2024/12/27(金)第13週「幸せって何なん?」
あらすじ
結は佳代に、夕食づくりを申し出ました。結の申し出に対して佳代がリクエストしたのは豚肉と玉ねぎのニンニク炒め。それは結が翔也のために初めて作った弁当のメニューでした。結は翔也と過ごした時間を思い出さずにはいられませんでした。
そのとき、結に呼びかける声がしました。翔也が大阪から駆けつけてきたのです。翔也は結に言いました。結に謝りたくて来た。自分はギャルをなめていた。それを歩に教わった。だから聖人に髪の色を戻してもらったのだと。
翔也の謝罪を受けて結も語り始めました。翔也を好きになったきっかけは何だったのか振り返ってみた。誰にも話したことがなかった地震のことを、翔也には話してもいいと思った。そして翔也が泣いたそのとき、翔也が好きになったと。
続けて結は言いました。つらいことがあっても翔也となら乗り越えていける。翔也に幸せにしてもらおうとは考えてはいない。翔也と二人で幸せになりたい。だから、結婚してほしいと。そして結と翔也は将来を誓い合いました。
おむすび|感想あらすじネタバレトップページ
感想
今週は翔也くんのピンチ週でした。
そして結ちゃんと翔也くんの関係のピンチ週でもありました。
今週の振り返り:翔也くんのピンチ
前週あたりからフラグが立ち始めていた翔也くんの肩の故障。
前週の最後、肩の激痛に苦しむ翔也くんの姿が描かれることで、誰の目にわかるフラグとなりました。
しかし、前週の段階では翔也くんの不調がどれほどのものかまでは明かにされてはいませんでした。
そして今週。
野球を続けることは絶望的になることが決定。
手術してリハビリをしても元に戻ることはほぼない。
そして、そんな状態になった投手がドラフトに指名されることはまずないとまで言われてしまう翔也くん。
この残酷な言葉を告げた監督。
正論なのは間違いないですが、翔也くんの身体以上の心の傷を察してもう少し言葉を選んで欲しかった。
そう言えば翔也くんの高校球児時代の監督も言葉が足りない人でしたね。
米田家にクレームをつけに来た監督、のっけから結ちゃんが悪意を持って弁当を作ったみたいな言い方をしていたことを思い出しました。
高校時代はともかく、翔也くんは孤独です。
言葉の選び方に難ある監督なので、肩の不調を相談できなかったのかもしれません。
よく「報連相」が大事だと強く訴える上司ほど「報連相」にしくい人という残念な現実がありますが、星河電器の監督もそんな人だったのかも。
もし監督が、社員食堂の立川さんみたいな人だったら。
何かと面倒くさい人ではありますが、翔也くんの異変に誰よりも早く気がついてしかるべき措置を取らせていたことも考えられます。
翔也くん、上司には恵まれなかったようです。
しかし、その一方で結ちゃんと出会っていたのが救いでした。
結ちゃんを通して伝説のギャル・歩ちゃんと出会っていたことで救われました。
翔也くん、もう大丈夫でしょう。
願わくば、新たな配属先で上司に恵まれますように。
今週の振り返り:結ちゃんと翔也くんの関係のピンチ
翔也くんのピンチを機に、結ちゃんと翔也くんの関係のピンチにおちいりました。
しかし、雨降って地固まると言いますが、ピンチを機に結ちゃんが翔也くんを好きになった理由もはっきりと分かりました。
これまでのドラマの中の描写によれば、結ちゃんが翔也くんに恋したきっかけは、上述の言葉足らずの監督のクレーム直後の翔也くんの振る舞いでした。
言葉足らずの監督によって悪者扱いされてしまった結ちゃん。
そんな結ちゃんに翔也くんは謝罪しました。
巻き込んでしまってごめんなさいと。
その謝罪姿に結ちゃんは撃沈。
その日から翌日にかけて「やばい、やばい」を連発。
結ちゃんをよく知る陽太くんによれば、結ちゃんの「やばい、やばい」は、結ちゃんがものすごく好きなものを見つけた時の反応なのだとか。
しかし結ちゃんが翔也くんを好きになった瞬間はその時ではなかったらしい。
結ちゃんが阪神淡路大震災の思い出を語り、それを聞いた翔也くんが号泣したとき。
あれが恋のきっかけだったとは。
しかし、思えば結ちゃんが神戸の記憶を誰かに話すのはあの時が初めてでした。
結ちゃん、翔也くんに対して安心感を感じたからこそ、それまで誰にも言えなかった悲しい記憶を話すことができたのかもです。
また、翔也くんが号泣した直前の糸島フェスティバル。
ギャルになった結ちゃんを見抜いたのも翔也くん一人だけでした。
聖人さんですら見抜けませんでした。
そして、愛子さんや歩ちゃんが気づいたのと同じタイミングで、結ちゃんが笑顔を取り戻したことに気づいたのも翔也くん。
結ちゃんにとって翔也くんが、そして翔也くんにとって結ちゃんが、特別な存在であることは糸島フェスティバルの時にフラグが立っていたわけですね。
また、糸島フェスティバルで風見先輩に彼女がいることが判明。
あの「失恋」も今となっては結ちゃんが翔也くんの価値に目覚めるきっかけの一つになっていたのかもです。
本年もありがとうございした
本年も当ブログとお付き合いくださりありがとうございました。
来年も
・『おむすび』後半
・『あんぱん』
・『ばけばけ』前半
でお付き合いいたけますと幸甚に存じます。
どうぞ良いお年をお迎えください。
予習レビュー
今週、翔也くんが自身の人生の中では最大級と言っても差し支えないレベルのピンチを経験します。
そして、一時は暴走するものの最後はしっかり立ち直ります。
今週は翔也くんの危機週です。
翔也くんがギャル男に
プロ野球選手になることを断念した翔也くん。
