2025/10/8(水)第2週「ムコ、モラウ、ムズカシ。」
あらすじ
トキが初めて見合いをする日を迎えました。その日、見合いの席には司之介、勘右衛門、そして仲人をつとめる傳が同席。見合い相手は松江藩の元武士で、今は父とともに商人をしている中村守道。トキも守道もお互いを気に入りました。
その日、帰宅したトキは見合いの成功を信じ家族に礼を述べました。そんな中、司之介は傳から聞かされた先方の返事を告げました。先方は縁談を即答で断っていました。司之介と勘右衛門の髷を先方は気に入らなかったのです。
司之介と勘右衛門のせいで破談になったことを知ったトキは、家族に怒りをぶつけました。人のためになる武士をやって。それが出来ないならせめて人に迷惑をかけない武士をやってとトキは司之介と勘右衛門を詰りました。
見合いの数日後、松野一家は雨清水家を訪問しました。司之介と勘右衛門は傳に謝罪。謝罪を受けた傳は、司之介と勘右衛門そしてフミに席を外させました。そして傳とタエは、一人きりになったトキと向き合のでした。
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感想
破談
予告映像の中にも登場した脳内妄想劇場からスタート。
見合い相手もトキちゃんを気に入る。
トキちゃんも「良き!」
そこで脳内妄想劇場がスタート。
当人同士の意思が尊重されるお見合いだったら間違いなくうまくいったはずです。
しかし時代が悪かった。
そして司之介さんと勘右衛門さんが悪かった。
はやる気持ちを抑えきれない司之介さんのかなりみっともない態度。
この時点で破談かなとブログ主は思いました。
でも破談の理由はそこではなかったらしい。
見合い相手の不死が社交辞令でほめた髷がダメだったらしい。
髷がダメというよりも、武士であることをやめられない司之介さんと勘右衛門さんの生き様がダメだったのでしょう。
傳さんは早々に髷を落としましたが、見合い相手の不死もすでにざん切り頭。
早々に髷を落とした傳さんはそれでも着るものは和装ですが、見合い相手はすでに洋装。
傳さんの先を行ってます。
武士の誇り、というより武士への未練はとうの昔に捨てた模様。
司之介さんと勘右衛門さん、この情報を事前につかんでおけばよかったのに。
先方のそんな状態を事前に松野家に伝えなかった傳さんのミスでもあるのでしょうか。
理由はどうあれ見合いの結果は破談。
この結果はもうくつがえせません。
トキちゃんお気の毒です。
あのあの話
前回、トキちゃんが傳さんについて「我が子のように可愛がってくださるのは何故だろう?」と素朴な疑問を口にすると、司之介さんとフミさんが激しく動揺。
トキちゃんは両親に動揺にすら気づいていない様子でしたが、その理由がよく分かる動揺でした。
トキちゃんの出生には何らかの秘密があるらしい。
そんな動揺ぶりでした。
その動揺が再び今回も描かれました。
「あのあの話」という形で。
トキちゃんを除く松野一家に席を外させた傳さん。
傳さんとタエさんはトキちゃんだけに話があるという。
司之介さん、激しく動揺しました。
あのあの話だけはしないでほしいと。
あのあの話が何のか、フミさんもすぐに察しました。
勘右衛門さんもそれが何なのかすぐに分かった様子。
意外にもタエさんもそれが何を意味するのかを理解し、司之介さんに同調。
傳さんだけが分からない?
でも、最後に傳さんもやっと分かった様子。
というわけで今回もまた分かりやすいフラグが立ちました。
しかし、トキちゃんだけは「あのあの話」の意味するところがいまだに分かりません。
トキちゃん自身に関わってくる話であるのに、です。
予習レビューと史実のリアルエピソード
トキちゃんの結婚
今週、トキちゃんが結婚します。
第1週で子役ちゃん時代が終わって、第2週に入ってすぐに結婚。
なかなかスピーディーな展開です。
しかし第1週の冒頭で示されたとおりトキちゃんの夫は外国人です。
日本人ではありません。
ところが今週、トキちゃんが結婚する相手は日本人です。
山根銀二郎という名の青年です。
外国人ではありません。
つまり、今週の日本人との結婚はうまくいかないということです。
結婚がうまくいかない理由は何なのか?
