ヘブンが借家に引っ越す / ばけばけ 30回
2025/11/7(金)第6週「ドコ、モ、ジゴク。」
あらすじ
トキが行商中に三之丞と遭遇。トキは三之丞に告げました。タエの物乞い姿を目撃したこと。三之丞が牛乳屋に休職にやって来たことを司之介に聞かされたことを。そしてトキは、今どこで暮らしているのか尋ねるものの三之丞ははっきりと答えませんでした。
一方、ヘブンがようやく旅館を出て借家に引っ越すことができました。新居の住み心地にヘブンは満足するものの、女中がなかなか決まらないことがヘブンは不満でした。異国での生活は難しくヘブンにはどうしても女中が必要だったのです。
そんな中、トキは三之丞を呼び出し二人で向き合う機会を得ました。三之丞は、タエとともに再び松江に戻ってきた経緯を語りました。タエが三之丞に望む「人を使う仕事」が見つからず収入が途絶え、タエを三之丞は親戚の家を追い出されていたのです。
三之丞と会った帰り道、トキは再びタエが物乞いをする姿を目撃しました。トキは今回もタエに声をかけることができませんでした。複雑な気持ちを抱えながら考え抜いたトキは錦織に告げました。ヘブンの女中になると。
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感想
今週の振り返り:ヘブンさんの教員生活
ヘブンさんの教員性格が今週から始まりました。
教師の経験がないヘブンさんは初登校の朝まで緊張でガクブル。
お世話係の錦織くんを振り回しました。
しかし日本語を使わなくていいと錦織くんから言われたヘブンさん、少しだけ安心することができたのかようやく朝食を食べて中学校へ。
しかし授業が始まる直前にまたガクブル。
ガクブルというかグルグル・・・廊下でグルグルまわってました。
ヘブンさん、可愛い。
生徒たちに受け入れてもらえるのか不安でいっぱいだったヘブンさんでしたが、初日から生徒たちの心をつかむことに成功。
そしてヘブンさんはイライザさんへの手紙の中で、教師の仕事は思っていたよりも面白いと報告。
教員生活は順調なスタートを切りました。
今週の振り返り:ヘブンさんの新たなストレス
初めて教壇に立つことへのストレスは無事に克服し、教員として順調なスタートを切ることができたヘブンさんに新たなストレスが発生。
花田旅館の主人・平太さん問題です。
女中のウメちゃんを医者に診せると約束したのに、平太さんはその約束を守っていない。
ヘブンさん、これに激怒。
ドラマの中では描かれませんでしたが、おそらくヘブンさんと平太さんはかなりの大ゲンカをしたのでしょう。
ある朝からヘブンさんは朝早くから出勤することに。
理由は平太さんがいる花田旅館にいたくないから。
さて、ヘブンさんはストレスから逃れたい一心から花田旅館を出て借家住まいをることに。
借家住まいするとなると身の回りの世話をしてくれる女中も必要だろうと江藤知事。
江藤知事は「両方できる女中」という注文もつけました。
そして、江藤知事の命令により錦織くんの女中探しがスタート。
この女中探しがトキちゃんのストーリーを動かし始めました。
今週の振り返り:トキちゃんのストーリー
錦織くんの女中探しが始まると同時にヘブンさんの出番は減り、トキちゃんを中心にしたストーリーが始まりました。
女中候補として最初に名前の出たウメちゃんは本人が拒否。
次に候補として名乗りをあげたなみさんはヘブンさんがお断り。
女中がなかなか見つからずヘブンさんに嫌味を言われる錦織くん。
困り果てた挙句に足を運んだのはトキちゃんのもとでした。
しかし何度足を運んでもトキちゃんは拒否。
そんな中、トキちゃんは実母のタエさんが物乞いをしている現場を目撃。
その後、司之介さん情報によって三之丞くんが必死に仕事探しをしていることが判明。
タエさんの物乞い、司之介くんの仕事探し。
この二つのことから雨清水の母と子がどんな状況にあるかを察したトキちゃん。
そして今回、トキちゃんの察していたことは当たっていたことが判明。
実の母と弟の困窮に胸を痛めることになりました。
悩み抜いた末にトキちゃんは決断を下しました。
予習レビューと史実のリアルエピソード
【史実】女中探しを始めたきっかけ
ドラマの中でヘブンさんが女中探しをするきっかけとなったのは、花田旅館の主人・平太さんがウメちゃんを病院に連れて行ってあげなかったことにあります。
ヘブンさんが滞在中の旅館の主人の、女中への対応の悪さに激怒したのは史実と一緒。
しかし、女中を探すきっかけとなった出来事は、史実では「旅館の女中の騒動」ではなく、別の出来事が存在します。
