本放送:2022年3月30日(水)
再放送:2025年4月18日(金)
第22週「2001−2003」

あらすじ

映画『サムライ・ベースボール』のメインキャラクターとしての出演を拒み続ける虚無蔵に対して、五十嵐は自分の思いをぶつけました。時代劇俳優の中で最も侍を体現しているのは虚無蔵だ。侍なら時代劇を救ってほしい。

すると、五十嵐とひなたの必死の説得を見ていたアニーが思いがけない行動に出ました。虚無蔵の前で座礼して頼み込んだのです。ついに虚無蔵は殺陣を披露し、ハリウッド映画のスタッフたちの喝采を浴びました。

殺陣を終えた虚無蔵はひなたに言いました。アニーの美しい立ち居振る舞いはアメリカ育ちとは思えないと。一方のアニーは、ひなたが差し入れた回転焼きのあんこを、神妙な面持ちで味わっていました。

その日の夜、五十嵐はひなたを飲みに誘いました。そして五十嵐はひなたに言いました。ひなたと再会して決心がついた。自分はデイジーと結婚すると。五十嵐の言葉によって、ひなたの中に再び芽生えそうになっていた恋は破れてしまうのでした。

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予習レビュー

ハリウッド映画『サムライ・ベースボール』で、虚無蔵さんが大抜擢される。

そんな展開をブログ主は期待していました。

そして、ブログ主が期待していたとおりの展開になり始めました。

しかし、、、

どいうわけか、ハリウッド映画『サムライ・ベースボール』への出演オファーを虚無蔵さんは頑なに拒みます。

製作サイドから何度オファーしても断り続ける。

ひなちゃんが必死の説得をしても決意を曲げない。

虚無蔵さんがオファーを断り続ける理由は、まだ明らかにされてはいません。

しかし、日本の時代劇への強いこだわりを持つ虚無蔵さんとしては、ハリウッド映画への出演は日本の時代劇をけがす行為くらいに考えているのかもしれません。

先代のモモケンが、テレビ時代劇への出演は映画をけがすと考えていたように。

そんな虚無蔵さんに、なんと五十嵐くんが向き合います。

頑なな虚無蔵さんに五十嵐くんは何と言うのか。

そして五十嵐くんの言葉を受けて、虚無蔵さんはどう動くのか。

今週の最大の見どころの一つかもしれません。

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感想

漢字を読めるアニー

アニー=安子説を匂わすエピソードが、またしてもさりげなく語られました。

ハリウッド映画への出演を拒み続ける虚無さんにアニーはまさかの座礼。

その姿を見た虚無さんが、ひなちゃんに言いました。

「メリケン育ちとはにわかに信じがたい」

虚無さんが言うだけに説得力がある。

そして、その日の夜。

ひなちゃんが差し入れた回転焼きの袋に印刷されている「大月」という漢字を、アニーは普通に読んでしまい甥のジョージを驚かせる。

アニーの言う通り「大」も「月」もシンプルな漢字ですが、あまりにもあっさりと漢字を読んでしまうアニーは「メリケン育ちとはにわかに信じがたい」。

そして、回転焼きをそのまま食べるのではなく、回転焼きを割って中のあんこだけ味わうその姿。

アニーは安子ちゃん以外の何者でもないようです。

ひなちゃんのハッピーエンド

ひなちゃんと文ちゃん、二人の関係が復活することを期待していたのですが、残念ながらブログ主の期待は実現せずに終わってしまいました。

そして、最終回に向けてカウントダウンが始まっているこのタイミングで、ひなちゃんの新たな恋が描かれるとも思えない。

ひなちゃんは今38歳。

春を迎えないまま、最終回を迎えることになるのでしょうか。

それとも最終回で描かれるはずの2025年頃には、人生が思いがけない方向に動いているのか。

最終回を目前にして、ひなちゃんのハッピーエンドは見えなくなってしまいました。

ネタバレあり:次週のアニー

今回、映画クルーとともにアメリカに帰ってしまったアニーですが、再び日本にやってきます。

同じタイミングで、るいちゃんとジョーはジャズフェスティバルを開催。

そのジャズフェスティバルには「懐かしい顔ぶれ」が揃うのだとか。

これまでの出演者のうち存命の人が顔を揃えるものと思われます。

そして、「懐かしい顔ぶれ」が揃う中で、ついにるいちゃんとアニーが顔を合わせることになるかもしれません。

「懐かしい顔ぶれ」に祝福されながらの、母と娘の再会。

そんな場面が見え隠れしてきました。

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