2022年1月6日(木)第10週「1962」
あらすじ
錠一郎は、ジャズ喫茶「ナイト&デイ」で行われるジャズのサマーフェスティバルにるいを誘いました。その日、クリーニング店に戻ったるいは、サマーフェスティバルの日は仕事を早引きさせて欲しいと平助と和子に相談。
るいがサマーフェスティバルに行きたいと言い出したことを、平助と和子は心から喜びました。その数日後、サマーフェスティバルに着て行くための洋服を、るいと和子は買いに行きました。和子は「娘と買い物できた」ことを心から喜びました。
そして迎えたジャズ喫茶「ナイト&デイ」のサマーフェスティバル当日。るいは、和子と一緒に選んだワンピースを着て、ジャズ喫茶「ナイト&デイ」にやって来ました。るいがやって来たことを、錠一郎は心から喜びました。
トミーらの演奏を経て、錠一郎の演奏が始まりました。錠一郎が演奏した曲は『On the Sunny Side of the Street』でした。その曲を聴いたるいの中で、忘れていた母・安子の思い出がよみがえり、るいは動揺し始めるのでした。
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予習レビュー
「宇宙人」の正体は、ジョーという呼び名のジャズトランペット奏者。
そして、今回はジョーの本名が判明します。
ジョーの本名は「大月錠一郎」。
オダギリジョーさんの「ジョー」を、そのまんま役名にしたのでしょうか?(笑)
大月錠一郎を演じるオダギリジョーさんは、藤本先生じきじきのご指名とのことなので。
それはさておき、ジョーがるいちゃんをサマーフェスに誘います。
そして、その誘いにるいちゃんが乗ったことを、和子さんが心から喜んでくれるのだとか。
和子さん、優しすぎます。
その場面を想像するだけで涙が出てきてしまうほど。
決して泣く場面ではないのに。
一方で、和子さんは、思いっきり笑わしてもくれるのでしょう。
和子さんの大ファンのブログ主にとって、和子さんの素敵な姿が次々に描かれるらしい今週は充実の一週間になりそうです。
感想
過去と向き合うストーリーの始まり
ジョーとの出会いによって、よみがえりかけていたお母さんの記憶がるいちゃんの中で本格的によみがえってきたようです。
いよいよ、るいちゃんが過去と向き合うストーリーが始まるのでしょうか。
過去と向き合うストーリーの始まりを暗示するかのように、トミーだけはるいちゃんの正体を鋭く見抜きました。
雉真繊維のご令嬢だと。
また、るいちゃんと和子さんが一緒にショッピングに行って、和子さんが「娘と一緒に買い物できた」と喜んだこと。
また、喜ぶ和子さんの顔を見て、竹村家の娘として生まれたかったとるいちゃんが一瞬だけ考えたこと。
これら一連の和子さんとのエピソードも、るいちゃんが過去と、そして家族と向き合うストーリーの始まりの暗示かもしれません。
次回、るいちゃんは過去をはっきりと思い出すものと思われます。
るいちゃんは、自分の過去とどのように向き合うことになるのでしょうか。
追記:るいちゃんのことを田舎者の貧乏人と言っていたベリー。
るいちゃんの正体を知ったとき、一体どんな顔をすることになるのか。
B子ちゃんへのオマージュ?
話が前後しますが、るいちゃん、平助さん、和子さんが出演した『私の秘密』。
あの映像は、どうやらるいちゃんの妄想だったようです。
妄想に深く入り込んで、目の前に人がいることも忘れてしまう性格。
藤本先生のもう一つの朝ドラ『ちりとてちん』のヒロインのようです。
安子ちゃんの時にはなかったヒロインの独白も『ちりとてちん』のヒロインにそっくり。
るいちゃんは『ちりとてちん』のヒロイン・B子ちゃんへのオマージュなのかなと、ふと思った『カムカムエヴリバディ』第46回でした。
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朝蔵さんのB子オマージュ説、大いに共感します。
妄想からの一人語り然り!
まだまだありますね…(笑)
「お母ちゃんみたいになりたくない!」と母親を否定して、
新たな人生探しで大阪へ…大阪でいろいろな出会いを経験して、
自分の人生が決して“日陰”ではなかったという発見、
ついに「お母ちゃんみたいになりたい」…と言えたB子のように
るいちゃんもお母さんへの想いを再構築していけるといいな。
和子さんの親心には泣かされますね。
竹村家の娘なら良かったというるいちゃんも切ない。安子ちゃんの愛情を思い出してくれるといいな。
「時代劇好きで正義感が強い」というのは片桐氏のような気が…。
それと、ベリーの名字は赤螺(あかにし)のような気が…。
安子編では戦争で、るい編ではジャズでアメリカと結びつきましたね
ひなた編では?
