風邪をひき寝込むヘブン / ばけばけ 48回
2025/12/3(水)第10週「トオリ、スガリ。」
あらすじ
松江の寒さに耐えかねたヘブンが風邪をひいて寝込んでしまいました。そんな中、ヘブンの見舞いに小谷がやって来ました。小谷がヘブンを元気づけようとするその一方で、トキは病から回復しなかった傳のことを思い出し不安な気持ちを募らせていました。
不安を募らせるトキに対してヘブンは言いました。自分が死んでも悲しまないでほしい。自分は通りすがりのただの異人なのだからと。小谷の通訳によってヘブンの言葉を理解したトキは、複雑な気持ちになりました。
そんな中、小谷はヘブンが元気になったら怪談の舞台となった旧跡めぐりをしようとトキを誘いました。小谷は怪談に興味はなかったものの、トキの興味をひくために怪談の本を読むなどしていました。
一方、サワは小谷のトキへの気持ちを松野家の人々に話しました。そのころトキは、今年の松江の冬は大寒波に見舞われ特別寒いのだとヘブンに説明を試みていました。しかしトキの言葉はヘブンには通じませんでした。
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感想
松江の大寒波
ヘブンさんが寝込んでしまった前回の続きから。
布団の中で寒さに震えるヘブンさんが繰り返し唱えていた「マルティニーク」とは、カリブ海に浮かぶマルティニーク島のこと。
ヘブンさんの実在モデルであるラフカディオ・ハーンは来日する直前の二年間、マルティニーク島に滞在していたそうです。
マルティニーク島は一年を通して気温が22〜33度で安定している地域。
史実通り、ヘブンさんも松江に来る前はどうやらマルティニーク島に滞在していたようです。
また新聞社の編集長として働いていた米国のニューオーリンズも温暖な気候のエリアです。
長らく温暖な土地に住んでいたヘブンさん。
よりによって松江の冬は例年にない大寒波に見舞われています。
実際、この年の冬は松江の記録に残るほどの大寒波だったとのことです。
ヘブンさん、自分でも言ってましたがかなり不運。
とんでもないタイミングで日本に来てしまったようです。
ただし史実では、
・大寒波によって病気になり
・病気によって女中が必要となり
・女中として小泉セツさんを雇い入れ
・結果として運命の人と出会うことができた
ということです。
すなたち、温暖なマルティニーク島から例年にない寒さの松江にやってきたそのギャップによって運命の人と出会い人生が変わったわけです。
史実では、松江の大寒波はラフカディオ・ハーンの人生にとって大変重要な意味を持つイベントになりました。
ドラマの中ではヘブンさんはすでにトキちゃんを女中として雇っています。
なので大寒波がトキちゃんとの出会いのきっかけというわけではありません。
では、ドラマの中の松江の大寒波はヘブンさんにとって、あるいは本作のストーリーにとってどのような意味を持つことになるのでしょうか。
まだその意味が見出せないブログ主ですが、今週はそのあたりのことをしっかりと観察しようと思います。
松野家の人々
小谷くんのトキちゃんへの気持ちを知ってしまったサワちゃん。
そのサワちゃんが松野家の人々に対して小谷くんの気持ちを暴露してしまいました。
いみじくもフミさんが言ってましたが、サワちゃん実に口が軽い。
何故わざわざ松野家の人々に言ってしまったのか。
サワちゃんなら松野家の人々、とりわけ司之介さんの軽い性格はある程知っているはずかと。
そんなあぶなげな人々に大切なことを伝えたら何が起こるかわからない。
サワちゃんから小谷くんのことを聞かされたら、さっそく勘右衛門さんが反応しました。
意外にも司之介さんより早く反応を示す勘右衛門さん。
「おじょ」のことが心配。
さらに松野家の将来が心配。
そんな気持ちもあるのでしょう。
ギリギリのところで勘右衛門さんの暴走をサワちゃんは止めましたが・・・
一方で小谷くんはトキちゃんを「ランデブー」に誘うことに成功。
まだ日時は決まっていませんが。
さらにその一方でトキちゃんの中のヘブンさんへの気持ちは今回も少しづつ変化。
実はヘブンさんとの距離がそれほど縮まっていないことに気づいてがっかりしたり、などなど。
ヘブンさんが寝込んでいる中でも、静かにドラマが動き続けています。
