本放送:2022年3月1日(火)
再放送:2025年3月20日(木)
第18週「1984−1992」
あらすじ
オーディションが終わり、ひなたに声をかけてきたモモケンは、父に対して複雑な感情を持っていたことを語り始めました。そして、ひなたが小学生の時にくれた大月の回転焼きに救われたことを語り始めました。
モモケンとサンタが出会ったとき、モモケンはサンタから「あんこのおまじない」の話を聞かされていました。回転焼きを食べたとき、モモケンはサンタの話を思い出し、それがきっかけとなって父の自分への愛情を確信することができるようになったのです。
その数日後、モモケンから大月の回転焼きのことを聞いた算太が、回転焼きを求めにやって来ました。しかし、錠一郎が「るい」と呼ぶ声を聞いた算太は激しく動揺し、その場から立ち去ってしまいました。
そんな中、オーディションの結果が発表。五十嵐は敵役に選ばれなかったものの、モモケンの計らいで役名のある役をもらうことができました。一方、すみれの新たな仕事のための茶道の指導を、一恵が託されるのでした。
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予習レビュー
第17週の予告映像で、モモケンらしき声の気になるセリフが挿入されていました。
そのセリフとは、
「虚無さんじゃなければヒットしたかもしれない」
です。
今週は、先代のモモケンと虚無蔵さんの「因縁」が解き明かされることになる見通しですが、そもそもどのような「因縁」なのかすら明らかになっていません。
しかし、予告映像の中のモモケンのセリフがその「因縁」を暗示しています。
モモケン曰く「ヒットしたかもしれない」。
先代のモモケンと虚無蔵さんが出演した旧作『妖怪七変化!隠れ里の決闘』は、日本映画史上まれに見る駄作と酷評されました。
そこまで言われた作品のことなので、興行的に失敗したのでしょう。
ヒットできなかった理由は、当時のラジオ放送で語られているように、あまりにも荒唐無稽な展開の脚本の拙さのはずです。
しかし制作サイドの何らかの政治的な事情によって虚無蔵さんの責任に転嫁されたのかもしれません。
そして虚無蔵さんの性格から考えて、責任を転嫁されても弁明などはしないはず。
二代目モモケンは、父の遺作が失敗に終わった理由が虚無蔵さんにあるという周囲の言葉をそのまま信じた。
その真実が、ついに今週明らかにされる・・・
そんな展開をブログ主は予想しています。
感想
伏線の回収がみごと過ぎる回でした。
サイン会でプレゼントした回転焼きの回収
サイン会で、チビひなちゃんがモモケンにプレゼントした回転焼きがこんな形で回収されるとは・・・
実を言うとブログ主は、サイン会の後にモモケンが回転焼き屋までやって来たことに違和感を感じていました。
いくら美味しかったとは言っても、レストランならともかく回転焼き屋にスターが足を運ぶものなのかと。
しかし、モモケンにとって大月の回転焼きは美味しいだけでは済まされないものでした。
そこまで心を動かされていたのなら、店までやって来たことも納得できます。
そして、店に貼ってあった『妖怪七変化!隠れ里の決闘』のポスターが、この度のリメイクのきっかけにまでなっていたとは。
腰を抜かすほど驚きました。
追記:店に貼ってある『妖怪七変化!隠れ里の決闘』のポスターの裏には、ジョーがトランペッターとして絶頂期を迎えた頃のサインが書かれているはず。
まるで、ジョーの才能を封印しているようなポスター。
そのポスターの裏側が表に出てくる「回収の日」はいつのことになるのでしょうか。
あんこのおまじないの回収
あの「あんこのおまじない」がここで回収されるとは完全に意表を突かれました。
サンタおじちゃんは、お菓子の世界には入りませんでした。
しかし、お客さんを幸せにしたいと願うお菓子職人の心意気は、サンタおじちゃんの中に受け継がれていたようです。
その心意気があったから、ここまで大成できたのでしょう。
そして、サンタおじちゃんの中で、家族と過ごした思い出が宝物のように大切に残っていたことに泣かされました。
