カムカムエヴリバディ

回転焼き屋を始めるるい / カムカムエヴリバディ 第60回

2022年1月26日(水)第13週「1964−1965」

あらすじ

るいと錠一郎が入籍しました。そして、平助と和子に別れを告げ、るいが錠一郎と一緒に暮らす町として選んだのは京都でした。錠一郎の病気を治すためには、環境を変えた方がいいと医師にすすめられたのです。

るいと錠一郎は、大学を卒業後に京都の実家でお茶の師範をしているベリーこと野田一子のもとを訪れました。しかし、るいも錠一郎も、京都で住む家もなければ仕事すらありませんでした。

一子のもとを訪ねた帰り道、立ち寄った北野天満宮の境内で、るいと錠一郎は回転焼きに興味をひかれました。そして、回転焼きの店を出して生計を立てることをるいは提案。錠一郎もるいの考えに賛成しました。

るいは早速、母から教わったあんこ作りの記憶だけを頼りにあんこを試作。店の屋号は「大月」に決まりました。その日からるいはあんこ作りを始めるものの、あんこを作る度に母・安子の記憶がよみがえってくるのでした。

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予習レビュー

今回から物語の舞台は大阪から京都へ。

三代目ヒロインのストーリーの主要舞台に移り、三代目ヒロインの誕生も間近にせまってきました。

るいちゃん@京都編では、ベリーが引き続き登場します。

ただしベリーというジャズ喫茶でのニックネームあらため、本名の「一子」として登場。

「一子」が「いちこ」と読むのか「かずこ」と読むのか、まだ定かではありません。

しかし前者の「いちこ」だとしたら、『まれ』にも同名の女性キャラがいましたね。

また、カタカナ表記ですが『ひよっこ』の商店街の薬局の店頭にあったインコの置物の名前も「イチコ」でした。

ベリーというニックネームから想像もできない、まさかのベタな本名。

これから、るいちゃんとジョーに関わってくるのでしょうか。

るいちゃん@京都編に入って、もう一つビッグニュースが。

岡山の「たちばな」のあんこが復活します。

おとなになったるいちゃんが「おいしうなあれ、おいしうなあれ」と呪文を唱えながらあんこをつくる場面が今回あたり登場しそうです。

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感想

物語の舞台が大阪から京都に移動。

舞台の移動にともない、るいちゃんが過去を忘れようとする物語は、るいちゃんが過去と向き合う物語に移行しました。

お母さんとの幸せな時間の思い出と向き合う

るいちゃんとジョーが京都に転居後、二人が回転焼き屋を始めると知ったとき、るいちゃんは過去を克服したものとばかり思っていました。

あんこ作りは、お母さんとの幸せな時間の象徴です。

そして、るいちゃんが忘れたかった過去とは、お母さんが自分だけを見つめてくれていた幸せな時間のはずです。

その幸せな時間を無理して忘れようとしないで済むようになったのかなと思ってブログ主は期待していたのですが・・・

そんなに簡単には過去を克服することはできなかったようです。

大阪のクリーニング屋の仕事を通して、るいちゃんは過去の悲しい思い出をあらかた洗い流すことができたのでしょうか。

そして今度は、京都での回転焼きの仕事を通して、お母さんとの幸せな思い出と向き合うことがテーマになるのかもしれません。

ひなたちゃんの運命的な出会いの相手

回転焼き屋を始めようとジョーに提案したるいちゃんが言いました。

あんこ作りをすることで、お母さんが自分を捨てた気持ちが少しはわかるようになるのではないかと。

間もなくるいちゃんは出産し、るいちゃんがお母さんになります。

るいちゃん自身がお母さんになって親の立場を理解し、そしてあんこ作りを通してお母さんと過ごした幸せな時間と向き合う。

それらの経験を通して、るいちゃんのお母さんに対する複雑な気持ちが清算されたとき、るいちゃんと安子ちゃんは再会できるのかな・・・と期待せずにはいられないブログ主です。

さて、その「再会」ですが・・・

次週、とても気になるエピソードがあります。

次週は、10歳のひなたちゃんが描かれます。

10歳のひなたちゃんが「運命的な出会い」を果たす、そんなエピソードが描かれるのですが、ひなたちゃんの運命的な出会いの相手は外国人の少年です。

しかも、その少年は回転焼きを買い求めにやってきます。

外国人が何故回転焼き?と思うわけです。

令和の今なら、外国人の間では日本食ブームがあるので、不思議でもなんでもないですが、次週はまだ昭和50年、1975年です。

その少年、ロバートの孫?とひそかに期待しつつ、次週を心待ちにしているブログ主でした。

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POSTED COMMENT

  1. 丹善人 より:

