2025/7/10(木)第15週「いざ!東京へ」
あらすじ
岩清水の提案が採用され「月刊くじら」次号のための東京への取材旅行が決定しました。
そして迎えた東京出張の前日。
取材する代議士の資料に目を通していたのぶは、岩清水が話すある人物に、のぶは強い興味を示しました。
その人物は「ガード下の女王」と呼ばれている高知県出身の婦人代議士でした。
その日の夜、嵩は健太郎と酒を飲みながらのぶの話をしていました。
すると、近くに居合わせた琴子が女心が全く分かっていない嵩を一喝。
嵩にある事実を明かし始めました。
琴子に一喝された嵩に対して健太郎は言いました。
東京に行った際、長年の思いをのぶに伝えたらどうかと。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
『月刊くじら』の発行が決まるまで
今週のドラマの中で『月刊くじら』という総合雑誌が登場。
のぶちゃんが記者として入社した高知新報が刊行する雑誌です。
『月刊くじら』の編集室ではのぶちゃんが仕事をすることになります。
今週中には嵩くんも『月刊くじら』編集室に配属されるものと思われます。
この『月刊くじら』がどのような経緯を経て誕生するのか。
今現在、知り得る情報を使ってまとめてみます。
のぶちゃんは当初、高知新報という新聞社に記者として採用されました。
そして夕刊の担当になるものの、その直後に夕刊の発行が取りやめに。
夕刊の編集長は、闇市でのぶちゃんに名刺を渡した酔っ払いの男性・東海林さんです。
夕刊の発行が中止になり、どうやら東海林さんは夕刊に代わる事業を模索するようです。
そんな中で、東海林さんは闇市でアメリカの雑誌を入手。
そうだ!雑誌を作ろう!
みたいな展開になるようです。
『月刊くじら』のヒント
さて、東海林さんは闇市で手にしたアメリカの雑誌を見て、似たような雑誌を発行するという着想を得ます。
このアメリカの雑誌、嵩くんが廃品の中で見つけた雑誌かもしれません。
嵩くんは健ちゃんと一緒に米軍の廃品を回収し使えそうなものを再生して販売。
そんな中で嵩くんは廃品の中にアメリカの雑誌『HOPE』を発見。
その美しいデザインに魅了されてしまいます。
その後、嵩くんは健ちゃんから『HOPE』が売れたという報告を受けます。
健ちゃんが『HOPE』を売った相手が実は東海林さん。
そんな気がしています。
嵩くんが廃品の中で見つけ魅了されたアメリカの雑誌『HOPE』は、嵩くんが『月刊くじら』編集室に配属されることで回収。
こんな展開が見えてきました。
ところで嵩くんが廃品の中にアメリカの雑誌を見つけて魅了されるというエピソードは史実にある実話がモチーフになっています。
ただしリアル嵩くんが魅了されたアメリカの雑誌が何だったのかは不明。
一方、ドラマの中で嵩くんが魅了された雑誌のタイトルは『HOPE』。
この『HOPE』には実在モデルはあるのか?
これはあくまでもブログ主の推測なのですが、『HOPE』がアルファベット4文字であることから『LIFE』がモデルではないか。
そんなふうに考えています。
【史実】『月刊くじら』の実在モデルの雑誌『月刊高知』
ドラマの中でのぶちゃんと嵩くんが配属される『月刊くじら』の実在モデルは、昭和21年(1946年)に高知新聞社が刊行した総合文化雑誌『月刊高知』がモデルです。
『月刊高知』は昭和21年(1946年)から昭和24年(1950年)まで刊行。
同誌は、高知新聞社に所属する記者のルポや、文化人たちの座談会、高知県出身の作家の小説などが掲載されました。
創刊号は3,000部の出版でスタートしましたが、3000部すべてが二日で完売。
発行部数は最終的に12,000部にまでなりました。
創刊号は昭和21年(1946年)7月号。
創刊号の表紙を手掛けたのは高知県安芸市出身のイラストレーターで装丁家の山六郎氏。
第2号の昭和21年(1946年)8月号の表紙は、高知県高知市出身の漫画家・横山隆一氏の実弟で、後に風刺漫画家として活躍する横山泰三氏に依頼。
ところが横山泰三氏の原画が締め切りに間に合わず、リアル嵩くんがピンチヒッターとして第2号の表紙を手がけることになりました。
リアル嵩くんが描いた表紙は女性の肖像画。
表紙になったこの女性のモデルはリアルのぶちゃんと言われています。
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