おむすび

チャンミカの恋人に夢中 / おむすび 第77回

2025/1/21(火)第16週「笑え、ギャルズ」

あらすじ

歩はチャンミカのことが心配でした。チャンミカは、最近付き合い始めた恋人に、あまりにも入れ込み過ぎていたのです。ルーリーが、チャンミカの恋人の職業を尋ねるとプログラマーとしてゲームを開発しているという答えが返ってきました。

そんな中、歩が福岡でギャルをやっていた頃に張り合っていた天神乙女会の明日香が大阪までやって来ました。明日香は90年代のギャル服をチャンミカの店に持ち込み、チャンミカと歩に査定を依頼しました。

90年代のギャル服を見て、その場にいた面々は大いに盛り上がりました。しかし、歩だけはどこか憂鬱な表情を浮かべていました。東日本大震災から一年経った今も、歩は被災者のために出来ることが見つからず迷っていたのです。

一方、さくら通り商店街の面々はショッピングセンターに対抗するために、商店街をどう盛り上げようか知恵を出し合っていました。そんな中、聖人は孝雄を訪問。商店街を盛り上げるアイデアを聖人は孝雄にも求めました。

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感想

今週は歩ちゃんとその周辺のギャルたちのスピンオフのようです。

本放送の中にスピンオフ週を入れてくるのは『エール』以来でしょうか。

チャンミカ

前回に続いてチャンミカがのぼせている。

しかも驚いたのは、夢中になっている彼氏と出会ってからまだ一週間らしい。

数ヶ月は経っていたのかと思ってました。

しかし一週間くらいのころが相手の本質が見えないままで最も盛り上がるのかも。

さてチャンミカの彼氏、写真を見る限りではルーリーの言葉を借りるとそんなにチャラくはない。

チャラくないどころか、チャンミカと比べたら真面目すぎる人物に見えないこともない。

チャンミカの彼氏、歩ちゃんの心配するようなダメ男ではないのかもしれない。

しかしダメ男でないとしたら、ダメ男ではない男性に対して免疫がないチャンミカは、簡単にだまされてしまうのかも。

以下、ネタバレが含まれます。

チャンミカと彼氏の関係は、歩ちゃんが心配するような結末、あるいはそれ以上に悪い結末を迎えます。

チャンミカは彼氏の職業はプログラマーと言ってましたが、これはウソ。

名前もウソの名前を名乗っているらしい。

さらに、前回ルールーが目を見張った一着100万円もするデニムやらジャケットやらは、彼氏に盗まれてしまいます。

なのでダメ男どころから、狡猾なペテン師なのかも。

今週の後半にはチャンミカが泣く場面を見ることになるのかもしれません。

歩ちゃん

歩ちゃん、東日本大震災の被災地への援助のあり方を今も迷い続けていました。

孝雄さんの一言で、落ち着いたと思っていたんですが。

歩ちゃんは言いました。

結ちゃんに「今を楽しめ」とは言った。

翔也くんには「なんでも乗り越えられる」と言った。

しかし仮設住宅で今を楽しむどころではない人はどうしたらいいのか。

乗り越えられないこともある。

アキピーと連絡が取れたことで、歩ちゃんは東日本大震災の被災地への援助のあり方を見出しました。

しかし、そのアキピートの連絡を続けることで厳しい現実を見ることになったようです。

歩ちゃん、優しすぎるがゆえの苦悩。

前年の歩ちゃんの迷いは孝雄さんが救ってくれました。

今度は誰が歩ちゃんを迷いから救ってくれるのか。

それとも今度は自力で立ち直るのか。

あるいはアキピーが登場して、歩ちゃんを救うことになるのかもしれません。

孝雄さん

また孝雄さんのドラマが始まりそうです。

土地を売ってくれと迫るショッピンセンターの担当者を一度は追い返した孝雄さん。

しかし、その担当者の名刺とにらめっこ。

孝雄さんには後継ぎもいません。

なので土地を売って引退、そんなことも考え始めているのかも。

そんなタイミングで聖人さんが商店街活性化のアイデアを求めてきました。

孝雄さんもアイデアを考えてくれるらしい。

孝雄さん、土地売却を思い直したのかな?

