2025/3/20(木)第24週「家族って何なん?」
あらすじ
愛子が糸島の佳代のもとを訪問。糸島で愛子は佳代と向き合い、佳代が糸島で暮らし続けたい理由を尋ねました。愛子の問いかけに対して、糸島でやりたいことが次々に見つかるので糸島を離れたくないのだと。
会話の中で佳代は愛子のことを「娘」と呼びました。その言葉に、実家と縁の切れた愛子は感極まりました。同じころ聖人は、被災して糸島に戻った頃に神戸にこだわり続けた自分の過去の気持ちを振り返っていました。
そんな中、夜遅い時間に愛子が糸島から帰ってきました。その翌日、愛子は家族を集めました。そして愛子は、佳代から聞き出すことが出来た、佳代が糸島で暮らし続けたい気持ちを家族に告げました。
続けて愛子は言いました。家族と縁の切れた自分を聖人や佳代は家族として受け入れたくれた。「母親」がいる糸島で聖人と三人で暮らしたいと。愛子の気持ちを理解した聖人は、愛子と一緒に糸島に移住することを受け入れました。
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感想
今週に入ってから前回まで、愛子さんと聖人さんのすれ違い、そして詩ちゃんのストーリー。
二つのストーリーが語られてきました。
しかし今回は詩ちゃんはおやすみ。
愛子さんと聖人さんの回となりました。
糸島への移住を受け入れる聖人さん
聖人さんがついに糸島への移住を受け入れました。
聖人さんの気持ちが変わる決定打は一体何だったのか?
孝雄さんがさりげなく口にした言葉が大きかったのかも。
職人は道具さえあれば世界中どこでも仕事ができるという言葉です。
聖人さんも職人です。
そして道具さえあれば仕事する場所は問いません。
なので仕事する場所の問題はこれでクリア。
しかし聖人さんには神戸へのこだわりがあります。
神戸をこよなく愛しています。
そんな聖人さんがどうして糸島を選んだのか。
それはやっぱり愛子さんの決意の強さでしょうか。
思えば愛子さんは自分の希望を強く訴える場面が少なかった。
ホームページを作るかどうか。
強く希望を訴えたのはそのときくらいでしょうか。
それ以外はずっと聖人さんの決定にしたがって来たのだと思います。
そんな愛子さんの糸島移住への強い決意。
しかも、その決意の背後には実家との縁が切れた自分を受け入れてくれた聖人さんや佳代さんへの感謝がある。
「糸島は私の故郷」
「糸島には私の母親がいる」
「そんな大切な場所で大切なあなたと一緒に暮らしたい」
ここまで言われてしまったら、聖人さんも受け入れざるを得ないかと。
というわけで、愛子さんと聖人さんのすれ違いは金曜日の放送を待たずして解決しました。
久しぶりの孝雄さん
ネット上では、真紀ちゃんにそっくりな詩ちゃんを孝雄さんが引き取るという予想があるようです。
しかし今の孝雄さんの行動から考えてその予想は成り立たなくなったかなと思います。
孝雄さん、仕事をしながら各地を転々としているらしい。
北海道、沖縄、シンガポール。
そして各地を転々とするような暮らしが子供の頃からの夢だったらしい。
孝雄さん、身体が動けなくなるまでこんな暮らしを続けるつもりなのでしょう。
そんな孝雄さんが詩ちゃんを引き取ることは出来ない。
孝雄さんと詩ちゃん。
接点がないままドラマは終わるのかもです。
二人が対面したら、孝雄さんがどんな反応を示すのかを見てみたかった気もしますが。
それはさておき・・・
孝雄さん、もしかすると今回が最後の出番かも。
今後、孝雄さんの出番らしき場面がないので。
本作の中で歩ちゃんと並んで浮き沈みの多い人生だった孝雄さん。
素敵な場面をたくさん見せてもらえました。
予習レビュー
聖人さんと愛子さん
