2025/6/4(水)第10週「生きろ」
あらすじ
のぶと次郎が朝田家に足を運びました。
朝田家の家族たちがのぶの幼い頃の話を次郎に披露するなど、面々は楽しい時間を過ごすことができました。
そして朝田家からの帰り、のぶは戦争が終わったらしたいことを次郎に話しました。
その翌朝、次郎が航海に旅立つ日を迎えました。
のぶは何か話し足りないことがあるのではないかと次郎に尋ねました。
のぶの問いかけに応えて、次郎はようやく胸の内を打ち明けました。
そして次郎は、いつもは航海に持っていくカメラをのぶに託して旅立って行きました。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
米英との戦争開始の影響
今週、昭和16年(1941年)12月8日、米英との開戦の日を迎えます。
そして、その影響が今週からドラマの中の随所に出てきます。
ヤムおじさんが朝田家を去ったのは米英との開戦の少し前ですが、ヤムおじさんが去った後から小麦粉は配給制に。
そのため、朝田パンはパンを焼くことができなくなり休業状態に。
のぶちゃんが勤務する学校で生徒の一人がのぶちゃんにこんな質問をする場面もあります。
なんでパン屋を休んでいるのかと。
この場面のしばらく後に昭和16年(1941年)12月8日、米英との開戦の日を迎えます。
そして年が明け昭和17年(1942年)、朝田家の向かいは配給所となり配給を待つ人の列がいつもできるようになる。
いつもにぎわいに満ちていた商店街。
のぶちゃんが、何度も全速力で走り抜けた商店街の様子が今週から大きく変わってしまうようです。
健ちゃんに赤紙が届く
今週、健ちゃんに赤紙が届きます。
健ちゃんは美術学校を卒業後に広告事業社に就職。
働き始めた後も親友となった嵩くんと大森の下宿に同居を続けています。
そんなある日の夜、嵩くんが仕事から帰宅すると健ちゃんがカレーライスを作って待っている。
健ちゃん几帳面な性格らしい。
それはともかく、カレーライスを見た嵩くん、カレーライスの材料が手に入ったことに驚くのだそうですが、そんな嵩くんの反応にも戦況の悪化の影響があらわれています。
ちなみに、健ちゃんは取引先の食堂にカレーの材料を分けてもらったのだそうです。
健ちゃん、なぜそこまで手間をかけてまでカレーライスを作ったのか。
実は、そのカレーライスは最後の晩餐でした。
健ちゃん、自分に赤紙が届いたことを嵩くんに告げるんです、カレーライスを食べながら。
翌朝、健ちゃんは入隊するために福岡へ。
嵩くん、親友とのお別れを経験することになります。
次郎さんの仕事への影響
戦争は次郎さんの仕事に影響が出てきます。
次郎さんが航海に出る際、のぶちゃんに告げるのだそうです。
これからは貿易や旅行のために船を運行するのではなく、軍需物資や兵隊を運ぶことが目的になると。
つまり、安全な航海ではなくなるということです。
次郎さん、航海のときにはいつも愛用のカメラを持って船に乗っていました。
しかし今週のドラマの中で描かれる航海では、次郎さんはいつもなら持って行くカメラをのぶちゃんに預け、そしてのぶちゃんに告げます。
もし自分の身に何かあったら、世界中の人々をこのカメラで撮影するという夢を、代わりに叶えてほしい。
これからの航海は予定どおりに帰ってこられるかどうかわからないと。
いよいよそんな時代に入ってしまいました。
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