予習レビューと史実のリアルエピソード
トキちゃんに恋する小谷くん
今週、ヘブンさんの教え子である小谷くんがトキちゃんに恋をします。
今週、ヘブンさんは寒さのせいで風邪で寝込んでしまい、その見舞いのために小谷くんがヘブンさんを訪問。
女中としてヘブンさんの家で働くトキちゃんに恋をしてしまう。
そんな展開です。
この小谷くんの恋心はどうやら松野家の人々の知るところとなるらしい。
松野家の人々は小谷くんを松野家の婿として迎えられるのではないかと期待し始めます。
先方から好意を抱いてくれているのであれば、トキちゃんがバツイチであったとしてもそれが障害にはなりにくと考えるのでしょう。
そんなわけで小谷くんの恋は松野家の人々を巻き込むもに発展します。
一方、小谷くんからは恋をされ。
家族からは再婚を期待されるトキちゃん。
周囲が騒がしくなる中、トキちゃんの気持ちはどうなのでしょうか。
トキちゃんの気持ち
トキちゃん自身が小谷くんの気持ちを察しているのか。
トキちゃんがヘブンさんに対して何らかの気持ちを抱いていることを自覚するのか。
そのあたりの詳細は今のところ不明です。
しかし気になるエピソードが今週描かれます。
気になるエピソードの主は遊郭で働くなみさんです。
なみさんがトキちゃんの変化に気がつくようです。
最近、トキちゃんがいつも幸せそうな表情を浮かべていることを。
この幸せそうな表情の正体が何なのかはまだ明らかにされていません。
ヘブンさんに特別な感情を抱き始めたと考えることもできるし、小谷くんから恋心を向けられトキちゃんの心も満たされるということも考えられます。
しかし物語の次週以降の展開から逆算して考えると小谷くんは関係なさそう。
ヘブンさんに対する特別な感情が今週トキちゃんの中で芽生え始めるのかも知れません。
トキちゃんと小谷くんの関係
松野家の家族まで巻き込んでしまう小谷くんのトキちゃんの恋。
この恋心はどうなってしまうのか。
残念ながらこの恋心は実ることはありません。
しかも今週中に小谷くんの恋心は冷めてしまいます。
小谷くんの恋心が冷めてしまうきっかけは清光院の古井戸。
以前、トキちゃんが銀二郎くんと見合いをした際に、二人で足を運びお互いに怪談好きであることを確認しあったお寺です。
今週、トキちゃんはヘブンさんとともに清光院へ。
その際、小谷くんも一緒について行くようです。
そして清光院で、トキちゃんは久しぶりに怪談オタクぶりを大いに発揮。
ところがそんなトキちゃんの姿に小谷くんはドン引き。
トキちゃんの恋は一瞬にして冷めてしまう。
これが小谷くんの恋の結末です。
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ヘブンさんの傍らから立ち上がって退出する錦織さんの足の運びに、「国宝」を見ました。
ちょっとした所作に、出るんですね。
小谷くん、ランデブーのお誘い成功。
結果も付いてくるといいね。
弱気になるヘブンさん。
弱気と、おトキちゃんへの気遣いから出た言葉でしょうが、距離が縮まったと思っていたおトキちゃんには寂しい言葉でした。
今週のタイトル、どういう意味かと思っていたら、そういうことだったのですね。
私はただの通りすがりの異人。
『異邦人』でしょうか。
小谷君の錦織さんの授業へのクレーム、しっかり聞こえて。「悪くないですよ。」フォローになってない。小谷君のお目当てはおトキさん。小谷君の母の話から傳様の事を思い出すおトキさん。弱気になったヘブン先生、台詞がまるで「千の風になって」。おサワさんに会ったのは学校じゃないでしょ。このストーカー野郎。ストーカー野郎からデートのお誘い。病床のヘブンさん、大声で舞い上がる小谷君に激怒。思わぬ入り婿候補の出現に沸き立つ松野家。おサワさんまだ言うのは早いよ。小谷君も実在のモデルが存在する人物らしい。小谷君の失恋は実話に照らすと明らかなのだが。
春夫「ほんとにお好きなんですね・・・・怪談・・・・。」
開いていた本の挿絵の妖怪はひょっとして「輪入道」?
あなたにとって私、ただの通りすがり〜♪
ちょっと振り向いてみただけの異邦人〜♪
という懐メロのフレーズが一瞬で脳内に流れた本日の回、調べたらもう45年も前のヒット曲になるんだなと