本放送:2012年2月29日(水)
再放送:2014年8月27日(水)
再々放送:2025年2月19日(水)
第22週「悔いなき青春」
花言葉の花「クロッカス」
あらすじ
昭和45年7月にあと半年の命と宣告された玉枝でしたが病気の進行は遅く、一年半ほど経過した昭和47年春頃もまだ皆と楽しく日々を過ごしていました。それから半年ほど経たある日の朝、玉枝は眠るように静かに息を引き取りました。
昭和47年11月。優子と直子の店を手伝いつつオハラ洋装店でも鍛えられた聡子は店の跡取りとして十分に育ってきました。聡子に看板を譲ることに恵と昌子も異論はなく、三浦も跡取りが出来たことを心から喜んでくれました。
その年の12月に、糸子は聡子に看板を譲ることを宣言。年明けから店主になれという糸子の言葉に対してしまりのない答え方をする聡子。大晦日に実家に帰ってきた優子と直子にも糸子は聡子への代替わりを告げます。
しかし聡子は母や姉に頼らず一から仕事をするためロンドンに行かせてほしいと言い出しました。優子と直子は聡子のロンドン行きを猛反対。しかし糸子は優子と直子の反対意見を一蹴し、聡子のロンドン行きを認めるのでした。
感想
玉枝さんが思ったより長生き!前回の終わり頃に入院した玉枝さん、今回は玉枝さんがいなくなった状態からのスタートかと思っていたらいきなり元気な姿の玉枝さんを見せられ肩すかしをくらいました。
でも今回でついに亡くなってしまいました。しかし亡くなる半年前に「お父ちゃんと息子が向こうで待ってる」と嬉しそうに語っていた玉枝さん。二人の息子の遺影に見守られながら逝きましたが、きっと泰蔵さんと勘助くんが出迎えてくれたことでしょう。玉枝さん、今度こそおつかれさまでした。
聡子、オハラ洋装店の経営者として育ってきて、恵さんも婿とらなくても大丈夫と太鼓判。聡子自身も自信を付けていたのでしょう。「岸和田おったら一生姉ちゃんらの手伝い役で終わる、売れ残りで商売するのはあかん。お母ちゃんにも姉ちゃんらにも頼れない別のところで一からやりたい、だからロンドンに行きたい」
優子と直子が猛然と反対してくるのは意外でした。それぞれ東京と心斎橋で苦労を重ねてきたので妹にはそんな思いをさせたくないという姉ごころ。そしてちょっぴり妹に先越されたくないという気持ちも働いているかもです。
優子と直子が猛反対するのを見ていて糸子が一喝「いや、行かしちゃろ。あんたら黙っとき、この子はうちの店の子や。あんたらが口出すことじゃない。あんたの好きにし、ロンドン行き」
優子と直子がもし聡子のロンドン行きを大賛成していたら、きっと糸子はロンドン行き反対にまわっていたかも知れません。そんな気がしました。