2024/5/15(木)第7週「海と涙と私と」
あらすじ
嵩の土産を受け取ることをのぶは拒みました。のぶに受け取ってもらえなかった嵩は、その土産を千尋に与えました。そのころ、嵩からの土産の受け取りを拒んだのぶも、何も手がつかなくなっていました。
一方のメイコは、団子を食べながらのぶの様子を話す健太郎に、好きな人ができたと打ち明けました。しかしメイコの気持ちは健太郎には伝わりませんでした。それでもメイコは気持ちを打ち明けることができた自分に満足していました。
家に戻ったメイコはのぶに言いました。自分は好きな人に気持ちを伝えることができた。嵩とケンカしたままでいいのかと。蘭子ものぶの気持ちを察しました。メイコと蘭子に背中を押されたのぶは、家を飛び出し駅に向かいました。
しかし嵩は、予定を早めて御免与を去っていました。のぶは駅で遭遇した寛に、嵩に悪いことを言ってしまったと打ち明けました。悔やむのぶに寛は言いました。それぞれが信じる道を進めばいい。いつか二人の道が交わる日が来るだろうと。
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感想
「そんな先生、僕はやだな」
前回のハンドバッグ受け取り拒否場面から今回がスタート。
その場面での嵩くんの重要なセリフを前回は見落としていました。
次のセリフです。
「子供たちにそんなふうに教えるの?」
「そんな先生、僕はやだな」
嵩くんがのぶちゃんにかける言葉としては極めて珍しい強い言葉ですが、この言葉が次週には回収されるのかもしれません。
嵩くんの言葉と同時に、次週に回収されるかもしれないセリフがもう一つありました。
それは寛先生のセリフです。
今回の最後の場面で寛先生は言いました。
「(のぶちゃんか嵩くんのうちの)そのうちどっちかが立ち止まる」と。
以下、ネタバレが含まれます。
ネタバレあり:次週ののぶちゃん
次回、のぶちゃんは女子師範学校を卒業します。
そして、晴れて教員に。
おそらく次回の最後、のぶちゃんが教壇に立つ場面になるかと思います。
そして次週はのぶちゃんが教員生活を送り始めて一年以上が経過したところからスタート。
そして次週の前半では、教師になったのぶちゃんは嵩くんが「そんな先生、僕はやだな」と言うような先生になっています。
しかし次週の後半、のぶちゃんは「そんな先生」であることに疑問を感じ始めるようです。
寛先生が言った「そのうちどっちかが立ち止まる」が回収されるわけです。
のぶちゃんが立ち止まることによって。
のぶちゃんが立ち止まるきっかけは、嵩くんの言葉ではありません。
ここでは伏せておきますが、ある出来事がのぶちゃんの立ち止まるきっかけになります。
立ち止まる際にのぶちゃんが嵩くんの言葉を思い出すかどうかは不明ですが・・・
女子師範学校の在学中には立ち止まるヒマさえもなかったであろうのぶちゃん。
教員になっても忙しい日々は続くかと思いますが、黒井先生のような人物のもとから離れることでのぶちゃんは立ち止まる心の余裕ができのかもしれません。
しかし・・・
最後の場面で寛先生は「そのうちどっちかが立ち止まる」というセリフに続いてこうも言いました。
「いつか二人の道が交わる日が来る」
二人とはもちろん、のぶちゃんと嵩くんのことです。
次週、のぶちゃんは立ち止まることで「そのうちどっちかが立ち止まる」という寛先生のセリフは回収されます。
しかし残念ながら寛先生のもう一つのセリフ「いつか二人の道が交わる日が来る」。
こちらは次週のうちは回収されることはないようです。
というか、二人の道がさらに離れてしまうのかも。
寛先生
それにしても寛先生にはいつも泣かされます。
今回も出番は最後の場面のわずか数分だけです。
嵩くんにひどいことを言ってしまったと悔やむのぶちゃんに寛先生が言いました。
「わしはのぶちゃんにお礼を言いたい」
「嵩がこの街でのぶちゃんに出会うとぶつかりおうて、一緒に涙を分けてきた」
「本当にありがとにゃ、のぶちゃん」
のぶちゃん、寛先生の言葉にどれほど救われたことか。
予習レビューと史実のリアルエピソード
夏休みの御免与では、色々な出来事が起こります。
のぶちゃんは御免与で就活