その別の出来事とは・・・
ラフカディオ・ハーンが松江にやってきた年の冬、松江は例年にない寒波に見舞われました。
寒波は年明けにも続き、明治24年(1891年)の正月を迎えました。
ラフカディオ・ハーンは寒さが苦手でした。
それに加えて例年にないような寒波。
ラフカディオ・ハーンは自分のそれまでの人生の中で経験したことのなような寒さを経験。
しかもその寒さを経験したのは暖房設備が不十分な木造の建物です。
ラフカディオ・ハーンはついに発熱と咳で寝込んでしまいました。
寝込んだラフカディオ・ハーンを看病したのは錦織くんの実在モデルの西田千太郎氏。
しかし実は西田千太郎氏ももともと病弱でした。
そのため、ラフカディオ・ハーンの回復と入れ替わりに西田千太郎氏が寝込むことに。
これ以上西田の世話になるわけにはいかない。
そう考えたラフカディオ・ハーンは女中を雇うことを決め、滞在していた旅館の女将に女中探しを頼みました。
これが史実の、ラフカディオ・ハーンが女中探しを始めたきっかけです。
【史実】ラフカディオ・ハーンの女中
ドラマの中でも説明があるようですがこの物語の時代、西洋人の女中は「ラシャメン(異人の妾)」と呼ばれて軽蔑の対象でした。
ラフカディオ・ハーンが女中を探しているという話はトキちゃんの実在モデルである小泉セツさんにも届いていたようです。
しかし士族の娘であるセツさんには西洋人の女中になることは考えられないことでした。
ところが「ラシャメン(異人の妾)」と蔑まされる覚悟を決めなければいけない状況になります。
三之丞くんの実在モデルである小泉藤三郎が多額の借金を作ってしまったのです。
借金の原因は、オウムを売買するという商売の失敗です。
小泉藤三郎はオウムをツガイで買いヒナを産ませて売る商売を始めるつもりでした。
ところが、購入した4羽のうち2羽が逃げ出し、残った2羽はいずれもメス。
そのため商売が成り立たなくなったのです。
さらにドラマの中でも再現されたとおり、タエさんの実在モデルであるチエさんは物乞いするまでになっていました。
小泉セツさんの当時の仕事から得られる収入だけではとても返済しきれる金額ではありません。
また、松野家の実在モデルである稲垣家も借金を抱えていました。
生家と養家、両方の家の借金を返しつつ、両方の家を養わなければならなくなった小泉セツさんに他にとれる選択肢はなくなりました。
小泉セツさんは意を決してラフカディオ・ハーンの女中になると決めました。
そしてラフカディオ・ハーンの女中になった小泉セツさんの給金は、支度金20円、毎月の給金は15円と決まりました。
小泉セツさんは支度金の20円を受け取るとすぐに借金返済に充当。
その後は毎月15円の給金のうち10円を返済に充て続けることにしました。
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三之丞くんの「私を社長に」は本人の無知というより、おタエさまの言いつけだったのですね。
「人に使われるくらいなら物乞いに」というのは潔いんだけど、何かちょっと違うような…?
ウメちゃん立ち聞き。
気になるよね。
ヘブンさんの新居は、オープニングで使われてる家でしょうか?
おトキちゃん、ついに苦渋の決断。
予告編に、ドキドキです。
太宰の「斜陽」を思い出す展開でしたね、姉さん僕は貴族ですだっけ?
学生の時にめちゃめちゃ読んだ太宰作品、あまりストーリーは覚えていない、というか何であんなに熱中したのかアラ還になった現在の価値観としてはよくわからない
「斜陽」は映画見たからなんとか覚えています、脚本が落合雪恵さん
というか白石ひとみという名前の方がしっくりくる、えちビデオの単体女優の頃の名前
私自身、品行方正な人生ではなかったので風商売の方々ともそれなりに付き合いがあったけどある程度の付き合い超えたら初出勤までと決意した日のこと話してくれるんですよね、こちらから聞いてもいないのに
そんな過去を話していた顔が今日の高石さんの顔と重なるんですわ
だからね「あさひの当たる家」は哀しい名曲であって、逆に「あんぱん」で「星の流れに」を明るく歌うシーンは個人的に大嫌いです
立ってる者は記者でも使え。引越のお手伝い、これも記事のネタ探し。「大変そうだね。」あんたの方が大変。「人を使う仕事に。」それは無理。凍死、餓死何も進展しなければそうなる。今みたいに生活困窮者への支援も無いし。おトキさん実母と実弟の危機に苦渋の選択か?遂に究極の選択。朝イチは「あんぱん」の手嶌先生。