サンタおじちゃんの「算太」の回収
そんなサンタおじちゃんがついに回転焼き屋にやって来ました。
予告映像の中にあった「るい」というつぶやきの場面も登場。
さらに「妹を思い出す」という衝撃の言葉まで口にする。
吉右衛門さんとも微妙にすれ違いました。
しかし・・・
サンタおじちゃんはまたしても姿を決してしまいました。
サンタおじちゃんが次に姿をあらわすとき、それはサンタおじちゃんが安子ちゃんとるいちゃんの過去を回収するときだと信じたいです。
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個人的には・・・
夏の甲子園決勝は朝日放送・植草貞夫アナ
G1レースは関西テレビ・杉本清アナ
実況の際の名言の数々が半端なかった
異論は聞きますが個人的には絶対的な価値観ですし、実際に植草さんが第一線を引かれてから高校野球見ることも減りましたので
あらら…
サンタおじさん、またいなくなっちゃいましたね。
ラジオ泥棒の話が出て、ケチ右衛門さんともすれ違ったけど、今回はサンタおじさんの中で細い糸が繋がっただけでした。
まあ、算太くんにも心の準備が必要でしょうから、今後繋がっていくことに期待しましょう。
るいちゃんたちがお互いを「お父ちゃん」「お母ちゃん」呼びではなく「ジョーさん」「るい」呼びだったのは、ジョーさんが「るい」と呼び掛けることで算太くんが気付く、今回のための伏線だったのでしょうか。
…って、ジョーさん、「コンテストの時のシャツ」って…。
いよいよ「ミュージシャン・ジョー」の再起動でしょうか。
「おいしゅうなあれ〜」のおまじないに込められていたのは、
あんこを美味しく炊き上げる秘訣だけでなく、
人を(そして子を)育てること、芸を磨くことにも通じる精神だったんだね。
声を聴き、目を離さず、時計に頼らず、誰かを幸せにしたいという願いを込めて…
二代目モモケンが先代の思いを悟り、同じ景色を見るまでの20年。
るいちゃんが安子ちゃんの思いを知るまで、あとどのくらいかかるのだろう。
ジョーの音楽が再び日の目を見るのはいつ?
るいちゃんはそれをずっと黙って見守ってきたと思う。
「時計に頼らず…おいしゅうなあれ…」
いつか妖術七変化のポスターが裏返される時、涙腺のダムが決壊するかも…
小野塚アナ、やりましたね〜!
1884年夏の甲子園決勝戦、取手第二対PLの放送シーンでの声の出演。
本職とはいえ、感慨深いものがあったのでは…。
当時の番組表を見ると、実際には先輩の西田善夫アナウンサーの実況中継でした。
NHKの看板スポーツアナウンサーだった西田さん。
落ち着いた、それでいて快活な語り口のスポーツ中継が懐かしい。
今回の朝ドラは、るいちゃんの少し上の年代の自分にとって、
記憶の底に眠っていた懐かしい思い出をザクザク掘り出す喜びを
存分に味わわせてくれます。
もとい、ひなたよりちょっと年上でした ( ̄▽ ̄;)
モモケンさん賞賛の絶品のあんこと、どことなく安子さんに似たひなたちゃん…、
サンタ黒須さん、るいさんの名前を聞いた瞬間にこれらの事が繋がって、全てを悟ったのでしょう…。
そして、あの場から姿を消したのも賢明な判断だったと思います…。
あのままるいさんと顔を合わせて、るいさんが目の前の初老の紳士が算太叔父さんだと知ったら、おそらくあの場は修羅場になっていた事でしょう…。
続きです。
「清原ぁ~~!」「残念だったね、桃ちゃん。でも、清原くんってまだ2年でしょ?…まだ来年があるやん」
このセリフ、清原和博さんサイドの了承をちゃんと得て挿入されたんでしょうね…?(^^;) おそらく、制作スタッフの中に清原さんの大ファンがいらっしゃるのでしょう。
いろいろあった清原さんですが…最近では人助けがニュースになったり、再び前に進み始めておられるご様子で何よりです。そのような清原さんへの番組制作チームからの“エール”としてあのセリフが挿入された…ような気がしています。
清原さんとほぼ同年代の私にとっては、桑田真澄さんと並んで清原さんは“甲子園のヒーロー”です。(^^)