    祖母・母・娘、3代にわたってのラジオ英会話との関わりを描く物語
    のはずじゃなかったのか。るいはとうとう、ラジオ英会話を聞くこと無く、
    次のヒロインにバトンタッチしそうだし。
    三代目も、英語講座とは関係なさそうな時代劇に夢中になる設定だとか。
    なんか、いい加減な物語に見えてきた。

  2. 重信六三郎 より:

     トミーさんの出番、昨日で終わり?

     トミーさん、ベリーちゃんと結婚して今後も登場するものだと思っていたので、残念…。

     そこで、僕の希望を含んだ今後の予想ですが…、

     トミーさん、この後念願のメジャーデビューを果たして、ゆくゆくは世界的に有名なトランペッターになるのではないでしょうか…。

     そして、早乙女太一さん演じるレギュラー出演者としてのトミーさんの出番は昨日で終わりだけど、今後ジャズ界の大御所になった熟年世代のトミーさんがゲスト出演するかも…。

     その時のトミーさんを演じるのは桑野信義さん、とか…。

     早乙女太一さんとは全然雰囲気が違いますが、大御所になって貫禄が付いた、という事で…。

     それと、早乙女太一さんも撮影所の若手俳優役とかで再登場して欲しい…。

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    市川実日子さん
    「純と愛」の吉田羊さんや「花子とアン」の吉田鋼太郎さんの時と同じく俳優さんが知る人ぞ知るという存在から誰でも知っているという存在に変わる時を眺めているのかもしれませんね

  4. オペラ座の怪人 より:

    最近、別のドラマで絶賛されている毎田ののちゃんが
    おちょやんで、父親(トータス松本さん)に曰く、
    「うちは捨てられたんじゃない! うちが捨てたんだ!」

    るいちゃんも「母に捨てられた!」って思っているけど、
    それは誤解であって、

    るいちゃんにその意図はなかったとしても、
    お母様(安子さん)からすると、
    「るいちゃんがお母様を捨てた」
    「お母様は、るいちゃんに捨てられた」んだよ~

    そんな、誤解が解けることを切に願いまふ。

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  5. 秋桜おばさん より:

    突然の京都行き。それも住む所も仕事もないままで…。何で?と思ったら、ジョーくんの病気には環境を変えるのが一番だったんですね。
    何のバックボーンもないのに商売を始めるところなんて、まさに安子ちゃんそのもの(笑)
    ジョーくんは今はまだお役目がなかなかなさそうだけど、明るい顔してるのは嬉しいです。
    ベリーちゃんのもう1つの顔もまた新鮮でした。

    昨日とは打って変わって明るい展開ではありますが、竹村夫妻を毎日見られなくなるのは寂しいなぁ。

  6. 丹善人 より:

    回転焼き、太鼓饅頭
    うちの母親も叔父さんたちも御座候のファンでした。
    でも、見ていただけの人がうまく作れるはずがない。
    あんこもそうだけれど、皮の部分の何とも言えない味。
    ちょっと甘く見すぎじゃない。
    我が家でも僕が幼児だった頃に祖母が内職で最中を
    作っていたけれど、そんなに簡単にできる物じゃない。

  7. ふーさん より:

    「I hate you」と自分が言ったことが安子にとどめを刺すことになり、安子は混乱と恐怖から日本から逃げざるを得なくなったということにはまだ気づいていないのでしょうね。

  8. 通りすがりのカムカムファン より:

    京都出身ですが、回転焼のことは太鼓まんじゅうと呼んでいたような···。
    母がそう呼んでいましたが、母も府内の郡部ですが京都の出身です。

  9. ずんこ より:

    いきなりの、回転焼き屋さん!
    和子さんのもとで料理の腕を磨いていたのが、役立ったのでしょうか。
    久しぶりの「美味しゅうなれ、美味しゅうなれ…」に、感動しました。

    回転焼き、地域によっていろんな呼び方があって、面白いですね。
    ちなみに大阪では、「太閤焼き(たいこやき)」「太閤(たいこ)まんじゅう」「大判焼き」などとも呼ばれています。

