おむすび

結が永吉と佳代を訪ねる / おむすび 第64回

2024/12/26(木)第13週「幸せって何なん?」

あらすじ

久しぶりに糸島に足を運び、永吉と佳代に迎えられた結は、自分が糸島に帰ってきた理由を愛子から聞いているかと問いかけました。結の問いかけに対して永吉は、帰ってくるのに理由はいらないと答えました。

一方、大阪では翔也は歩と向き合っていました。歩は翔也に告げました。ギャルは自分を偽るためにやっているのではない。過去や未来を悩まず今を楽しめ。これから何でもできるはずだ。何故なら生きているのだからと。

その翌日、糸島の米田家の結のもとに陽太がやって来て近況を報告。先月IT企業を辞めたこと。これからは牡蠣の養殖に取り組み糸島に貢献すること。さらに陽太は、IT企業を辞めるのを機に恵美との交際を始めたことを結に告げました。

そんな中、永吉と佳代に連れられスナック「ひみこ」に行った結は、佳代に尋ねました。永吉のどこにひかれたのかと。結の問いかけに対して佳代は、永吉と一緒にいるだけで毎日が幸せなのだと答えました。

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感想

翔也くんの心を救う歩ちゃん

前回、孝雄さんの心を救ったことが明らかになった歩ちゃんが次に救うのは翔也くん。

翔也くんに告げた歩ちゃんの言葉が心に沁みました。

「自分を偽るためにギャルをやってるんじゃない」

ヨン様と呼ばれるのが嫌で別人になりたかった翔也くん。

別人になる手段として思いついたのがギャルでした。

かつて糸島フェスティバルで結ちゃんが完全に別人になったことがあったので。

しかし、翔也くんは勘違いしていました。

結ちゃんが別人になるためにギャルになったのではないことを。

他のギャルたちも別人になることが目的でギャルをやっていたわけではないことを。

だから、別人になりたいからギャルになったと言って結ちゃんを怒らせてしまった。

怒らせてもしまっても、結ちゃんが怒った理由が分からなかった。

でも歩ちゃんにギャルの本質を教えられようやく理解。

歩ちゃん、翔也くんの心を救うためのファーストステップに成功しました。

続いて歩ちゃんが言った言葉がこれ。

「ギャルになって救われた」

歩ちゃんがギャルになった理由は救われたかったからではありません。

もちろん自分を偽るためでもありません。

亡くなった真紀ちゃんの人生を代わりに生きることがそもそもの目的でした。

自分を偽るわけではないけれど、自分が本当にやりたいことかと言えば決してそうではない。

高校生時代の歩ちゃんにとってのギャルとはそんなところかと。

ところが、ギャルになることで今その時に夢中になれたことだけは確か。

真紀ちゃんと今を一緒に生きるような気持ちになり、真紀ちゃんを亡くした過去の悲しみから逃れることができたのは確か。

ギャルになって救われた、というよりはギャルになって今を楽しむことを知ったから救われたというのが本当のところなのかもしれません。

そんな深い悲しみを乗り越えてきた歩ちゃんだからこそ言えるのが次の言葉。

「大丈夫、これから何でもできる、だってあんた生きてるんだから」

生きてさえいれば何とでもなる。

これは大事な人を亡くした人だからこそ説得力を持って言える言葉です。

真紀ちゃんを亡くして一度は失意のどん底に落ちた歩ちゃん。

しかし、振り返ってみて気づいたのでしょう。

自分は生きていたら悲しみも乗り越えてなんとかなったのだと。

翔也くん、この歩ちゃんの言葉がかなり刺さったらしい。

歩ちゃんにこの言葉をかけられた瞬間、表情が明らかに変わりました。

翔也くんが救われた瞬間、あるいは救いに向かって動き始めた瞬間でした。

孝雄さんに次いで翔也くんまで救う歩ちゃん。

やっぱりブログ主の中では、歩ちゃんが本作のヒロインです。

陽太くんと恵美ちゃん

恵美ちゃんがようやく陽太くんに振り向いてもらえました。

高校時代、陽太くんの気持ちはいつも結ちゃんに注がれていました。

そんな陽太くんの気持ちを察しながらも常に陽太くんに寄り添っていた恵美ちゃん。

恵美ちゃんの気持ちが本当のところどうなのかは分かりません。

ドラマの中では陽太くんのことが気になっている素振りを見せていたものの、そう見えただけだったのかもしれない。

出来ることなら恵美ちゃんの高校時代の気持ちもしっかりと回収してほしい。

