2025/2/12(水)第19週「母親って何なん?」
あらすじ
結は低栄養であるにも関わらず食事を摂ろうしない患者・麻利絵が気がかりでした。そこで結は麻利絵のことを歩に相談。相談を受けて歩は、可愛くなるより楽しいことの方が大事だと結に答えました。
その翌日、麻利絵の様子を見にいこうとする結を、塚本は止めました。塚本は結に言いました。麻利絵のような患者は、食事中に何回も様子を見に来られると、必要以上にプレッシャーを感じてしまうのだと。
そんな中で迎えた食べ方講習会。麻利絵は母に連れられ会場にやって来ました。しかし、母が揃えた大量の料理を見て麻利絵は激怒。いつも沢山食べさせたから自分は太りやすくなってしまったのだと言って麻利絵は母を詰りました。
一方、会社設立の準備を進める歩は梅田の街中で愛子が見知らぬ男性と一緒にいる現場を目撃しました。歩は帰宅するとすぐに聖人に相談。聖人は愛子を信じるとムキになるものの、動揺を隠すことはできませんでした。
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感想
ヒロインの師匠
麻利絵ちゃん問題で悩み続ける結ちゃん。
麻利絵ちゃんの様子を見に行こうとすると塚本さんがやんわりと止めました。
プレッシャーをかけてはいけないと。
この塚本さんが結ちゃんを止める場面を見てふと思いました。
栄養学の世界あるいは食の世界で、これまで「朝ドラヒロインの師匠」に当たる人がいなかったことを。
専門学校時代、講師はいました。
しかし、ヒロインの成長を見守ってくれる師匠と呼ぶには、あまりにも普通の先生ばかりでした。
星河電器の社員食堂ではどうだったか。
立川さんが働くことの意味を教えてくれました。
責任の取り方を行動によって教えてくれもしました。
しかし立川さんを師匠と呼ぶには、師匠とヒロインの共演場面はあまりにも少なく短かったような気がします。
結ちゃんが入院したときに出会った管理栄養士の西条さん。
ブログ主は、ヒロインが管理栄養士になった後の師匠として登場することを期待していたのですが、離島に行ってしまったとか。
もう登場場面はないのかな?
そして登場した塚本さん。
ブログ主は、濱田マリさんが演じるというだけで、塚本さんには「おもしろいおばちゃん」しか期待していませんでした。
しかし今回の塚本さんを見て確信。
塚本さんはようやく登場したヒロインの師匠であることを。
本作は少なくとも3月中旬までは、物語の舞台は大阪新淀川記念病院です。
なので、まだしばらくは塚本さんの出番はあるはず。
ブログ主はヒロインと師匠の描写が大好物です。
塚本さんが師匠として最終回まで登場しますように。
もう一人の師匠のアドバイス
栄養学や食の世界だけでなく、ギャルを含めたヒロインの人生全般の師匠は間違いなく歩ちゃん。
今回、結ちゃんが麻利絵ちゃんのことを歩ちゃんに相談すると、可愛くなることよりも楽しいことの方が大事とアドバイス。
歩ちゃんのこのアドバイス、鋭くてしかも深い!
その歩ちゃんのアドバイスに結ちゃん何かを悟ったらしい。
しかしその翌日、歩ちゃんのアドバイスは結ちゃんに言動には反映されてはいませんでした。
まだ歩ちゃんのアドバイスを自分の中に落とし込めていないのかな。
歩ちゃんのアドバイスは、患者の指導に生かされるのか。
麻利絵ちゃんの問題を解決することで、結ちゃんに勝手に期待して勝手に失望するまるで子供みたいな森下医師に意趣返しできるのか。
麻利絵ちゃん問題の落とし所、明日あたりには見えて来ますように。
歩ちゃんが目撃
歩ちゃんが目撃してしまいました。
愛子さんがダンディーな男性と一緒にいるところを。
このエピソードで一点気になるところがあります。
目撃情報を最初に報告した相手が聖人さんであるということです。
聖人さんがどれほど心配性であるかは、家族の中で歩ちゃんが一番よく知っていはずです。
ギャル時代に散々心配をかけたので。
だから、目撃情報は真っ先に結ちゃんに報告し、聖人さんへの伝え方を相談する。
そんな展開を予想していました。
しかし歩ちゃんが真っ先に報告したのは聖人さん。
案の定、聖人さん動揺を隠せない。
次回の聖人さんが心配です。
予習レビュー