前にもコメントしましたが個人的にはひなたちゃん師匠である斬られ役スペシャリストのハリウッド映画出演での結びつきをめちゃめちゃ期待しますね
「ラストサムライ」、久々に観てみようかな
片桐さんについてですが
るいの額を見てドン引きしたのではなく、むしろ何か思い当たることがあったのではないでしょうか? それで何と声をかけようか言いあぐねていたのでは…。
クリーニング済みのスーツを引き取りに来たときにも何か言いたげでした。あれだけの出番ではなく、これから重要な役割がある気がしてなりません。るいと結ばれることはなくても、きっと力になってくれる役だと思います。
錠一郎は名の示すように、るいの封印された過去の扉を開く導きとなる人。今のところ、時代劇好きの設定が見えないのが悩ましいところです。
な〜んて、的外れだったかしら???
今日、ジャズ一筋のジョーが「雉真繊維って何?」と答えたトミーとのやりとりには笑っちゃいました。
もし仮に、ジョーに今後アメリカ行きの話が持ち上がるとしたら。それがるいちゃんの人生の大きな転換点になりそうです。るいちゃんが本気でジョーを愛したなら、「あなたの日向の道はあっちでしょ」と、笑ってあるいは背中を引っぱたいて、送り出すだろうと思うのです。ジョーの幸せと飛躍を信じて。そしてその時に、母もまた、自らの日向の道があちらだったから渡米したのだと、すべてに納得できる事になるんじゃないかと思っています。自分は自分の力で日向を探せると、自信を持って。
トミーはお坊ちゃまだったのですね。岡山出身かどうかはわかりませんが、さすがセレブ情報に詳しい
ひきかえ、ジョーは、世良さんとこに出入りしてた戦災孤児だったとしても、地元の上流階級のことは全然知りません(笑)
ところで、トミーかジョーはいつか渡米するのでしょうか?
その時に英会話が関係してくる??
「カムカムエブリバディ」なのに、るい編では今の処、英語もラジオ講座も全然出て来ません。安子ちゃんとの思い出を肯定的に捉え直してからなのでしょうけど…
時代劇好きのひなたちゃんが生まれるというゴールまでの話の展開が読めず、毎日毎朝、推理小説を読むように楽しんでます。
追:そうそう、ベリーさんが京都出身なのは、ひなた編の舞台が京都なことと関係してくるのでしょうか?
るい「なぜだか・・・・・・よくわからん・・・・・・・・。
るいちゃんの胸中をよぎったものは錠一郎君への想いのようなものと思いきや、今日のラスト場面への前兆だったのでしょうか。
忘れてしまったかも知れない幼い時の何かがよみがえらせるかも知れない「何か」と出逢いそうな。
そんな予感を微かに感じたのでしょうか。
和子さんにはひょっとしたら娘がいたのかも。娘と一緒に買い物をするのが
夢だったのに叶わなかったとか。底抜けに明るい夫婦を演じていても、
心の奥底に悲しみを抱えていて、それでもなおかつ明るく振る舞っているとか。
ジョーを追っかけている女子と
るいが同じテーブルなのね。
なぜ?
それにしても、
村田さんと濱田さんの夫婦は
いい味出しているわあ。
お子ちゃまがいないのは、
死別じゃなかったのね。
失礼しました~
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
「私の秘密」でやり取り。まあ祭りには違いないか。明らかにジョーさんに傾くるいさんの心、ただ本人はまだ自覚できてない。トミーもペット吹きだった。秋吉敏子さん、渡辺貞夫さん懐かしい名前が、失敬お二人ともまだ現役でした。サッチモちゃん「ナイト&デイ」界隈では定着の通称。トミーいち早くるいさんの素性を掴む、ペット吹きより私立探偵でもやった方が良いのでは?英才教育で一定の腕前まで行っても、天才には勝てない。そのことをトミーが一番よく知ってジョーをライバル視している?るいさんあの曲で良かった時の思い出が蘇る。
いよいよるいのパンドラの箱が開かれます。
心の奥底に封印された安子との思い出…。
母への憎しみはもっと母からの愛情を受けたかった裏返し。
そんな気持ちにずっと蓋をして自分を抑え続けていたのは悲しいものです。
岡山を出て、知らない地に行くるいの気持ちを慮っています。
るいはそんな気持ちとどう向き合っていくのか?
ワクワクが止まりません!
和子さんにも語られていない悲しい過去があるのかな
例えば、るいちゃんと同年代の子どもを空襲で失くしたとか…、想像にすぎませんが。
痛みを知る人の優しさや明るさには、どうしようもなく泣き笑いさせられます。
(ああ、ちりとてちん!)
世良さん演ずるマスターが「定一」、そしてジョーが「錠一郎」。
やはりあの少年なのでは?
マスターの息子さんが帰って来たときの描写は安子のお父さんの最期の場面と重なって見えました。窓を叩いていたのは息子さんではなくあの少年でマスターはもうこの世にはいないのかも。
または、戦争孤児の少年を引き取って、錠一郎と名付けてジャズを教えたのでは?