今週、愛子さんが糸島への移住を願い始めます。
永吉さんが亡くなってしばらくした頃、愛子さんは一人暮らしになってしまった佳代さんの様子を見るために糸島に滞在しました。
その滞在を経て、愛子さんの中に糸島に移住したいという気持ちが芽生え始めたようです。
しかし、愛子さんは自分の願いを聖人さんに言い出せません。
何故なら聖人さんが神戸の街をこよなく愛していることを知っているから。
そして、ようやく糸島に移住したいという願いを口にすると案の定、聖人さんは糸島への移住を拒絶します。
そして二人はしばらくの間、気持ちのすれ違い状態に。
そんな中で愛子さんが聖人さんには黙って糸島に行ってしまいます。
愛子さん、聖人さんと結婚して以来二度目の「家出」です。
なぜ、家出をしてまで愛子さんは糸島への移住を希望したのか。
一方、聖人さんはなぜ家出をされてまで糸島への移住を拒んだのか。
二人にはそれぞれ抱えている気持ちがありました。
聖人さんの気持ち
聖人さんが糸島への移住を拒んだ理由は、神戸への愛情です。
神戸の人々への恩義です。
本作の前半で描かれたとおり、聖人さんは阪神淡路大震災に被災し、それまで暮らしていた神戸を離れて生まれ故郷の糸島に戻りました。
しかし糸島に戻ってからも聖人さんはずっと神戸に戻りたいと思っていました。
糸島からふらりとやって来た聖人さんのことを優しく迎えてくれた聖人さんは恩義を感じていました。
しかし、聖人さんは震災直後に糸島に戻ってしまった。
なので聖人さんは恩のある神戸の人々と見捨ててしまったという後ろめたさも抱いていました。
ところが神戸に戻ると、神戸の人々は聖人さんを再び暖かく迎えてくれました。
孝雄さんは一時期、神戸を見捨てたと言って聖人さんに悪態をついたりもしましたが、立ち直って以降は聖人さんの親友のようでした。
故郷を捨てた自分を迎え入れてくれた神戸。
さらに自分では神戸を見捨てたと負い目を感じる中、再び自分を迎え入れてくれた神戸。
聖人さんの中での神戸への恩義は増幅されたはずです。
そして聖人さんは神戸に尽くしながら余生を過ごそうと考え始めていました。
そんな中での愛子さんの糸島移住の希望です。
拒絶しないはずがありません。
愛子さんの気持ち
一方の愛子さん、永吉さんが亡くなってしばらくして糸島に滞在。
ひとりぼっちになった佳代さんの暮らしぶりを見て心配になったようです。
聖人さんは佳代さんを神戸に呼び寄せたいと考えていましたが、佳代さんはそれを拒否。
佳代さんが決して糸島を離れるつもりがないことを察した愛子さん。
自分たちが糸島に移住するしかないと考えたのでしょう。
愛子さんは糸島移住を希望、しかし聖人さんは拒否。
そんなすれ違いの中で、愛子さんは再び糸島へ。
そして糸島で畑仕事をする中で、愛子さんは佳代さんから「娘」と言われます。
佳代さんは深い意味を込めて「娘」と呼んだわけではないかと思います。
そして普通の嫁なら「娘」という言葉にそれほどの反応を示さなかったと思います。
しかし愛子さんは両親から絶縁されていました。
聖人さんと出会うまでは身寄りのない状態でした。
そんな愛子さんが米田家に受け入れられ「娘」と呼ばれたら、その言葉が胸に沁みないわけがありません。
愛子さんは糸島移住への気持ちをより強くし、それに対して聖人さんは・・・
これ以上は本欄では伏せておきます。
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正直、今日の内容はお口に合わなかったというのが偽らざる本音、セリフとか
なんか「純と愛」思い出した、ストーリー的にはおもしろかったんだけど時折でるクサイ状況とかセリフが苦手だったなあ、個人的には