清原さんにも野球で「次世代にバトンを渡す」役割がきっとまだある筈。
清原さんが高校3年の年に出場した夏(つまり昭和60年…今日の劇中の翌年ですね)、同じ大会に我が母校も出場したんですよ(^^)。あの年の夏には「母校の甲子園出場」そしてあの「日航機墜落事故」…30年以上経った今でも、昨日の事のようにはっきりと覚えています。
「十回の裏、8対4、取手二高リード。…三振~! 取手二高、初優勝!!」
アナウンスを当てているのが、高校野球ファンにお馴染みの小野塚康之アナである事も嬉しいですね。(^^)
ドラマ本編に関するコメントでなくて申し訳ないのですが…茨城県民の1人としては、あの「取手二高 対 PL学園」の決勝戦に反応してしまいました。
取手二高が登場した時点で個人的にはモモケンさんの話も、そしてドラマの肝となる筈のサンタ(算太)とるいの“ニアミス”も全て吹き飛んでしまったのが本音です…f^^;
当時の取手二高を率いていたのは、名将木内幸男監督(“木内マジック”でもお馴染みでしたね)。それまで初戦の相手を喜ばせる存在でしかなかった茨城県勢を初めて優勝に導きました。私が住んでいる地域は取手二高の地元からは大分離れている所ですが、それでも周囲が大盛り上がりだった事を昨日の事のように覚えています。
その取手二高で優勝投手となった石田文樹さんですが…2008年7月に41歳の若さで病死されてしまいました。
石田さんの息子さんは父親と同じく高校球児となり、大学では準硬式野球部へ。
その時に指導に来られたのが、当時同じ大学の大学院に在籍していた桑田真澄さん。桑田さんは石田さんの息子さんに「君のお父さんは、本当にすごかったんだよ」。桑田さんによる石田さんへの最大級のリスペクトでは?と個人的には感じます。
石田さんの息子さんは現在社会人として活躍中との事。ここでもまた(桑田さんを介して)「バトンが繋がれていた」のですね。(^^)
美味しゅうなぁれ!のおまじないが、まさかサンタから出てくるとは…。
「るい…」一瞬にして、るいちゃんが姪だと気付くサンタおじちゃん。おずおずと話しかけて、一気に数十年の時間がタイムスリップすると思いきや!またまた消えちゃいましたね。
このまま姿を現さないの?
桃剣と団子ちゃんのもつれた関係を解したサンタおじちゃんのことだから、安子ちゃんからるいちゃん、ひなたちゃんの三世代を繋ぐキーマンになってくれると信じたい。
予告の五十嵐くんのプロポーズは、お芝居の読み合わせだったのかなぁ。
サンタさんが「るい」とつぶやく予告をみた時から
これは涙ものであるはずだと
そしていよいよその場面が!!
半分泣いていた私でしたが
裏切られました!
まさか消えてしまうなんて・・・。
出かけた涙がひっこんだ(笑)
隔世遺伝で安子に雰囲気が似ているひなたを見て、さらに絶品のあんこがあると
聞き、極めつきは「るい」と呼ばれたその名前。すべてがつながって思い至った。
すぐに姿を隠したのは賢明な判断。どの面下げて大伯父さんだと名乗れようか。
で、出番はこれで終わり?
ひなたちゃん、モモケンさんから聞いたあんこのおまじないに纏わる話をるいさんに話したら、るいさんと算太さん・安子さんが繋がるかも…。
ところで、桃太郎君と小夜子ちゃんの台詞に登場したPLの清原君…、
翌年の春にも、準決勝で全くのノーマークだった初出場校に4三振に斬って取られて、またもや優勝を逃してしまいますが…。
算太~
逃げるなよ~
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
モモケンさん、ひなたの事を覚えてくれていたんだ。あんこのおまじない?意外なところで接点が、算太が媒介?二代目モモケン、できた息子さんや、算太とは今のところ接近遭遇止まり。算太するどい伊達に女性遍歴を経てない。なんか繋がりそう。えっ、るい。気が付いた。算太誰か分かったんだ。でも合わせる顔ないよなあ。立ち去るしかない。五十嵐落ちたんだ。えっ役名付きで引っかかる。「京都茶道家殺人事件」なんか山村紅葉さん出てきそう?