年齢から言っても状況から言っても陽太くんと恵美ちゃんは近い将来結婚しそう。

二人が結婚するまでに、高校時代の恵美ちゃんの陽太くんの気持ちはどうでったのか、そのあたりのことを回収してほしいものです。

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予習レビュー

今週の後半、久しぶりに糸島の場面が登場します。

結ちゃんからの電話を糸島の老父婦が受ける場面はありましたが、結ちゃんが糸島へ行くのは神戸編が始まってから初めてのことです。

また糸島では嬉しい変化が起こっています。

ブログ主はこの変化が一番嬉しいかも。

結ちゃんの糸島行きの目的

家族揃っての帰省ではなく、結ちゃん一人だけの糸島。

その理由が傷心旅行です。

翔也くんはプロ入りを断念。

夢破れた翔也くんは結ちゃんに別れを切り出しました。

別れ話を受け入れてしまった結ちゃん。

そもそも栄養士を目指したのも星河電器に入ったのも翔也くんのためです。

結ちゃんには目的がなくなってしまいました。

恋にやぶれ、仕事の目的まで失ったしまった結ちゃんは、まさに糸が切れた凧状態。

そんな心を癒すのが糸島行きの目的です。

そして糸島行きは結ちゃんが自分一人で決めたのではなく、聖人さん、愛子さん、歩ちゃんのすすめによるものです。

結ちゃん一家は永吉さんとの約束を守っているのか

結ちゃん一家が神戸に戻ると決めたとき、結ちゃんは永吉さんと約束しました。

ゴールデンウィークとお正月休みには必ず糸島に戻ってくると。

ドラマの中で、その約束が実行された場面は描かれてはいません。

果たして結ちゃん一家は永吉さんとの約束を守ってきたのでしょうか。

そのヒントが今週のどこかに登場します。

結論から言うと、結ちゃん一家が神戸に戻った年度のゴールデンウィークとお正月。

そして、結ちゃんが専門学校の二年生になった年度のゴールデンウィークとお正月。

どうやら神戸に戻ってから最初の二年は約束を守れたようです。

しかし三年目の神戸。

ゴールデンウィークのころは結ちゃんは就職をしたばかり。

なので、結ちゃん一家は糸島に行きたくても行けなかった、みたないセリフによって永吉さんとの約束の守り具合が、今週のどこかで説明されるようです。

糸島での変化

糸島の米田家で久しぶりに滞在中の結ちゃんのもとに陽太くんがやってきます。

結ちゃんが糸島に戻ってきたことを永吉さんあたりから聞きつけたのでしょうか。

このときの陽太くん、ある二つの大きな変化があります。

一つ目。

陽太くんは高校卒業後に就職したIT企業をすでにやめています。

陽太くんが神戸に出張でやってきた際に、仕事で悩んでいる様子でした。

それが今週に入ってから回収されるわけです。

IT企業をやめた陽太くんは、その後どうしたのか。

実家の家業である漁師を継ぐことに。

牡蠣の養殖を始めるのだそうです。

二つ目。

陽太くんと恵美ちゃん、今では二人は付き合う仲に。

恵美ちゃん、ようやく陽太くんに振り向いてもらえました。

陽太くんはIT企業をやめた後に、仕事のことで恵美ちゃんによく相談していたのだそうです。

そのことが二人の距離を縮めることになったようです。

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POSTED COMMENT

  1. 歩姉ちゃんのレクチャー始まる。今を楽しむ。ここでこのドラマでギャルが出て来た意味が。パラパラ。いかん長州小力がちらつく。カラオケお祖父ちゃん加山雄三。

  2. 名乗る程の者ではございません より:

    豊田スタジアム卒コンからだと約9年振りか、松井玲奈さんが踊るのって
    視点は歩さんではなく自然とチャンミカさんに当ててたわ、脳内BGMは「パレオはエメラルド」で

    オープニングの太陽の塔は何なのか?
    新婚生活が吹田市なのか?それとも関西万博のプロパガンダ的な展開になるのか?
    後者なら公共放送なんだからそんなことやめてほしいなあ、というか昨年のスイーツ短歌とか今年の虎ツバ脚本家のゴリゴリする前に公共放送として報道の見直ししてほしい、兵庫県知事選挙にて当確出るのがキー局で一番遅かった(地方局からは3時間半も遅かったぞ)ことはどうなんだと今でも思うぞ、受信料払っている者としては

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