虎に翼

民法改正に向けての議論 / 虎に翼 第48回

2024/6/5(水)第10週「女の知恵は鼻の先?」

あらすじ

民法が改正されれば多くの人が混乱することになると主張する保守派の東京帝大教授・神保に対して、寅子は何も言うことができませんでした。寅子は神保に対して何かを言いかけるものの、すぐに「すんっ」となってしまったのです。

昭和22年(1947年)5月。民法改正に対する意見を様々な団体から求めることになりました。その一方で、GHQとの折衝も継続。そんな中で寅子は、穂高と数年ぶりに再会しました。そのころ穂高は、民法改正の委員をしていました。

ある日、寅子は民法改正に対しての意見を求めて、婦人代議士・立花幸恵の集まりに参加しました。しかし、その集まりでも寅子は、自分は一度弁護士をやめた身であることに後ろめたさを感じていました。

久藤から二度までも「謙虚」と言われたことや、桂場から「薄っぺらなことを言う」と言われたことなどを思い出し、寅子は思い詰めていました。そんなある日、昼休みに弁当を食べようとしていた寅子は花岡と再会しました。

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感想

ハーシー

ハーシーこと小橋くんがいちいち気にさわる。

トラちゃんが「はて?」を連発して相手に反論しないのは、トラちゃんが大人になったからじゃないんだよ。

まだまだトラちゃんが本調子を出せずに苦しんでいるんだよ。

そう言ってやりたいほどのハーシーの人の気持ちもわからなさぶり。

よねちゃんにもう一度、股間を蹴り上げてほしい。(笑)

ハーシーが「嫌味野郎」なキャラなのは、人の気持ちがまったく理解できないからなのだと納得もする場面でした。

それにしてもハーシーの嫌味っぷりが強調されるたびにアップで映し出されるハーシーの寝グセ(?)。

この映像の繰り返しでブログ主はどうやら洗脳されてしまったらしい。

人の寝グセを見ると、心がざわついてきます。

フレディー・マーキュリー

今回、強烈に脳裏に焼き付いたのはなんといっても婦人代議士・立花幸恵さんです。

ほんの一瞬の登場場面であるにもかかわらず夢(または悪夢)にまで出てきそうな強烈なインパクトを残しました。

伊勢志摩さん、『あまちゃん』のフレディー・マーキュリーを軽く超えました。

出来ることならもう一回出てきてほしいな。

でもあれだけのメイク、何回も登場させるにはあまりにも手間がかかりすぎるかも。

花岡くんが再登場

トラちゃんが司法省で働き始めた初日、トラちゃんが密かに期待したであろう明律大学の同窓生が再登場。

法律の世界の仲間が一人戻ってきたことで、視聴者としては期待せずにはいられなくなります。

何をって?

轟くんとよねちゃんの再登場です。

今回の本欄では伏せておきますが、ブログ主は轟くんとよねちゃんがどうなるか知っているものの、それでも花岡くんの再登場はワクワクします。

仲間たちが戻ってくる感にワクワクせずにはいられません。

でも一方で、花岡くんとの再会では気になることも。

思い詰めているとはいえ、花岡くんとの再会を果たしたトラちゃんの反応があまりにもおとなしい。

もはや恋の相手ではないから再会を盛大に喜ぶのも確かに変です。

しかし、もう少し喜んでもいいかなと・・・

それとも、反応の乏しい再会によってトラちゃんがどれほど思い詰めているかを表現しているのか。

それとも、何かのフラグなのか。

おそらく次回のアバンタイトルはトラちゃんと花岡くんの再会の続きから始まるかと。

明日、二人の再会のその直後はどのように描かれるのでしょうか。

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予習レビューと史実のリアルエピソード

ドラマの中でトラちゃんは、民事局民法調査室主任・久道頼安(ライアン)のもとで民法改正の実務に携わることになります。

一方、リアルトラちゃんは嘱託として司法省民事部に配属。

リアルトラちゃんは裁判官として採用されることが希望だったため、嘱託として司法省民事部に配属されることに不満がないわけではありませんでした。

しかし司法省民事部で学んだことが後に裁判官になったときの生き方の根幹になったとリアルトラちゃんは回想しています。

よって、今週のドラマの中で描かれるエピソードの数々は、物語後半のトラちゃんの活躍のルーツになるものと思われます。

後半へのフラグも数多く立つことも予想されます。

話をリアルトラちゃんに戻します。

ドラマの中の民事局民法調査室主任はライアンこと久道頼安。

一方、史実では・・・

司法省民事局内の民法改正調査室の主任をつとめたのは、当時司法事務官だった村上朝一氏という人物でした。

村上朝一氏はその後、第6代最高裁判所長官に就任しています。

村上朝一氏は明治39年(1906年)福岡県田川郡添田町生まれ。

東京帝国大学法学部を卒業後、大阪地裁、京都地裁、東京地裁などで裁判官としてのキャリアを積んでいます。

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POSTED COMMENT

  1. ずんこ より:

    トラちゃんが寅ではなく借りてきた猫になっちゃってる件。
    自信喪失?後ろめたさ?
    桂場さんはそんなトラちゃんに、ちょっとガッカリした様子。
    早く、優三さんの大好きな、何かに夢中になっているトラちゃんが戻ってきますように。

    そんな中での、花岡くんとの再会。
    花岡くん、無事だったのですね。
    でもこの再会が、トラちゃんにどんな影響を及ぼすのでしょう。

  2. 急に同意を求められ、「すん」反論したいけど、自分の家族の事が頭を掠め。ライアン氏巧く納め。突然の停電。このころは電力事情もまだ悪く。恩師と久々の再会。まさか猪爪家の男が一人を除いて壊滅しているとは、思ってみなかったろうな。貰いもののチョコレート。意外な場所で意外な人と再会。花岡君は爪を削がれた寅子さんをどう思う?

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