主人公のトキちゃんと結婚相手の銀二郎くんは夫婦仲が悪かったのか?
以下、ドラマの中の二人と、史実の結婚の失敗をまとめてみました。
銀二郎くんとの結婚
銀二郎くんとの結婚に失敗した最大の原因は二つあります。
一つ目は松野家の借金。
二つ目は、トキちゃんの父・司之介さんと祖父・勘右衛門さんの武士の誇りを捨てられない生き方です。
銀二郎くんが松野家に婿入りしたとき、どうやら松野家が抱えている借金は隠されていたようです。
しかし借金取りが松野家にやって来たのを機に銀二郎くんは真実を知ってしまうようです。
しかし銀二郎くんはトキちゃんと力を合わせてこの借金を返そうと前向きになるようです。
そして仕事を掛け持ちします。
遊郭の呼び込みを始めるそうです。
遊郭の呼び込みの仕事を選んだのがまずかった。
司之介さんと勘右衛門さんの二人は、武士がやる仕事ではないと銀二郎くんを真っ向から否定。
そんなことを言いながらも司之介さんと勘右衛門さんの二人は働こうとはしない。
これでは出て行きたくなるのは当たり前です。
トキちゃんと銀二郎くんの関係は良好でした。
トキちゃんは怪談が好き。
銀二郎くんも怪談が好き。
趣味を共有する二人は毎晩怪談を語り合う、そんな楽しい日々を過ごします。
でも司之介さんと勘右衛門さんが・・・
ところでトキちゃんと別れた後の銀二郎くんには再登場の場面が用意されています。
銀二郎くん、トキちゃんとの復縁を求めるんです。
それほどトキちゃんと銀二郎くんの仲は良好だったわけです。
【史実】セツの結婚
明治19年(1886年)、トキちゃんの実在モデルであるセツさんは18歳のときに結婚しました。
結婚年齢、ドラマは史実に合わせています。
セツさんの結婚相手は鳥取藩の困窮士族の次男で前田為二という青年。
為二はセツさんの養家である稲垣家の婿養子として迎え入れられました。
結婚相手も史実が大いに参考になっています。
銀二郎くんも鳥取藩の貧窮足軽の次男で、トキちゃん養家である松野家に婿入りします。
史実の前田為二は、セツさんにとって良き夫でした。
前田為二は働き者でした。
そして前田為二はセツさんと同じように物語が大好きでした。
これらの点もドラマの中の銀二郎くんのキャラクターに反映されています。
しかしセツさんと前田為二の結婚はうまくいきません。
ドラマの中で銀二郎くんが出奔しますが、史実でも前田為二は出奔。
ドラマの中での銀二郎くんが出奔する理由も史実にモチーフを求めています。
しかし史実の中の前田為二の方が比較にならないほどの過酷な体験をしたようです。
養父と養祖父のいじめに近い仕打ちが出奔の原因でした。
この点がドラマと史実の相違点です。
ドラマと史実の相違点、もう一つ決定的なものがあります。
ドラマでは銀二郎くんは松野家に戻りトキちゃんに復縁を求めます。
しかし史実では前田為二は二度と戻ってはきませんでした。
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ワイはさあ
このドラマも好きだし島根県は以前から大好きなんだけどさあ、ひとことだけ言わしてくれ
総裁選の地方票にはガッカリしたぞ、島根県
司之介さん、そんなに「あの」「あの」言ったら、かえっておトキちゃん気になっちゃうじゃないですか。
で、「あの話」って、何?
もしかして、おトキちゃんはフミさんと司之介さんとの子じゃなく、傳さまとタエさまとの子ども?
この先、どうなっていくのでしょう。
双方憎からず。しかし父上前のめり。一瞬の幸福な妄想。母もしもの空想。やっぱり断られた。父と祖父のせいとは。あんたたち反省しなさい。流石にトキさん怒り、正論を吐く。確かに今の二人は単なるごくつぶし。「腹を切る。」だからあんたのそういうとこだよ。「あの話」って多分。三人だ密談。.その中身は?