  10. H.Sakigake4th より:

    さて物語が一気に動きましたね。
    ベリーちゃん改め野田一子さんの京都の姿はとても気品あふれてましたね笑
    いよいよ物語の舞台が京都に移り、再び商店街にスポットが当たることになりました。
    そしてたちばなのあんこが再興となりましたね!
    安子編の救われないラストがここに生かされてきました。

    恐らく吉右衛門ちゃんが昔の味を思い出すことで安子との誤解を解くキーになるのではと思ってます。

  11. オペラ座の怪人 より:

    予習はしないんだけど、
    ここのページを読んでいて、
    京都に行くらしい、とは知ってしまって、

    今日は、いきなり京都、
    なぜ京都?
    クリーニング屋を継げばいいのに。

    ベリーちゃんが出てきて、
    「そうか、お金持ちのベリーちゃんの紹介で、
     何か、お仕事を斡旋してもらったんだな。」と思ったら、
    ベリーちゃんもビックリ、家も仕事も未定!?
    ベリーちゃんがお茶の先生のお家ってのもビックリ。

    で、回転焼き!?
    いきなり商売!? うまく行くのかしら?

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  12. 還暦のたつお より:

    「さみしいなあ」みんなそう思ってます。竹村夫妻、小暮マスター、西山のおっちゃん、また会いたいなあ。家族に縁の薄い者同士が新しい家族を作る。感慨も一入。一子さん、ベリーは世を忍ぶ仮りの姿。「あんた以外にギャンブラーやな。」確かに結構行き当たりばったり。餡子主体の回転焼に目が行くのは和菓子屋のDNAが発動した?でもおはぎ作ってたのは一体何年前よ。あのくどいようですが、安子さんを棄てたのはあなたですよ。るいさんには金太さんのようなプロの師匠がいない。果たして呪文だけで往年の餡子の味を再現できるか? まずは成功したみたい。だけど商売として成立させるにはともかく売らないと。ジョーさんのちらし結構アートしてる。久々に勇さん登場。

  13. 還暦のたつお より:

    回転焼き、こちら(鳥取)では夫婦焼きでした。今でも市内に作っている店が一店舗あります。中身は餡、カスタードクリーム、白餡の三種類でした。

  14. 名乗る程の者ではございません より:

    ビートルズを流していたらジョーさんは入水して今週でドラマが終わっていた
    磯村さん、おおきに
    ありがとう浜村淳です、ありがとう~ありがとう~シャラランランラランラ~♪(関西人なら一度は耳にしたメロディ)

  15. moon より:

    ひなた編のお友達の名前が野田一恵でしたね…

  16. H.Sakigake4th より:

    なるほど!物語の転換点はいつも神社ですね!
    たちばなのあんこがまさかここで生かされてるとは…。
    藤本先生脱帽です…

    私の出身が福岡なんですが、九州の名店蜂楽饅頭の回転焼きは美味でした。
    天神に寄ったついでに買って食べたのは記憶に残ります。
    実は今日用事のついでに寄った中野で「おやき処れふ亭」の回転焼きを食べていました(笑)

    回転焼きといえば地域ごとに呼び方が変わる興味深い食べ物。
    私の故郷福岡では回転焼き。私のこよなく愛するカープのお膝元広島では二重焼。関東だと今川焼き。ほかお焼き、御座候…。
    奥深いです。◯◯焼きの世界…。
    隠れ回転焼き好きにはたまらないストーリーになりそうです!

    • ろく より:

      まさに、我が故郷では二重焼きと言ってました!広島と「御座候」の兵庫県に挟まれた岡山県ではどんな呼び方なのか、個人的に興味津々です。

    • ゆき より:

      岡山では、ふーまん、と呼んでました。夫婦まんじゅうを略して、ふーまん、という説があります。焼く時に上の生地と下の生地をべたっとくっつけるから夫婦ということらしいです。

  17. かおっちゃん より:

    回転焼き?!
    またとっぴなものに手を出しましたね。

    一緒に住むということは、結婚?
    何はともあれ、二人が一緒にいてくれて嬉しい。

    あんこの呪文、聞けそうですね。
    いつか、算太が出演がありそう 笑

    朝蔵さん、いつもありがとうございます^ ^

  18. kaki より:

    いちこ→いちご→苺→ベリー

    では?

  19. どんギツネ より:

    一子→いちこ→苺→ベリーではないでしょうか?

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