本放送:2022年4月5日(火)
再放送:2025年4月24日(木)
最終週/第23週「2003−2025」

あらすじ

「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」の開催日当日。開演に向けて、るいと錠一郎が控室で準備を進めるその一方で、ひなたはラジオの放送に耳を傾けていました。そのラジオの放送は、アニー・ヒラカワへのインタビューでした。

その放送では、通訳を介して磯村吟が種々の質問を行い、アニーが英語で答えるというものでした。しかし放送の最中に異変が起こりました。磯村吟にある質問を受けたアニーは、答えに詰まってしまったのです。

そしてその直後、アニーは日本語で話をはじめました。戦前に日本人と結婚していたこと。その直後に夫は出征し、娘を授かったこと。そして戦後になり、娘との幸せな暮らしが失われてしまったこと。

そしてアニーは、ラジオを通して娘に「るい」と呼びかけました。その放送を聴いていたるいは激しく動揺しました。一方のひなたは、その日のフライトで日本を発つ予定のアニーを探すために関西国際空港に向かうのでした。

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予習レビュー

日本語を話せないと思われていたアニー・ヒラカワにまさかの事態が生じました。

なんとアニー・ヒラカワは日本語を話せました。

このページを投稿するまで、アニー・ヒラカワは安子ちゃんである説、安子ちゃんではない説が飛び交っていました。

しかし、日本語が話せるという一事で、安子ちゃん説がますます濃厚に。

かつてるいちゃんが、母と過ごした優しい時間を忘れるために岡山を離れ大阪に行きました。

岡山の記憶がよみがえってきたときには、そのことでジョーを責めるようなこともありました。

あのときのるいちゃんと同じで、安子ちゃんもまた日本でるいちゃんと過ごした幸せな時間を忘れるために、名前を変え、日本語まで封印したのかもしれません。

アニー・ヒラカワが日本語を話し始めたことで、そろそろアニー・ヒラカワの正体が明かされるのかもしれません。

アニー・ヒラカワの正体が明かされたら、次なるビッグイベントは母と娘の再会です。

その再会の瞬間が2025年ではなく、2003年中に実現してほしいものです。

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感想

「二度と会わない覚悟で大阪に会いに行きました」

アニーが日本語ではなし始めることは事前に知っていました。

シアトル生まれの日系アメリカ人のはずのアニーが、実は日本生まれであったことを語り始めるのではないかという予想もできていました。

しかし、娘との別れのことにまで言及し「るい」と呼びかけるのは想定外でした。

アニーが言葉に詰まることも事前に知っていましたが、どのような質問に対して言葉に詰まるのかは想像もできませんでした。

稔くんとの別れを心に決めて大阪に行ったあの時の映画が言葉に詰まるきっかけになるとは。

ところであの回は、主題歌が最後に流れるという異例の演出で注目された回。

安子ちゃんの傷心を主題歌が慰めるような演出がブログ主は忘れられません。

あの異例の演出は、今日のためにあったのかもしれません。

「二度と会わない覚悟で大阪に会いに行きました」

あの時、安子ちゃんが覚悟を決めて大阪に行かなければ、安子ちゃんと稔くんが結婚することはなかったかもしれません。

あの回が、三代にわたるヒロインの物語の始まりとも言ええるかと。

そして、三代にわたるヒロインの物語は、あの回によって回収されようとしています。

2022−2025

前回の冒頭の場面が2022年であることを教えてくださりありがとうございました。

さて、2022年、ひなちゃんはキャスティングディレクターとして、日本とハリウッドを行き来する日々。

きっとアニーさんのもとで修行したのでしょう。

京都に帰ったひなたちゃんが自宅で仕事をしているとNHKの小川さんという女性からチャットで連絡が入り、NHKヘ。

小川さんが持っていた雑誌にはひなちゃんの取材記事。

キャスティングディレクターとして活躍するひなちゃんの取材記事の横には、ハリウッドで活躍するアクション監督、ブン・イガラシの名前が。

そして、その小川さんという女性の存在。

まさかここで、安子ちゃんとチビるいちゃんがカムカム英語を聴かせてもらっていたあの時の家族が回収されるとは・・・

ひなたちゃんを呼び出した小川さんのお父上が、当時はまだ小学生くらいの少年だった芋飴大好きな男の子。

ほんのちょっとだけの登場にもかかわらず「小川敏夫」という役名があるのが不思議でした。

この時のための役名だったとは。

その小川さんがひなちゃんに依頼したのは、2025年開始予定の英会話番組の新企画。

その講師をひなちゃんがオファーされるという展開に。

今週の金曜日に2025年が描かれるものと思われますが、ひなちゃんが講師をつとめる新企画の英会話番組の放送場面。

それが本作の最後の場面になるのかもです。

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