2024/4/3(木)第1週「人間なんてさみしいね」
あらすじ
のぶの父・結太郎が京城まで出張することになり、ひと月家を空けることになりました。それを聞かされたのぶは寂しい気持ちでいっぱいでした。その一方でのぶは、母に置き去りにされた嵩の気持ちを想像しました。
そんな中、嵩を守ろうと決めたのぶは、嵩にからんでくる岩男と取っ組み合いのケンカをし、岩男に怪我をさせてしまいました。その日の放課後、のぶは羽多子に連れられ岩男の両親に詫びるものの、のぶは弱い者いじめする岩男を許せませんでした。
そして迎えた結太郎が出発する日。のぶは、寂しい気持ちをこらえながら旅立つ結太郎を駅で見送りました。別れを惜しむのぶに対して、結太郎は「夢はゆっくり見つけたらええ」と語りかけました。
それからしばらく経った頃、柳井医院の電話のベルが鳴り響きました。ある知らせを電話で受けた寛は朝田家に駆けつけ告げました。結太郎が帰りの船の上で心臓発作を起こし、帰らぬ人になってしまったと。
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感想
今回は最後の場面ですべてを持って行かれてしまいました。
のぶちゃん
すべてを持って行かれてしまいましたが、それでも印象に残る場面でいっぱいでした。
その一つが、今回も嵩くんを守る行動に出るのぶちゃん。
お父さんの出張が決まり寂しさを募らせるのぶちゃん。
その一方で、のぶちゃんは嵩くんのことが心配です。
出張でお父さんが不在になるだけのこれだけ寂しいなら、お母さんに置き去りにされた嵩くんの寂しさはどれほどのものか。
人の気持ちを自分ごとのように捉えるのぶちゃんが優しい。
この性格が成長後ののぶちゃんにもしっかりと残っていると嬉しい。
そして、嵩くんの気持ちを想像して、嵩くんを守らねばと決意を新たにしたらしいのぶちゃんがまたしても悪ガキたちと大喧嘩。
今回は特に激しかった。
そして、大乱闘の末に岩男くんが負傷。
のぶちゃんもまぶたにすり傷。
羽多子さんに連れられ、岩男くんとその両親に詫びるのぶちゃん。
詫びはしたものの、岩男くんの弱い者いじめだけは許せない。
こののぶちゃんも正義感も、成長後に発揮されるのかもしれません。
そんなのぶちゃんとは対照的に、いかにも頼りなげな嵩くん。
女の子に守ってもらうと余計にみじめになると言って、のぶちゃんが守ってくれることを拒否はしたものの、頼りなさは変わらない。
この嵩くんの頼りなさもまた、成長後も変わらないのかもしれません。
のぶちゃんと嵩くんの夫婦になってからの物語はまだかなり先になってからのはずですが、のぶちゃんにコントロールされる嵩くんの図が今から楽しみ。
そんな期待感でいっぱいの今回ののぶちゃんと嵩くんの場面でした。
父と娘
学校では闘っているイメージしかないのぶちゃんですが、家の中では次女よりも三女よりも甘えん坊。
特にお父さんにデレデレ。
特に今回は、のぶちゃんがお父さんに甘えまくる場面がこれでもかというぐらいに描かれました。
今回の冒頭、そこからのぶちゃんがお父さんに甘える姿が描かれました。
一ヶ月も家を空けることになると聞かされた寂しそうなのぶちゃん。
そして迎えたお父さんの出発の日。
のぶちゃんだけが駅までお父さんを見送りに行きました。
のぶちゃんがお父さんのことをどれだけ好きなのかよくわかる場面でした。
一方、お父さんにとってものぶちゃんは特別な存在なのかもしれません。
夢はゆっくり見つけたらいい。
のぶは足が速いから、後からいくらでも追いつける。
のぶちゃんの足の速さや実在モデルの特徴をそのまま再現したものなのでしょうが、「後からいくらでも追いつける」という足の速さの活かし方をお父さんが示してくれました。
そんな父と娘を遠くから見ている二人の登場人物。
嵩くんとヤムおじさんです。
嵩くんがのぶちゃんとお父さんの姿をうらやましそうに見る気持ちはよくわかります。
一方、ヤムおじさんものぶちゃんとお父さんの姿に見惚れてました。
