ばけばけ

ばけばけ 第9週「」予習レビューとあらすじ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ばけばけ』
2025年11月24日 〜 11月28日放送

あらすじ

江頭がヘブンを月照寺に招待

ある日、島根県知事の江頭がヘブンを月照寺に招待しました。月照寺は旧松江藩主・松平家の菩提寺で由緒ある古寺でした。

月照寺には江頭の娘・リヨも随行。東京の女学校で英語を学んだリヨは、ヘブンに英語で積極的に話しかけました。

リヨがヘブンに恋をする

ほどなくしてリヨはヘブンに恋をしました。そしてリヨは、ヘブンとの仲を取り持ってほしいとトキにお願いしました。

リヨの恋心を察した江頭もトキに頼みました。リヨとヘブンの二人が恋仲にならぬよう邪魔をしてほしいと。リヨと江頭から正反対のことを頼まれトキは複雑でした。

イライザを想うヘブン

一方、ヘブンはますます日本の文化に魅了されていました。そしてヘブンはイライザの写真に語りかけました。

松江はとても魅力的で素晴らしい街だ。いつか君と歩きたいと。リヨの気持ちを知る由もないヘブンは、イライザに想いを抱き続けていました。

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今週の展開

41: 11/24(月)
42: 11/25(火)
43: 11/26(水)
44: 11/27(木)
45: 11/28(金)

予習レビューと史実のリアルエピソード

江藤安宗(演、佐野史郎)の実在モデル:籠手田安定

佐野史郎さん演じる江藤安宗の実在モデルは籠手田安定(こてだやすさだ)。

ラフカディオ・ハーンが松江の中学校で英語教師として着任した当時の島根県知事でした。

籠手田安定は、天保11年(1840年)に現在の長崎県平戸市に平戸藩家臣桑田安親の長男として生まれました。

旧名は桑田源之丞。

滋賀県知事、元老院議官、島根県知事、新潟県知事、貴族院議員を歴任しました。

籠手田安定が島根県知事職にあったのは明治18年(1885年)年9月4日から明治24年(1891年)4月9日。

ちなみにラフカディオ・ハーンが島根県尋常中学校の英語教師として赴任したのは明治23年(1890年)

籠手田安定は、島根県尋常中学校に米国人のエドウィン・ベーカーを招聘。

エドウィン・ベーカーはそれまで東京や横浜で英語教師をしていました。

エドウィン・ベーカーは招聘に応じるものの、直前になって籠手田安定は招聘を破棄。

エドウィン・ベーカーの招聘を取りやめにした理由にはいくつかの説がありますが、有力な説はエドウィン・ベーカーが熱心なキリスト教信者であったこと。

籠手田安定は一刀正伝無刀流の免許皆伝で武士道や神道を重んじていました。

当時の松江は、キリスト教と仏教&神道との「宗教戦争」のような状態におちいっており、これ以上の混乱を避けることが招聘取り消しの目的と言われています。

エドウィン・ベーカーはその後、兵庫県尋常中学校の英語教師となりました。

またエドウィン・ベーカーに代わって、島根県尋常中学校の英語教師として赴任したのはカナダ人のM・R・タットル。

しかし、M・R・タットルは任期途中で解雇されました。

M・R・タットルの解雇により、英語教師として松江に招聘されたのがラフカディオ・ハーンでした。

籠手田安定は明治32年(1899年)死去、享年58歳。

生前は、強い剣客を引き連れてたびたび道場破りを行い、それら行為は「悪癖」と評されていました。

ラフカディオ・ハーンが日本に興味を持つきっかけ

1884年12月から翌年にかけて、米国ルイジアナ州ニューオーリンズ市で「ニューオーリンズ万国博覧会」が開催されました。

ラフカディオ・ハーンは同博覧会を取材。

『ハーバード・ウィークリ―』に次のような記事を掲載しました。

「本館を訪れる見物者たちの関心は、現在のところ日本の展示物にとくに引きつけられがちである。それが、他の東洋の国々やヨーロッパ諸国の展示物よりはるかに完成しているといってよいからである」

この記事からもわかるように日本という未知の国の存在はラフカディオ・ハーンに強い印象を残しました。

そして、同博覧会を機に日本に関心を持ったラフカディオ・ハーンは、日本に関する文献を読みあさり日本への関心をますます強くしていました。

一方、同博覧会でラフカディオ・ハーンが日本に関心を持ち始めたころ、ラフカディオ・ハーンが恋したエリザベス・ビスランドはニューヨークに旅立ちました。

それから3年が経過した1887年、ラフカディオ・ハーンは6年勤めた『タイムズ・デモクラット』を退社。

フランス領西インド諸島に暮らし、島や島民たちの暮らしを取材し紀行文を書くという夢を叶えるためでした。

ラフカディオ・ハーンは西インド諸島に渡る前にニューヨークに滞在。

そこでエリザベス・ビスランドと再会しました。

エリザベス・ビスランドはニューヨークで順調にキャリアを積み重ねジャーナリストとして成功。

ラフカディオ・ハーンは自分の想いを告白するつもりでいましたが、売れっ子の彼女に近づくことすらできませんでした。

ラフカディオ・ハーンは告白できぬまま西インド諸島へ。

西インド諸島はラフカディオ・ハーンを魅了し、西インド諸島での滞在期間は二年にも及ぶことになりました。

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