やはりサンタ逃げましたね
(予告編が1992年まであるにも関わらずサンタの容姿は変わらず、かと言って1984年の段階で判明して何事もなく1992年に突入するとも思えなかったので)
サンタくん、目の前のひなたちゃんが妹の孫らしいという事実にもビックリでしょうが、
るいちゃんの姿に衝撃を受けたのではないでしょうか?
サンタくんの知っているるいちゃんは、大きな雉真商店のお嬢様。結婚してたとしても、セレブなマダムになってると思ってたはず。
それが、こんな小さなお店(失礼!)のオバちゃんになってるなんて、改めて自分のしでかしたことの大きさを後悔したのではないでしょうか?
サンタくんまた出番はあるでしょうか?
行方をくらましている間に、密かに安子ちゃんの捜索などに奮闘してくれてたらと思います。
文四郎「役名がついてる・・・・・・・・・・・。」
役者としては嬉しき一歩前進。
頑張れ!!文四郎!!目指せ!!
嵐寛の五十倍!!
3月に入り、いよいよ物語も佳境。
色々な伏線の回収に入ってきましたね。
算太がしっかりとあんこの呪文を覚えていた。その呪文を思わせるような大月の回転焼に心が軽くなったモモケン。ここまではよかったのですが…。
算太よ…。また逃げたな…。
るいという名前を聞いて全てがわかったんでしょう。
ひなたがるいの娘だったことを。
過去のやらかしを思い出し、後めたさを感じたんでしょうね。
この後1992年までワープするので出るとしたら算太が既に病床で病いに臥し逃げられない状況で全てを語るのでは?と思われます。
ウイキペディアの大雑把な資料を見ただけなのですが、福本清三さんは、当時の大部屋の同僚達、川谷拓三さん、志賀勝さん、成瀬正さん等で組織していたピラニア軍団には所属していなかったのですね。これは福本さんが殺陣と斬られ役のスペシャリストとして里見浩太朗さん等、大御所から指名がかかり、川谷さん達よりも忙しかったからなのかなあ、福本さんの人柄から考えて、同僚との飲み会などの交流を蔑ろにするような事はしないだろうし。それとも同僚との飲みにケーションは、程ほどにして殺陣の修練をしていたからなのかなあ。ともあれ、ピラニア軍団に属していなかった為に、福本さんが一般の人達に知られるのがピラニアの人達に比べて大分遅くなってしまいました。ちょっともったいない気がします。
いつも楽しく拝読しています。
私もこの日のあらすじが唐突すぎて気になっていました。
実はモモケンさんは子供の頃、大阪に住んでいた。大月の回転焼を食べた時、当時母娘で売り歩いていたおはぎや芋飴を、父がよく買ってくれていたことを思い出した。その頃父は「自分の道を進め」と言っていた。父を意識しすぎていたのは自分の方だった…。そこから自分の道を模索したことで運命が好転した、なんてことなら素敵だなぁなんて^ ^
モモケンさんがひなたにこの話をしてるのを算太が聞いてたとしたら、大月に行くでしょうね。果たして…?!
潮健児さんが演じた地獄大使を大杉漣さんが、天本英世さんが演じた死神博士を石橋蓮司さんが、そしてこのドラマで福本清三さん的な役を松重豊さんが演じる、本当に見事な継承です
大杉漣さん、毎朝お空の上から僚友だった松重豊さんが活躍中の朝ドラを福本清三さんと一緒に見ててくれているはず
おいしい、は良しとして、
「なんで大月の回転焼きを食べて人生変わるの??」
という、これまで抱いてきた素朴な疑問。
それこそ、たこ焼きやお好み焼きではなく<回転焼き>にあったわけだ。
回転、ではなく、回天。
<回天 天を回らし戦局を逆転する>
駄洒落だったわけですね。
このコメントとても好きです。
その 「回天」 への期待が高まり、とても楽しみでカムカムエブリバディを観ています。
カムカムエブリバディは 「回天」の物語なのだと思います。
横っちょから失礼致しました!