2025/9/16(火)第25週「怪傑アンパンマン」
あらすじ
たくやの提案を嵩は受け入れ『怪傑アンパンマン』のミュージカル制作の準備が始まりました。
しかし多忙を極める嵩はミュージカルの打ち合わせには参加できませんでした。
そこでのぶが、嵩に代わってアンパンマンへの思いを語りました。
一方の嵩は、ミュージカル『怪傑アンパンマン』の脚本を書き始めました。
そんなある日、のぶと嵩は蘭子から八木の会社に来るよう電話で呼び出されました。
のぶと嵩が駆けつけると、そこで二人が来るのを待っていたのは岩男にそっくりな人物でした。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
『あんぱんまん』が雑誌に掲載
前週から今週にかけてのどこかのタイミングで、『あんぱんまん』が雑誌に掲載されます。
のぶちゃんと嵩くんの悲願がついに叶うわけです。
しかし評判は思わしくない。
そこでのぶちゃんは『あんぱんまん』の認知度を高めるための行動に出ます。
のぶちゃんは八木さんに頼んで孤児院の子供たちを集め読み聞かせを行うんです。
ところが、集まった小学生たちの反応は思わしくなく・・・
『あんぱんまん』がブレイクするのはまだちょっと先のようです。
【史実】絵本『あんぱんまん』
史実では、昭和48年(1973年)に絵本『あんぱんまん』が出版されます。
リアル嵩くんが最初に出版した絵本『やさしいライオン』が出版されて大ヒット。
それに気をよくした出版社が、もう一冊絵本を出さないかとリアル嵩くんに提案し、リアル嵩くんはこの提案を快諾。
この「もう一冊」が絵本『あんぱんまん』です。
最初の絵本『あんぱんまん』は『キンダーおはしえほん』の一冊として刊行されました。
この絵本の中に登場するアンパンマンは、アンパンで出来た自分の顔をお腹の空いた人に食べさせてあげるヒーローです。
今も人気のアンパンマンの原点が絵本『あんぱんまん』です。
ところで今のアンパンマンはカタカナ表記ですが、この時に出版された絵本のタイトルはひらがな表記です。
幼児向けの絵本のタイトルはひらがなにするというのが当時の出版業界の慣習でした。
リアル嵩くんはこの慣習にならって絵本のタイトルをひらがな表記の『あんぱんまん』としました。
しかしその後、リアル嵩くんはカタカナ表記の方がしっくりくるという理由から、タイトルをカタカナ表記の『アンパンマン』に改めました。
なお、最初の絵本『あんぱんまん』は残念ながらヒットしませんでした。
ヒットしないばかりか、読者からは顔を食べさせるのは残酷だという不評の声が次々に集まりました。
しかしアンパンマンが大のお気に入りのリアル嵩くんは、アンパンマンの出版を引き受けてくれる出版社探しに奔走するものの見向きもされず。
満を持して世に出たアンパンマンでしたが、大人気のヒーローになるのはまだまだ先の話です。
『キンダーおはしえほん』とは
最初の絵本『あんぱんまん』が刊行されることになった『キンダーおはしえほん』とは、フレーベル館が出版する月刊保育絵本です。
ターゲットは4、5、6歳の児童。
毎月、ひとつのストーリーを読む構成になっています。
その内容は、日本昔話、人気のシリーズ、創作、ノンフィクションなど幅広いジャンルの絵本を取り扱い。
創刊は昭和42年(1967年)4月で、創刊の6年半後の昭和48年(1973年)10月に『アンパンマン』が刊行されました。
参考までに2025年6月号は『やさしいライオン』です。
なお、『キンダーおはしえほん』を刊行するフレーベル館は、児童書や絵本、幼児教育の専門書などを取り扱う出版社。
代表的な出版物には「アンパンマン」シリーズの他、「ウォーリーをさがせ!」シリーズがあります。
フレーベル館はまた絵本雑誌『キンダーブック』も刊行。
『キンダーブック』は昭和2年(1927年)11月に創刊され、戦中から戦後にかけての2年半ほどの休刊期間があったものの、あと2年で創刊100年を迎える絵本の老舗です。
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