ヤムおじさんも悲しい過去を持ってるのかもです。
そしてその直後。
のぶちゃんは嵩くんと同じ気持ちを味わうことになってしまいました。
予習レビューと史実のリアルエピソード
のぶちゃんの家庭環境
のぶちゃんの家族構成は次の通りです。
父:朝田結太郎
家業を継がず商社に勤務し、出張で全国各地を飛び回っているという設定です。
娘に対して女子も大志を抱けと言うような考え方の持ち主です。
母:朝田羽多子
夫とは見合い結婚。
結婚後、夫が自分に恋をしてくれたと娘たちに語ることから、見合い結婚でありながら実質的には恋愛結婚状態。
そんなお母さんです。
祖父:朝田釜次
朝田石材店の三代目。
三代続いた石材店を息子は継がなかったわけですが、それで息子とギクシャクしているわけではありません。
息子の自由を尊重する人物のようです。
祖母:朝田くら
夫が営む朝田石材店を夫とともに支え続けてきました。
次女:朝田蘭子
自分の気持ちを封印してでも家族のために大事なことを決めようとする女の子です。
彼女にはエモいストーリーが用意されています。
その日の感動をより大きくするためにも、登場初期からしっかり観察したいキャラクターの一人です。
三女:朝田メイコ
歌うことが好きと言う設定になっていますが、その歌声によって可愛らしい恋バナが用意されているようです。
釜次の弟子:原豪
朝田家に居候している石工の見習いです。
朝田家の長男が朝田石材店を継がなかったので、おじいちゃんはこの豪くんに期待しているのかもしれません。
次女の蘭子ちゃん同様、この豪くんにもエモいストーリーが用意されています。
蘭子ちゃん同様、しっかりと観察しておきたい重要キャラクターです。
ヤムおじさん:屋村草吉
次週以降、ヤムおじさんも、朝田家の一員のようなポジションになる予定です。
今週の段階では、まだ得体のしれないおもしろいおじさんですが・・・
今後もとても重要な登場人物になりそうな気配でいっぱいなので、朝田家の家族の一員としてこのリストに加えました。
リアルのぶちゃんの家庭環境
残念ながらリアルのぶちゃんの記録は多く残されていません。
よって、ドラマの中の家族構成はほぼほぼ創作のようです。
ただし、リアルのぶちゃんの家族と一致する点もいくつかあります。
一致する点、一致しない点は次のとおりです。
父:池田鴻志
商社に勤務している点は一致しています。
鈴木商店という、当時日本最大だった総合商社に勤務していました。
ただし出張が多い職種ではなく、転勤が多い職種だったようです。
リアルのぶちゃんが生まれたころは大阪勤務。
その後、釧路に転勤するなどしています。
そして釧路に転勤した4年後に亡くなっています。
母:池田?
お母さんの詳細は不明です。
姉妹
リアルのぶちゃんには妹が二人いました。
この点はドラマの中で再現されています。
さらにリアルのぶちゃんには兄が一人いました。
兄の存在はドラマの中で省略。
またはリアルのお兄さんの存在が豪くんという登場人物に発展したのかもしれません。
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父ちゃんだけ役割が不明だったが退場で明確に「寺内貫太郎一家」になったわな
鋼太郎さんが亜星さん、江口さんが加藤治子さん、美代子さんが樹木希林さん、二女が梶芽衣子さん、三女が若かりし頃の美代子さん、弟子がとん平さんでヤムおじさんが伴淳さん(由利徹さんの要素もあり)、そして長女が秀樹さんだわな
だから祖父とヒロインや祖母と三女の絡みに期待してんだけどぶん投げたりビンタしたりというシーンは現代のコンプラでは無理だろうなあ
しかし上記の「寺内貫太郎一家」に出演していた役者さんで存命なのは梶さんと美代子さんぐらいなんだから時の流れを感じますね、あとドラマ出演者でありオープニングのイラストも担当していた横尾忠則さんは園遊会デビューの敬宮愛子様から「幸せそうなネコちゃんですね」という名言を引き出す素晴らしいアシストしていましたね
うーむ、やはりそう来たか。