2026/1/5(月)第14週「カゾク、ナル、イイデスカ?」

あらすじ

ヘブンは錦織と二人で出雲を旅行しました。するとそこに松江にいるはずのトキが姿を現しました。トキはヘブンから出雲に来るように呼び出されていました。しかしトキは自分がヘブンに呼び出された理由を知らされていませんでした。

ヘブンは、トキと錦織に対して大事な話があると語り始めました。日本滞在記は間もなく完成する。毎晩、怪談を聞かせてもらえる日々は楽しかった。錦織の協力もあってここまで来れた。日本滞在記が完成した後も自分は松江にいたいと。

ヘブンはトキの手を取りながら続けました。ずっとトキの隣にいさせてほしいと。その次の日、ヘブンは西洋人として初めて出雲大社を参拝。ヘブンとトキは密かに、出雲大社の神前で二人の未来を誓いました。

そして松江の家に帰宅して早々、ヘブンは錦織に言いました。もっと広い家に引っ越したい。武家屋敷で暮らしたい。一方、妻としてここで暮らしてほしいとヘブンに言われたトキは、大事なことを忘れていたと言い出しました。

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感想

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて年が明けての放送は月曜日からスタート。

年明け最初の週でありながら、まる五日フルで放送で見ることができるレアな年明け週はトキちゃんとヘブンさんの婚約から始まりました。

出雲の旅

錦織くんを連れて出雲の旅をするヘブンさん。

日本滞在記のラストピースとしての怪談も書き終え、残るは『古事記』の舞台となった出雲のことを書くだけという段階に入ったようです。

机の上にキレイに積み上げられた日本滞在記の原稿。

この原稿に出雲で取材した紀行文を書き足せば日本滞在記は完成です。

そしていつぞやの新年会でヘブンさんが宣言したように日本滞在記が完成すればヘブンさんは帰国します。

新年会でヘブンさんが上記の宣言をしたとき。

ヘブンさんは帰国後にイライザさんと再会することを楽しみにしていました。

また日本滞在記の完成が近づく中、ヘブンさんは帰国を前にイライザさんを日本に呼び寄せました。

しかし前週、ヘブンさんは自分の中のイライザさんへの気持ちの変化を自覚。

イライザさんもまたヘブンさんの中の気持ちの変化を察しました。

そんなわけで「帰国後にイライザさんと一緒になる」というゴールがなくなったヘブンさん。

そのゴールは帰国の目的でもありました。

帰国の目的を失いゴールが消失したヘブンさん、新たなゴールを見出していたようです。

それが松江に残るという選択肢。

松江でトキちゃんの隣にいるという選択肢です。

ヘブンさん、そんな大事な決意を神々の里でトキちゃんに伝えたかったようです。

松江ではなく出雲の神々の前で大事な決意をトキちゃんに告げるヘブンさん。

年明け早々の放送で、トキちゃんとヘブンさんの今後がほぼ確定しました。

松江に戻る

トキちゃんとヘブンさんは出雲大社の神前で密かに愛を誓い合いました。

今回は出雲大社の場面で終わりかと思って観ていたら、面々が松江に戻るところまで描かれました。

松江に戻ってきて、今後も松江で教師を続けると宣言するヘブンさん。

ヘブンさんはまたもっと広い家、庭がある家、サムライの家に住みたいと言い出しました。

トキちゃんとの新婚生活を武家屋敷で送ることが希望のようです。

ちょっとネタバレになりますが一週間後の月曜日、トキちゃんとヘブンさんは武家屋敷に引っ越します。

松江城の近くでかつて松野家が暮らしていた家の近くだそうです。

そんな次週のフラグが立つ中、幸せいっぱいでのぼせ気味だったトキちゃんの頭が現実に戻ってきました。

「大事なことを忘れていた」

令和の今ならともかく明治の当時としてはとても大事なことをトキちゃんは忘れていたようです。

当時の結婚は家と家がするものです。

ヘブンさんにはすでに「家」はありませんが、トキちゃんはには「家」があります。

そしてトキちゃんの「家」にはかなり面倒くさい存在もいます。

トキちゃん、そのことを思い出したのでしょう。

そんな現実と向き合う日々が明日から始まるのでしょうか。

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物語前半の復習

今週から物語後半に入ります。

しかし今週は情報が極めて少ないため予習レビューが困難です。

そこで物語後半に入る前のこのタイミングで物語前半の復習を行いたいと思います。

物語前半を5つのパートに分けて月曜日から金曜日までの本欄を復習のためのダイジェストとさせていただきます。

月曜日:トキの幼少期(今回はここ)
火曜日:18歳になったトキ
水曜日:トキと銀二郎が結婚
木曜日:ヘブンの女中になる
金曜日:銀二郎とイライザ

トキの幼少期

明治三十年代後半の東京市大久保。

夜も更け、家の中が静まり返るころ、トキは夫のヘブンに向かい、怪談『耳なし芳一』を語り終えました。

語り終えたあとも物語の余韻は部屋に残り、ヘブンは深く息を吐いて感嘆の声をあげました。

トキの語りは、ただ筋を追うだけのものではなく、声の調子や間合い、情景の描き方までもが生きており、聞く者を物語の中へ引きずり込む力を持っていました。

この物語の主人公・トキが生まれ育ったのは、明治初期のことでした。

武士の時代が終わり、世の中の仕組みが大きく変わる中で、士族であった松野家も例外ではありませんでした。

父の司之介、母のフミ、祖父の勘右衛門。

士族としての誇りだけが残り、暮らし向きは厳しいものでした。

着るものにも食べるものにも不自由しながら、トキは成長していきました。

松野家は、遠縁にあたる雨清水家とのつながりによって、かろうじて体面を保っていました。

雨清水家は松野家よりも家格が高く、トキはそこで茶の湯や三味線の稽古を受けていました。

雨清水家の当主は傳、その妻タエは姫君として育った女性でした。

トキはそこで礼儀作法や芸事を学びながら、自分とは違う世界の空気を肌で感じていました。

しかし、慎ましいながらも穏やかに見えた日々は長くは続きませんでした。

家計を支えようと、司之介はウサギを売る商いに手を出しましたが、ほどなく相場が崩れ、多額の借金を背負うことになりました。

その重荷は、静かに、しかし確実に一家の暮らしを圧迫していきました。

幼いながらもトキは、家に漂う重苦しい空気を敏感に感じ取っていました。

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