結ちゃんに別れを切り出した後にまさかのギャル男になります。
ギャル男(ギャルお)は、1990年代後半に流行が始まった男性のストリートファッションを愛用する男性のことです。
一言で言ってしまえばギャルの男性版です。
翔也くんはどうしてギャル男になってしまったのか。
翔也くん、社会人野球で活躍していたので大阪では顔が知れた存在になっています。
なので街を歩くとヨン様と声をかけられる。
しかし自分はもうヨン・シームを投げるヨン様ではない。
そんなギャップに苦しんだ翔也くんは別の人間になりたいと思い始める。
そんな時に思い出したのが糸島フェスティバルでパラパラを踊った結ちゃんの姿でした。
あの時の結ちゃんは別人でした。
翔也くんだけはステージの上のギャルの一人が結ちゃんだと見抜きましたが、父親である聖人さんですら見抜けなかった。
そこでギャル男になれば別人になれると翔也くんは考えるわけです。
そのときに翔也くんの目に飛び込んできたのが、歩ちゃんの中学時代の友人・チャンミカがやっている古着屋。
翔也くんはチャンミカの店でギャル男のコーディネートしてもらいます。
そしてついに翔也くんはギャル男に。
プロ野球の道を断念する危機。
そして現実逃避のためにギャル男になる翔也くんの存在そのものの危機。
今週は翔也くんの危機の週です。
翔也くんと結ちゃんの関係の危機
今週は翔也くんと結ちゃんの関係の危機週でもあります。
今週の前半、プロ野球選手になる夢を絶たれた翔也くんは、結ちゃんに別れ話を切り出し結ちゃんはそれをあっさりと受け入れます。
プロになれなかった。
プロになったらプロポーズすると約束したが、プロになれなかったのでプロポーズもできない。
だから別れよう。
翔也くんの頭の中では、きっとこんな理屈が成り立っていたのかと思います。
翔也くんがそのように考える気落ちはわからないでもない。
しかし、いきなりそんなことを言われた結ちゃんの立場で考えた場合、結ちゃんにはとても受け入れがたい考え方です。
でも受け入れがたい考え方だからこそ逆に結ちゃんを怒らせてしまった。
怒った結ちゃんは、反射的に別れ話を受け入れてしまう。
そして二人の関係は決裂します。
本作のこれまでの流れから言って、結ちゃんと翔也くんがそのまま決裂ということは考えにくい。
二人の関係が修復されるのはなんとなく見えています。
では、どのような過程を経て修復されるのか。
そこは本欄では伏せておくことにします。
ギャル男・翔也くんと結ちゃんの遭遇
翔也くんがチャンミカにギャル男のコーディネートしてもらったことは上に記したとおりです。
そしてギャル男に返信した翔也くんが試着室から出ると思いがけない人物と遭遇します。
結ちゃんです。
結ちゃんに見つかってしまったギャル男の翔也くんは別の人間になるためにギャルになりたかったのだと釈明。
ところがその釈明が結ちゃんを怒らせることに。
結ちゃんにしてみれば、現実逃避のためにギャルになったなんて許せないこと。
すでに結ちゃんを怒らせていた翔也くん。
再び結ちゃんを怒らせることに。
結ちゃんをとことんまで怒らせてしまったことも今週の翔也くんの危機の一つに数えていいのかも知れません。
おむすび|感想あらすじネタバレトップページ
星河電気野球部監督についてコメントします、演じる嶋尾さんは阪神タイガース現役投手の頃に2度肘にメスを入れても復活せず戦力外通告を受けトライアウトでも機会が得られず役者に転向しています
だからね監督は何を見てたんだ等とX等での批判を見たらなんか痛々しい気にすらなってしまいますね、嶋尾さん自身は演じながらどんな気持ちだったのか?
さて年末年始は朝ドラはないですが大晦日はB’zがあり新年4日は上様が暴れん坊になりますね、B’zに関しては国立競技場でYAZAWAさんと共演した際以来、上様は17年振りの復活にワクワクしとります
ではでは、良いお年を
名乗る程の者ではございません様、早速のご回答ありがとうございました。「おむすび」佳境ですね。一見、とっ散らかっているように見えた前半部はちゃんと伏線になっていたのですね。「ULTORA SOUL」,「LOVE PHANTOM」両方とも名曲ですが、かたや「世界水泳」かたや「Xファイル」と両方ともテレビ朝日絡みだったのですね。まあ曲が良いから気にはしません。でも星野源さん。「地獄でなぜ悪い」良い曲なのに残念。あの曲、歌詞は映画の内容とは全然関係ないのにね。監督は人でなし野郎だけど映画自体は好き。特に坂口拓が「ドラゴン怒りの鉄拳」のパロデイする所は笑って泣けた。
還暦のたつお様
コメント反応ありがとうございました
「Love phantom」はB’zの売上ランキング2位でカラオケランキングでも上位に入ってますね、ちなみに「ultra soul」はカラオケランキング1位ですが売上ランキングは17位です、ただB’zの二人は代表曲と言っています
このような発売時の売上と人気知名度がマッチしないことは案外あることで、石川さゆりさんの「天城越え」は自身のシングル売上は26位であったり、高橋真梨子さんの「for you」は発売時にはオリコン100位にもランクインしていません
ですので「おむすび」を視聴率で叩くコメントもちらほらありますが、後世が評価するといった「ちりとてちん」みたいなこともあるかと私は思います(因みに「ちむどんどん」が再放送されたら私は見ます、あれはあれでツッコミながら見るという見方がありドラマ自体にもパワーがあったかと)
なんか話が変わってしまったかもしれません、すいませんです
よいお年を