本放送:2012年2月20日(月)
再放送:2014年8月18日(月)
再々放送:2025年2月10日(月)
第21週「鮮やかな態度」
花言葉の花「ルドベキア」
あらすじ
昭和38年(1963年)4月、短大を卒業しテニスもやめた聡子は洋裁学校に通い始めるものの三日目にして学校をやめたいと言い出します。机に座って勉強することが出来ないという聡子に対してどんな説得も糠に釘を刺すようなものです。
しかし聡子の中学時代の担任から、聡子はやれと言われてやらなかったことはない。やりきるか倒れるまでやるか、どちらかしかない聡子には大きな課題を果たせば、がむしゃらになって洋裁に取り組むはずだとアドバイスされる糸子。
早速、糸子は自分のデザイン画の束を聡子に渡すと写し描く訓練をさせます。聡子もこの訓練に夜を徹して取り組み始めます。一方、東京銀座の直子の店は今では人気店になったものの直子と優子の競い合いは激化の一途。
その頃、東京と岸和田の往復を繰り返していた優子は、デザイン画の訓練をする聡子のために自分と直子のデザイン画を東京から送ってよこしました。そのデザイン画の出来映えの良さも糸子も負けていられないと大いに発奮しはじめるのでした。
感想
「やれと言ってやらなかったことがない。やりきるか倒れるかどちらか。あいつにはでっかい山を与えてのぼらせればいい。やる気ないわけではない、がむしゃらに洋裁やりたいだけだ」
手間がかからないのをいいことにほったらかしにしていた聡子の操り方を一番よくわかっていたのは中学校時代の担任の先生だった!入学三日目にして辞めたくなった専門学校。でも「でっかい山」にその日のうちに食いついてくる聡子。
テニスの大会で日本一になったのは、小学生時代唯一良かった成績が体育だったことからわかるように恐らく人並み以上の生まれつきの運動神経。それに加えて必要な練習量を確実にこなしていたことが大きかったようです。
必要な練習量を確実にこなすという才能。担任の先生は才能を根性と表現してましたが、いずれにせよ目標にたどり着くのに必要な練習量を難しいとか出来ないとか考えずにまっしぐらにすべてこなしてしまうのはすごい強み。
学校の授業にも「でっかい山」を見いだすことが出来れば、いずれ学校にも迷い無く通えるかも。それとも学校に通わずして必要な技能を習得してしまうのでしょうか。ずっと気になっていた聡子ですが、ついに目が離せなくなってしまいました。
一方で銀座の百貨店に入っている直子の店は人気店に。優子の話しによれば、売上は前年の2倍。売上が前年の2倍ということは、前年の売上は今年の5割というここと。そして優子の服の売上が6割、直子の服の売上が4割を占める。
今年の5割が前年の売上。直子の服の売上が5割に満たない4割ということは直子の服の売上は減少傾向。売上が増えたのはほぼすべて優子の服が貢献。取材回数こそ直子のほうが多いみたいですが、なかなか微妙な状況ですね。
追記:優子と直子が一緒に働く店を「糸子が二人もいるような店、それはやりにくい」と千代お母ちゃんが鋭い指摘。笑わせてもらいました。