2024/4/14(月)第3週「なんのために生まれて」
あらすじ
昭和10年(1935年)、のぶは高等女学校の五年生になりました。しかし、最終学年となったのぶはまだ将来の夢を見つけることが出来ずにいました。そんなある日、のぶが通っている学校に幼馴染みの貴島中尉が訪問しました。
一方、嵩も中学五年生で最終学年。嵩は小学生時代は学業成績が優秀だったものの、中学校に入ってから成績が落ち、そのことで千代子を悩ませていました。そのころ、嵩は漫画に夢中になっているものの卒業後の進路を決められずいました。
ある日、のぶの家がパン屋を営んでいることを知った貴島は、祭りの日にパン食い競争を行うことを提案。朝田パン開業以来の大量の注文で朝田家の人々が盛り上がる一方、のぶと貴島が親しくしている様子を見た嵩は、心をざわつかせていました。
パン食い競争が行われるお祭りの前日。パンづくりの進み具合を確認するために、貴島が朝田家にやって来ました。のぶは自分もパン食い競争に出たいと言い出すものの、貴島には相手にされず釜次からは反対されてしまいました。
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感想
子役ちゃん時代が終わり、いよいよのぶちゃんと嵩くんの人生が本格的に始まりました。
のぶちゃん
のぶちゃんは女学校の最終学年。
同級生たちは嫁入り先が決まった生徒のことで大盛り上がり。
のぶちゃんのお友達のうさ子ちゃんは、そんな姿を見ながら嫁入り先が見つからないことに焦りを募らせる。
そんな中で、ヒロインだけは嫁入り先よりも夢が見つからないことが悩み。
安定の朝ドラのヒロインの初期設定。
そこから今週ののぶちゃんのストーリーが始まりました。
のぶちゃんの心の中では、まだ結太郎さんが生きているようです。
そして女子も大志を抱けという結太郎さんの言葉がいまだに忘れられない。
でも大志が見つからない。
そんな中で貴島中尉がのぶちゃんの通う女学校を訪問。
幼少期編には登場していないキャラですが、のぶちゃんとは幼馴染みらしい。
幼馴染みなのに、どうして幼少期に出なかったのかを考えてみました。
のぶちゃんに木登りや魚とりを教えたのが貴島中尉です。
ということは「ハチキンおのぶ」の育ての親みたいな存在です。
のぶちゃんの幼少期時代、のぶちゃんはすでにハチキンでした。
なので、ドラマの中で描かれた幼少期時代以前に、のぶちゃんは貴島中尉=かっちゃんから木登りや魚とりを教えてもらったことが考えられます。
また前週までの時代ではかっちゃんは少なくとも中学生。
もうガキ大将として近所の子供たちと遊ぶ年齢ではないはず。
なのぜ前週ののぶちゃんとかっちゃんの接点はなくても当然。
そのように理解しました。
話を今回ののぶちゃんに戻します。
かっちゃんと再会したのぶちゃん、みょうに嬉しそう。
嵩くんをジェラシーで苦しめるほどに。
のぶちゃんはかっちゃんに対してどのような感情を抱いているのか。
一方のかっちゃんは、のぶちゃんにそれほど関心がないらしい。
のぶちゃんがパン食い競争に出場したいと言い出した時、かっちゃんは言いました。
「そんなこと」より、パンの準備をしっかり進めよと。
のぶちゃんにとって大事なことを「そんなこと」と言ってしまうかっちゃん。
のぶちゃんにとってかっちゃんは特別な存在のようですが、かっちゃんにとってのぶちゃんは幼馴染みの一人に過ぎないようです。
嵩くんと千尋くん
嵩くんも最終学年。
卒業後の進路を決めるころです。
さて、嵩くんは小学生のときは優等生だったらしい。
実際、前週のチビ嵩くんは秀才を絵に描いたようなキャラでした。
ところが今は成績は低下の一途をたどっているらしい。
その原因は漫画?