歩ちゃんが会社設立
1月最後の放送。
真紀ちゃんの墓前で歩ちゃんは宣言しました。
ギャルの力で日本を元気にする。
キングオブギャルになってみせると。
真紀ちゃんの墓前での涙の誓いが今週ついに回収されます。
今週、歩ちゃんが会社を設立します。
設立した会社の社名は「キングオブギャル」。
この社名を初めて聞いたとき、ブログ主が真っ先に感じたのは「キング=男性」と「ギャル=女性」の性別のギャップでした。
1月最後の放送では、このギャップに孝雄さんもツッコミを入れていました。
ちょっと待て、キングはおっさんでギャルは女の子だ、みたいに。
その孝雄さんのツッコミに対して歩ちゃんが説明しました。
性別は関係ないと。
ちなみにキングオブギャル社の設立理念は次のとおりです。
「年齢・性別・国籍・人種関係なくあらゆる人をギャルの力でオシャレにして元気にすること」
歩ちゃんの振り返り:糸島編の頃
歩ちゃんが新たな一歩を踏み出すのを機に、これまでの歩ちゃんを振り返ってみましょう。
中学生時代の歩ちゃんは、自分がギャルなんて無理と考える大人しめの女の子でした。
しかし親友の真紀ちゃんが一緒なら自分もギャルになれるかもと考えた歩ちゃん。
歩ちゃんのギャルに対する思いはその程度でした。
そんな中で遭遇した親友の死という悲劇。
まだ幼かった歩ちゃんには、親友の死はあまりにもショックが大きかった。
親友の死のショック、馴染めない新しい中学校。
糸島での引きこもりの何年間は、まるで歩ちゃんがサナギになったかのようでした。
そしてサナギから脱皮した歩ちゃんはギャルになりました。
親友の真紀ちゃんが果たせなかった夢を叶えようと心に決めた歩ちゃん。
しかし、自分の人生ではなく他人の人生を生きたことが、その後の歩ちゃんを迷走させました。
糸島の実家を飛び出し東京に行ってしまった歩ちゃん。
数年ぶりに糸島に戻ってきたころ、歩ちゃんは迷いに迷っていました。
自分はギャルじゃない。
ギャルなんてダサい。
ハギャレンなんてつぶしてしまえ。
今の歩ちゃんからは考えられない暴言の数々。
自分の人生を生きなかったツケがまわってきていたのでしょう。
歩ちゃんの振り返り:神戸編の頃
その後、「大女優」の仕事に一段落つけると古着屋のバイヤーとして才覚をあらわしました。
一方で東日本大震災のショックから迷走が再開。
そんな歩ちゃんを迷走から救ったのはやっぱり孝雄さんでしょうか。
かつては歩ちゃんに救われた孝雄さん。
今度は歩ちゃんを救いました。
孝雄さんが東京に旅立つ日。
歩ちゃんは涙ながらに孝雄さんの支えを感謝しました。
かつては歩ちゃんに対して墓参りに来るなとまで言い放った孝雄さん。
その孝雄さんにとても歩ちゃんはなくてはならない存在になっていたのかも。
だから孝雄さんは歩ちゃんを救ったという意識はなかったはずです。
歩ちゃんと孝雄さん、年齢を超えた親友となり、それぞれ新しい道への出発です。
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名乗る程の者ではございません様、早速のご返答ありがとうございます。平田さんはムッチャ芝居巧いのに決して主役をやらない当たりが渋いです。馬場さんは「新宿野戦病院」で、ホストしながら医師をする役が好きですねえ。
森下先生役の馬場さん。長身の二枚目で善悪こなす。感じは違うけど東宝映画の平田昭彦さんを思い出す。
還暦のたつお様
あっ、言われてみたら同意致します
若い頃の平田昭彦さんに雰囲気が似てる
善は「ウルトラマン」でゼットンを倒す兵器を作った岩本博士役、悪は「レインボーマン」死ね死ね団総帥役、哀は「ゴジラ」でオキシジェンデストロイヤーを作ってしまった芹沢博士役、楽は「ぴったしカンカン」回答者としてのお姿ですかね?
食えないもツラいけど何かの目的のために食わないもツラいよな、ワイ自身は食事制限経験ないけど「あしたのジョー」を知っている世代としては何となくだがわかる
愛子さんの鼻歌はドリカムの「大阪LOVER」、昨年ネトフリの「極悪女王」が流行った際にドリカム再注目されるかもと思ったんだけどなあ(クラッシュギャルズのバックでベースとコーラス担当していたのがドリカムの二人)