夏休みとなり実家に帰省したのぶちゃんは就職先の尋常小学校探しを御免与で開始。
母校の御免与尋常小学校へも行きます。
のぶちゃんは小学校の時の担任の先生にここで働きたいと意思表示します。
一方、一緒に帰省したうさ子ちゃんは女子師範学校に残って黒井先生の手伝いをすることが希望です。
入学直後、黒井先生の怖さに震え上がり来るところを間違ったと言ってメソメソしていたうさ子ちゃんが、今では黒井先生が憧れの存在です。
うさ子ちゃんの変化、驚くほどです。
嵩くんも帰省
嵩くんも帰省します。
その際、嵩くんは同級生の健太郎くんを連れてきます。
健太郎くんは美術学校に進学したことを父親と喧嘩中。
そのため、実家の福岡に帰れないんです。
そして御免与駅でメイコちゃんが嵩くんと健太郎くんをお出迎え。
のぶちゃんは気まずくて来れないんです。
メイコちゃんと健太郎くんはこの時は初対面ですが、その後のぶちゃんと嵩くんを仲直りさせようと意気投合。
二人っきりで仲直りの作戦会議をしたりします。
メイコちゃんと健太郎くん
仲直り作戦でのメイコちゃんと健太郎くんが協力し、のぶちゃんと嵩くんを浜辺に連れ出し仲直りに成功します。
ところで、この海辺の場面では健太郎くんがギターで『椰子の実』を演奏。
健太郎くんに勧められてメイコちゃんが歌声を披露します。
メイコちゃん、歌が上手らしい。
健太郎くんはメイコちゃんの歌声を絶賛し、その健太郎くんの言葉にメイコちゃんはのぼせてしまいます。
その日からメイコちゃんは上の空となり、お嫁さんになりたいだの、相手も見つけただのと独り言を言うように。
メイコちゃん、恋をしてしまったようです。
この恋はどうなるのか。
その結末は本欄では伏せておきます。
千尋くんの気持ちフラグ
今週、千尋くんについて重要なフラグが立ちます。
あるきっかけからメイコちゃんは察してしまうんです。
千尋くんはのぶちゃんのことが好きらしいことを。
一方で千尋くんは寛先生からこんなことを言われます。
千尋は我慢し過ぎだ、もっと我がままに生きてもいい、みたいなことを。
メイコちゃんが察した気持ち。
そして寛先生が指摘する「我慢」。
この二つのフラグは、この先の展開の中で思わぬ回収のされ方をしますが、本欄では伏せておきます。
重要なフラグとして記憶に留めておいてください。
ヤムおじさんの過去
今週、ヤムおじさんの過去が少しだけ語られ始めます。
嵩くんが銀座の美村屋の店内に飾ってあった写真の中でヤムおじさんらしき人物が写っているのを発見したのが前週。
その話を嵩くんから聞いたのぶちゃん、ずっとそのことをが気になっていたらしい。
のぶちゃんがそのことをヤムおじさんに直接尋ねると、ヤムおじさんは逃げるようにその場を立ち去りいつもの釣りへ。
そんなのぶちゃんに羽多子さんが注意します。
誰でも知られたくないことはあるのだと。
ヤムおじさんの過去はまだ明らかにされませんが、知られたくない過去があることが今週ほのめかされるようです。
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レディに「のらくろ」はないよ、健太郎くん。
健太郎くんにとっては、ただの「親友の幼馴染の妹」だったんですね。
それでも気持ちを伝えられて、メイコちゃんは納得した様子。
のぶちゃんと嵩くんの、すれ違い。
昨日に続いて、今日もすれ違い。
寛さんの言うように、また二人の道がまじわる日が来るまで、かなりかかりそうです…。
のらくろのアニメが有りましたが、オープニング、エンディング、挿入歌の作詞がやなせたかしさんなのですね。
のぶちゃんに渡せなかった赤いハンドバッグが嵩くんから千尋くんへ
「好きな人ができたらプレゼントしたらいい」
えー、本当に実行したら、またのぶちゃんに渡すことに笑
色だけでなく、存在感が目立つハンドバッグ、この先またドラマ内で登場するのでしょうか?
ドラマ内でコメディエンヌっぽいところとか歌が上手い設定、メイコという名前から中村メイコさんがキャラ設定モデルか?
今回の失恋エピも若い頃の吉行淳之介さんに対する淡い思いと一致しますね
ワイは大阪出身ですので中村メイコさんが歌うパルナ~ス、パルナ~ス、モスクワのあじ~♪を幼少期に聞いていたから歌の上手さはわかっとるがな