千尋くんもすっかり大きくなりました。
しょっちゅう熱を出し、いかにも弱々しそうな顔をしながらいつもお兄ちゃんの後を追いかけまわしていたあの千尋くん。
今ではお兄ちゃん以上にしっかりとした青年に。
千代子さんによれば嵩くんが漫画に夢中で成績が落ちる一方なのに対して、千尋くんは医者になるための勉強をしっかりと続けているらしい。
しっかりした千尋くん。
なんだか頼りなげな嵩くん。
兄と弟の立場が逆転しまったようにも見えます。
そんな「逆転」は、今週から来週にかけて嵩くんの悩みとして描かれるようです。
また今回描かれた、寛先生が治療不能と断じた嵩くんの胸の病も、今週から来週にかけてのお題の一つになるはず。
悩める嵩くんの描写、ブログ主はとても楽しみにしています。
今週の主なトピック
第3週「なんのために生まれて」の主なトピックは次の4つです。
1:8年スキップ
2:パン食い競争
3:嵩くんと千尋くんの関係
4:8年ぶりの登美子さん
【その1】8年スキップ
前々週と前週が昭和2年。
そして前週の最後に7年スキップして昭和9年秋。
今週は、昭和10年春からスタートです。
スキップした年月の間に次のような変化があります。
・朝田パンが開業8年
・のぶちゃんは高等女学校の五年生(最終学年)
・嵩くんは中学五年生(最終学年)
・千尋くんは柔道初段のたくましい少年に
朝田パンが開業8年
朝田パンは今も営業を継続中。
ヤムおじさんも朝田家でパンを焼き続けているようです。
のぶちゃんは高等女学校の五年生(最終学年)
のぶちゃんは女学校の最終学年。
来春には卒業です。
でも、のぶちゃんはまだ夢が見つかりません。
それ故に、卒業後の進路もなかなか決まりません。
そんなのぶちゃんが夢を見つけるまでのプロセスが今週のメインテーマです。
嵩くんは中学五年生(最終学年)
嵩くんも中学校の最終学年です。
嵩くんは翌年に受験をひかえています。
卒業後の進路は決まっているようです。
しかし嵩くんは漫画に夢中。
なので受験どころではありません。
また小学校の時は成績優秀だった嵩くん、今週に入って成績が激落ち。
今週の嵩くんの描写は悩み多き青春の日々が中心になりそうです。
千尋くんは柔道初段のたくましい少年に
千尋くんがすっかりたくましくなって登場するようです。
そんな千尋くん、今週はあることで注目を集めることになるかと思います。
その「あること」は本欄の【その3】簡単に触れておきます。
【その2】貴島中尉とパン食い競争
今週、貴島中尉という新キャラが登場します。
今後も登場し続けるレギュラーキャラになるかどうかはまだ定かではないのですが。
ただしこの貴島中尉、のぶちゃんにとっては特別な存在のようです。
貴島中尉はのぶちゃんの幼馴染み。
のぶちゃんに木登りや魚とりを教えた「ハチキン」の原点みたいな存在です。
そんな貴島中尉を見つめるのぶちゃんの眼差しはいつもより熱いらしく、その熱さが嵩くんの心をざわつかせます。
嵩くんの心をざわつかせるという点で、貴島中尉は作劇上でも重要な存在のようです。
【その3】嵩くんと千尋くんの気持ち
今週は、嵩くんと千尋くんの気持ちに要注目です。
嵩くんののぶちゃんに対する特別な感情が初めて描かれるのが今週。
そして・・・
千尋くんもどうやらのぶちゃんのことが好きらしい。
もしかすると今週は千尋くんが最も注目されるキャラになってしまうかもです。
【その4】8年ぶりの登美子さん
登美子さんが御免与の柳井家に戻ってきます。
登美子さん、再婚相手と離婚し追い出されてしまったらしい。
なので、登美子さんは再び柳井家で暮らすことになります。
本作の番宣で、登美子さんが千代子さんを困惑させるらしい場面が紹介されていましたが、その場面が今週の一場面のようです。
何でも受け入れてくれそうな寛先生にだけ再婚の事実を告げ、書き置きを残しただけで出ていった登美子さんのことです。
柳井家に戻ってから、再び騒ぎを起こしてくれるのかもです。
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もうね、仮面ライダー(昭和版)がリメイクされるならばおやっさんこと立花藤兵衛役はぜ~んぶ竹野内豊さんでいいよ