2025/3/21(金)第24週「家族って何なん?」
あらすじ
食事を拒み続ける詩に、結はラーメンを食べさせようとしました。しかし詩は、相変わらず食べることを拒みました。そんな中で結は、修理を終えた手鏡を歩から詩に直接渡してもらおうと考えました。
詩が歩の動画を見ていることを思い出した結は、詩に歩を会わせれば詩は心を開くのではないかと考えたのです。その翌日、結に連れられ歩は詩の病室に足を運びました。病室に入ってきた歩の姿に詩は身を乗り出して反応しました。
結が予想したとおり、詩は歩に対して心を開くようになりました。一方の歩は、詩が想像していた以上に真紀に似ていることに驚かされました。そして歩は、詩に修理を終えた手鏡とキングオブギャルの服を贈りました。
その日以来、詩は食事をとるようになり身体も回復に向かいました。ほどなくして詩の退院し、大阪市児童相談センターへの入所が決定。結や歩との別れを寂しがる詩に歩は名刺を手渡し、困ったことがあったら連絡すろよう告げました。
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感想
今週は聖人さんと愛子さんのすれ違いのストーリー。
そして詩ちゃんのストーリー。
二つのストーリーが展開されました。
今週の振り返り:聖人さんと愛子さん
今週に入って早々、愛子さんは悩んでいました。
佳代さんを糸島で一人で住まわせておくのは心配だ。
だから糸島に移住したい。
移住するなら聖人さんも一緒ということになる。
しかし聖人さんは神戸をこよなく愛している。
神戸に恩返ししながら余生を過ごしたいとも考えている。
一体どちらを立てたらいいのか。
そんな時に美佐江さんの一言がヒントになったみたいです。
美佐江さんのお父上、奥様を亡くして宝塚で一人暮らし。
神戸から宝塚はそんなに遠くはないとはいえ、宝塚で一人暮らしさせておくのは心配。
でも美佐江さんのお父上は宝塚を離れたくない。
生まれ育った土地から離れたくない。
一方の美佐江さんは生まれ故郷を出てきた身の上。
だから美佐江さんは生まれ故郷にこだわるお父上の気持ちがわからない。
この美佐江さんのお父上に対する疑問を聞かされたとき、愛子さんは気がついたらしい。
聖人さんが神戸にこだわる理由はよく知っている。
しかし佳代さんが糸島にこだわる理由を聞いたことがないと。
その後の愛子さんの行動は早かった。
書き置きだけ残し、まるで家出のように糸島へ。
そして糸島で愛子さんは佳代さんと向き合いました。
佳代さんが糸島を離れたくない理由もわかりました。
しかし愛子さんにとって意外な言葉を佳代さんからもらいました。
「娘」という言葉です。
佳代さんが愛子さんが「娘」と言ったのは、佳代さんにとっては特別な意味はなかったかもしれません。
でも愛子さんにとっては特別な言葉だったようです。
佳代さんから「娘」と言われた瞬間、愛子さんの中で佳代さんは「義母」でなく「実母」になったのかも。
おそらく愛子さんは実母の愛情をほとんど経験しない人生を歩んできたのでしょう。
生まれて初めて知る「実母」の存在の暖かみ。
愛子さん、「実母」の気持ちを最優先しようと考えたのでしょうか。
そして、おそらく愛子さんの初めての「わがまま」をこころよく受け入れた聖人さん。
「故郷に帰ろう」という聖人さんの言葉、胸に沁みました。
今週の振り返り:詩ちゃん
月曜日に初登場して以来、心を閉ざし続けていた詩ちゃん。
前回は愛子さんと聖人さんの回になったため詩ちゃんの出番はありませんでしたが、今回は詩ちゃんの回。
歩ちゃんとの出会いが心を開くきっかけになりました。
一方の歩ちゃんも、詩ちゃんが真紀ちゃんにそっくりなことに衝撃を受けたらしい。
次週、展開されるであろう歩ちゃんのストーリーが今回動き始めました。
さて、歩ちゃんとの出会いで心を開き始めた詩ちゃん。
心を開き体調も少しづつ快方に向かい退院。
しかし、本来なら嬉しいはずの退院は、詩ちゃんにとっては寂しいものでした。
心を開いた歩ちゃんとの別れになるからです。
でも、歩ちゃんがくれた名刺が次週の詩ちゃんの救いになるのでしょう。
次週は最終週、これまでも人生の浮き沈みを見せてくれた歩ちゃんが、もう一度見せ場を用意してくれるのでしょうか。
予習レビュー
今週の結ちゃん
今週から登場する新キャラ、田原詩という名の女の子が大阪新淀川記念病院に入院。
入院した理由は極度の栄養失調。
栄養失調による入院ということで結ちゃんの出番です。
結ちゃんは詩ちゃんの食事のサポートをすることになります。
しかし、初対面の結ちゃんに対して詩ちゃんは思いがけない態度を取ります。
どうして私を助けたのか?
放っておいてくれればよかったと。
こんな態度を取られるなどと予想もしなかったであろう結ちゃん。
詩ちゃんの態度に対してドラマの中ではどのような反応を示すのでしょうか。
ところで、結ちゃんと詩ちゃんの初対面の場面。
まだ医療施設ではマスクの着用が求められていた頃なので詩ちゃんはマスクをしています。
そしてマスクをしている詩ちゃんが水を飲むためにマスクを外した瞬間、結ちゃんはハッとします。
なんと詩ちゃんは、亡くなった真紀ちゃんにそっくりなんだそうです。
詩ちゃんは結ちゃんのラスボス?
詩ちゃんが真紀ちゃんにそっくりなこともあり、詩ちゃんは結ちゃんの中で特別な存在になるのかもしれません。
しかし詩ちゃんは相変わらず食事を拒否。
結ちゃんは得意の決め台詞を口にします。
美味しいものを食べたら淋しいことを忘れられると。
ところが詩ちゃんにはこの言葉がまったく通用しません。
結ちゃんのラスボス、それが詩ちゃんなのかもしれません。
その後もあの手この手を尽くすものの、詩ちゃんは食事を拒み続ける。
これまで塚本さんが認めた卓越したコミュニケーション能力によって、患者さんの心を開いてきた結ちゃんでしたが、詩ちゃんだけは歯が立たない。
ラスボス
結ちゃんにとってのラスボス・詩ちゃん。
結ちゃんはついに、手ごわいラスボスを攻略するきっかけを見つけます。
ラスボス攻略きっかけのキーワードは「ギャル」です。
本作のメインテーマの一つの「ギャル」がラスボス攻略の第一歩となります。
詩ちゃんはミラーを持っていました。
そして、譜ちゃんが大事にしていたミラーは、歩ちゃんのブランド「キングオブギャル」のものでした。
詩ちゃん、実はギャルだったようです。
亡くなった真紀ちゃんにそっくりだった詩ちゃんは、亡き真紀ちゃんの親友の歩ちゃんのブランドを愛していました。
インフルエンサーとなった歩ちゃんのことも知っていました。
ここから詩ちゃんと歩ちゃんのストーリーが始まるのですが、これ以上のことは本欄では伏せておきます。
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バリでかいスズメバチ先輩が全部もっていってしまってわ、因みにスズメバチの蜂の子って見た目はアレだけど結構美味いぞ(海無しエリアでは貴重なタンパク源だったし)
それに悪役として取り上げられることが多いけど農作物に被害を与える害虫を食うという益虫的な側面もあるんだぜ