風、薫る 第12週「」予習レビューとあらすじ
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『風、薫る』
2023年6月15日 〜 6月19日放送
安の結婚話の破談とその後
安の結婚話が進み、結婚相手となる槇村宋一の家族との初顔合わせの準備が進む中、安は結婚しないと言い出しました。
結婚を拒む安の理由に宋一は共感し、結婚話は破談。しかし自分の考えに共感してくれた宋一に安は恋をしてしまい、破談は撤回されました。
りんと直美が養成所を卒業
そんな中で迎えた養成所の卒業式。バーンズが有力者たちに働きかけたことで、りんや直美は看護婦として帝都医大病院に勤務できることになりました。
養成所は閉鎖されることになりバーンズは帰国。バーンズが残した言葉に触れたりんと直美は看護婦として働くことへの決意を新たにしました。
りんを思う二人の男
りんが卒業した頃、『瑞穂屋』の常連客の島田は、りんへの想いを自覚。そんな中、りんの幼馴染でりんに思いを寄せていた虎太郎がりんのもとにやって来ました。
作家になることを夢見ている島田と、東京の製薬会社に就職し、りんと肩を並べられることを目指す虎太郎は、互いに自己紹介しながらりんを意識せずにはいられないのでした。
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今週の展開
56: 6/15(月)
57: 6/16(火)
58: 6/17(水)
59: 6/18(木)
60: 6/19(金)
予習レビューと史実のリアルエピソード
今週、養成所の生徒たちが卒業。
養成所は閉鎖されることが決まりバーンズ先生はスコットランドに帰国します。
そこで今週の予習レビューでは、バーンズ先生の実在モデルについてまとめました。
バーンズ先生の実在モデル・アグネス・ヴェッチ
アグネス・ヴェッチ(1842年〈1845年とも〉-1942年〈1945年とも〉)は、明治時代に来日したイギリス出身の看護師です。
スコットランド・エディンバラに生まれ、1874年(明治7年)にナイチンゲール看護学校(エディンバラ王立救貧病院看護学校)の一期生として学びました。
近代看護の理念を直接受け継いだ、いわばナイチンゲールの教え子です。
1876年(明治9年)にはロンドンのセント・メアリー病院で看護師として勤務を始めますが、1879年(明治12年)に故郷へ戻り、1881年(明治14年)には同病院を退職。
その後、兄弟が宣教医をしていた清朝へ向かい、国境を越えた医療活動に身を投じました。
1887年(明治20年)(1886年〈明治19年〉とも)、日本政府の招聘により来日。
翌月には、宣教師メアリー・トゥルーが創設した桜井女学校や東京帝国大学医科大学第一病院で看護師として勤務し、同時に教育にも携わりました。
西洋式の看病術を指導・訓練し、日本の看護を大きく前進させたのです。
彼女の教えを受けた中には、「日本のナイチンゲール」と称される大関和もいます。
大関は最初期の教え子の一人として、技術と倫理の両面で深い影響を受けました。
アグネスの存在は、日本の近代看護の出発点に確かな足跡を残しています。
1888年(明治21年)11月、任期満了により帰国しますが、その教育理念と実践は日本の医療界に長く息づきました。
1942年、故郷エディンバラでその生涯を閉じたと伝えられています。
アグネス・ヴェッチは、看護師であると同時に教育者であり、異文化を結ぶ架け橋でもありました。
その歩みは、国境を越えて看護の精神を広めた物語でもあるのです。
桜井女学校を創設したメアリー・トゥルー
メアリー・トゥルー(マリア・ツルー)は、1840年にアメリカ・ニューヨーク州で生まれた宣教師で、明治時代の日本の女子教育に大きな足跡を残した人物です。
清教徒の流れを汲む家庭に育ち、15歳のときにリバイバルをきっかけにキリスト教に入信し、献身を決意しました。
神学校で出会ったアルバート・トゥルーと結婚し、ともに伝道に携わりますが、夫は結婚からわずか5年で病死します。
その後、夫の遺志を継ぎ、中国での伝道を経て、1874年(明治7年)に来日しました。
来日後は共立女学校で教え、やがて原女学校、新栄女学校、桜井女学校などで教育に尽力。
女子学院の草創期を支えた存在として知られ、初代院長となる矢嶋楫子にも大きな影響を与えました。
新栄女学校では、当時未信者だった矢嶋を教師に起用し、修身や聖書の授業を任せています。
ツルーは柔和で思慮深い一方、強い意志と行動力を持つ女性でした。
女生徒たちには高い志を持つことを説き、「己の務めを怠り、己の為さざる可らざる事をなさずして送るは尤も大なる苦痛」というメアリー・ライオンの言葉を信条として伝えていました。
桜井女学校が新築移転した際には、この学校が貴重な果実を生むことを期待していると語ったといいます。
また、新宿角善には養生園という老人ホームも建設しました。
日本の女子教育の土台を築いたその歩みは、多くの人に慕われ、尊敬されるものでした。
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