第13週「女房は掃きだめから拾え?」
あらすじ
元山すみれが家庭裁判所に持ち込んだ遺言書の検認がきっかけとなり、寅子は梅子と再会。二人は涙ながらに再会を喜び合いました。梅子の事案を轟に託すため、寅子は梅子を轟とよねの法律事務所に案内しました。
梅子はこれまでのことを寅子、よね、轟に語りました。梅子は大庭の家を飛び出しものの連れ戻されていました。その直後に夫が病に倒れ、夫を介護するために離婚は取りやめになっていたのです。
梅子に心を痛める中、寅子は「愛のコンサート」の準備にも奔走。コンサート会場だけは抑えることができたものの、コンサートに呼ぶ歌手は決まってはいませんでした。多忙を極める寅子は、花江に家事を任せきりにしていました。
一方、轟とよねが大庭家を訪問。元山すみれの持っていた遺言書は偽造されたものであることを轟が告げました。元山すみれの言い分は退けられたものの、今度は大庭家の家族たちが争いを始めました。
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感想
梅子さん
梅子さん、これまでご苦労されたようです。
そもそも、法律の道を捨ててまで家出を決行したというのに、家に連れ戻されてしまった。
法律の道を捨てたことにどれほどの意味があったのか?
梅子さん、そんなふうに考えているかもしれません。
しかも法律の道を捨てることと引き換えに手に入れた大庭家からの自由までも失ってしまった。
梅子さんが轟くんとよねちゃんにしみじみと言いました。
「戻ったみたい、私の人生が一番輝いていたあの頃に」
今の泥沼の状態から抜け出したら、梅子さんにはもう一度輝いてもらいたいと切に願っています。
よねちゃん
よねちゃんに変化が!
トラちゃんは梅子さんの事案を託すために、梅子さんを連れて轟くんとよねちゃんの事務所を訪問。
よねちゃん、またトラちゃんに突っかかるのではないかとハラハラしながら見守りました。
しかしよねちゃんは、トラちゃんの訪問を歓迎こそしないものの拒みもしない。
ただ黙っているだけ。
いつだったか轟くんがよねちゃんに次のような言葉を放ったかと。
よねちゃんがトラちゃんを拒む理由が俺にはわかる、みたいな。
轟くんがよねちゃんの心の中のモヤモヤを言語化することで、よねちゃんも自分の感情の整理がついたのかも。
今回、トラちゃんに対して沈黙だけで済ませたよねちゃんの態度が、よねちゃんの良い意味での変化でありますように。
轟くん
よねちゃんを少しだけ変えることに成功したらしい轟くんはやっぱり大人です。
大庭家での場面。
ついつい思ったことを口にしてしまうよねちゃんを轟くんが制止。
普段はよねちゃんが事務所を仕切り、轟くんは常に下手に出ています。
しかし、最も大事なタイミングでは、よねちゃんよりも轟くんが前に出る。
轟くん、器の大きな男です。
よねちゃんも轟くんの大きさを分かっているのかな?
福来スズ子は登場するか?
ブログ主は気がつきませんでしたが、昨日「コロンコロンレコード」の名前がドラマの中に登場していたとの由。
「コロンコロンレコード」は、往年の大スター福来スズ子が所属していたレコード会社です。
そして今回、ついに福来スズ子の名前までもが登場しました。
『東京ブギウギ』の鼻歌とともに。
ちなみに、多岐川さん発案の「愛のコンサート」に呼ぶ歌手について判明している情報は次のとおりです。
「ライアンさんが華麗なる殿様人脈を駆使して出演にこぎつける」
殿様人脈によって呼ぶくらいなのだから、まさかの大スターなのでしょう。
そして「コロンコロンレコード」やら「福来スズ子」やらと、フラグも立ちまくっている。
今にして思えば女学生時代のトラちゃんが「梅丸少女歌劇団」に入ろうとしたのも、今週へのフラグ?
ここまで期待させておいて、愛のコンサートに出演する歌手が福来スズ子でなければ、視聴者からのブーイングが起こるのは間違いなし。
過去の朝ドラ作品ネタが放送中の朝ドラにさりげなく挿入されることは、珍しいことではありません。
でも、過去の朝ドラヒロインが、その役名のまま放送中の朝ドラに登場するのは、これが初めてのことなのでしょうか。
少なくともブログ主が知る朝ドラの中では、それが実現すれば初めてのことです。
今週は梅子さん週のはずですが、福来スズ子週になりかねない展開になってきました。
予習レビュー
今週、梅子さんが再登場します。
梅子さんが遺産相続をめぐるトラブルに巻き込まれ、その事案が家庭裁判所に持ち込まれることで再登場するのです。
梅子さん再登場にあたり、梅子さんのことを復習するための情報をまとめておきます。
過去にドラマの中で登場した、あるいはセリフの中で説明された梅子さんの家族構成は次のとおり。
梅子(本人)
徹男(ご主人、弁護士、家の外に妾がいる)
徹太(長男、東京帝大生)
徹次(次男、少年時代の姿だけが登場)
光三郎(三男、幼少期に梅子さんに連れられハイキング)
常(姑、セリフの中でだけ登場)
そして、過去にドラマの中で語られた家族関係は次のとおりです。
ご主人と長男はよく似た性格で梅子さんを見下している。
特に長男は、梅子さんが育児をすることを姑に認めてもらえなかった。
せめて次男と三男だけは自分で育てようと梅子さんは努力した。
そんな環境の中、梅子さんはご主人から離婚を突き付けられる。
若い女性と再婚するのが、ご主人が梅子さんに離婚を突き付けた理由です。
ご主人の再婚相手が誰なのかはこれまでのところはっきりとは説明されていませんが、再婚相手はご主人が囲っていた妾です。
ハイキングの際にハーシーが噂していた妾のことです。
そして離婚を突き付けられた梅子さんは光三郎くんを連れて大庭家を出ていくことに。
ここまでがこれまで描かれてきた梅子さんの事情です。
では、大庭家を出たはずの梅子さんに何が起こったのか。
それは次回の本欄で・・・
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武田さんこれで退場かな。別の映画、番組、ネットフリックス、なんなら「明鏡止水」あたりで山本千尋さん(中国武術のチャンピオン)と闘ってほしいなあ。
大庭家の皆さん。戦後だなと思うのは、徹太氏の妻がエラそうなところです。
私は家長の妻です、一番エラいのよという意思が表れていてあっぱれ。
戦前と戦後のええとこ取りの感がちょっと致しますが。
大姑の常さん。今さら変わらないんでしょうけど、もうあなたの地位は安泰じゃないよと言いたいところです。
梅子さん、一人で貧乏くじ過ぎる……
幸四郎「愛のコンサートの会場探しに・・・・・。」
「愛のコンサート」が大庭家の和に繋がる展開にならないかなあなんて思ってしまいました。
それに多岐川先生が招きたがっている歌手の名前を聞いて思わず爆。
かつての学友。今は。涙の再会。なんでヒョンちゃんの事を。梅子さんの悲劇。寅子さん多忙。兼務は厳しい。すみれさん遺言書の偽造判明遺産争いから脱落。今度は骨肉の争い。