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予習レビュー

前週からしばらくの間は予習レビューのための情報に限りがあるため、前週から三週に分けて、本作『おむすび』の時代背景についてまとめています。

今週、取り扱うのは神戸での回想場面が描かれた1994年から1995年、そして糸島での回想場面が描かれた1995年から1996年。

そして今回は1994年です。

1994年(平成6年)のギャル文化

1994年、当時まだ中学生だった歩ちゃんは真紀ちゃんと親友の間柄でした。

そして親友の真紀ちゃんが憧れていたのが東京で流行り始めたという「ギャル」。

当時、何が流行し始めていたのか。

簡単にまとめてみます。

ギャルという言葉は1990年代以前から存在しました。

そして1980年代のギャルとは若い女性全般を指す言葉でした。

1980年当時、「イケイケギャル」などという言葉もあったと記憶しています。

そのころのギャルは成人女性でした。

ところが1990年代に入り、女子高生たちが「ギャル」風のメイクと衣装で年齢を偽ってクラブに出入りするようになりました。

彼女たちはやがて「コギャル」と呼ばれるようになりました。

1994年は、この「コギャル」がブームになった年です。

真紀ちゃんは「コギャル」ブームに目をつけたものと思われます。

1994年(平成6年)の野球

結ちゃんと同い年の翔也くんは1994年はまだ小学校入学前。

なので両親と栃木に住んでいたはずです。

この年の春に行われた第66回の春の選抜の栃木県代表は2年連続2回目の佐野日大高校。

甲子園の覇者は、今では強豪校の一つとして数えられる智弁和歌山高校が初優勝を果たした年です。

第76回となる夏の大会の栃木県代表は18年ぶり3回目の甲子園出場を果たした小山高校。

そして甲子園の覇者は佐賀県代表の佐賀商業高校。

福岡県の隣県の代表が甲子園で優勝し、永吉さんさぞかし悔しがったことかと。

プロ野球は、セリーグは読売ジャイアンツがリーグ優勝。

パリーグは西武ライオンズがリーグ優勝。

日本シリーズは読売ジャイアンツが5年ぶり18回目の優勝をしています。

また、この年は当時オリックス・ブルーウェーブに所属していたイチローが日本球界初のシーズン200安打を達成。

イチロー旋風を巻き起こした年です。

1994年(平成6年)の神戸と福岡

1994年夏、神戸では最高気温30度以上の真夏日が82日を記録し、神戸史上最多を記録。

この記録は2023年に破られるまで続きました。

王貞治元巨人監督が翌年の1995年から福岡ダイエーホークスの監督に就任することが決定たのがこの年の10月。

永吉さん、この決定を心から歓迎したのではないでしょうか。

1994年(平成6年)の日本と世界

1994年の日本国内は、バブルは崩壊したとはいえ世の中はまだまだ明るかったと記憶しています。

青山剛昌の漫画『名探偵コナン』が連載開始。

ソニー・コンピュータエンタテインメント「プレイステーション」を発売。

などなど、今に続くヒットコンテンツが生み出されたのがこの年です。

また、この年は出生数が1973年以来21年ぶりに大幅に増加。

明るい話題の多かった年ですが、翌年の悲劇につながる不穏な出来事も発生しています。

一つ目は6月に発生した松本サリン事件。

そして二つ目はこの年の暮れ、12月28日に発生した三陸はるか沖地震です。

世界に目を転じるとこの年の1月17日にロサンゼルス地震が発生。

当時、親しい友人がロサンゼルスで留学中だった上に、今とは異なりインターネットもなく情報も入手できないため、ひどく心配したことをはっきりと覚えています。

また、Amazon.comの前身に当たるCadabra.comが設立されたのがこの年の7月でした。

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POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    久々出演の寺本ちゃん
    DMMドラマ「外道の歌」おもしろかった
    原作をややアレンジしているけど大筋はブレていないし原作リスペクトがあるから原作ファンのワイも満足だわさ

    ルーリーちゃんのファッションに既視感
    アムロちゃんが結婚会見した時のファッションだ

  2. 還暦のたつお より:

    なんでファッションショー。本筋からはどうなの。商店街の悩み。なんかこの二つ繋がる?ナベさんの変心?

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