2024/4/24(木)第4週「なにをして生きるのか」
あらすじ
嵩が受験票を忘れるというハプニングを乗り越え、のぶと嵩はそれぞれが受験を終えました。しかし、のぶは面接試験で失敗し合格を諦めていました。一方の嵩は苦手な数学が上手くいき上機嫌でした。
羽多子たち朝田家の家族は、肩を落とすのぶを励ましました。一方、柳井家では登美子と千代子が赤飯を用意し合格の前祝いをし嵩を困惑させました。登美子も千代子も嵩の合格を信じて疑いませんでした。
その日の夜、寛が嵩に言いました。今日ぐらいは、自分のやりたいことだけをやっていたらいいと。寛の言葉を受け、嵩は無我夢中になって漫画を描き始めました。そんな中、登美子は嵩に医者になるよう念を押しました。
その数日後、ついに合格発表の日を迎えました。その日の朝、のぶは不合格を覚悟し、不合格なら進学を断念し家の手伝いをすると宣言。しかしのぶは合格することが出来ました。一方の嵩は不合格となり落胆して御免与に帰って来ました。
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感想
不合格を覚悟するのぶちゃん
不合格を覚悟するのぶちゃん。
受験科目のうち、うまくいかなかったのは裁縫と面接です。
音楽と体育はうまくいったらしい。
他の科目もまあまあの出来栄えだったのか?
それぞれの科目の点数の配分がどうなっているかは不明。
しかし、最後に残った印象がその後の人の気持ちを決めます。
最後は大失敗した面接です。
面接でやらかしてしまった。
この気持ちをいつまでものぶちゃんは引きずってしまったのでしょう。
受験の日の夕方、浮かない顔をして帰宅したのぶちゃん。
合格発表の当日も不合格を覚悟していました。
ヤムおじさんへの弟子入りは断られてしまいましたが。
ところが、のぶちゃんは合格。
何が評価されたのかな?
嵩くん不合格の影響
登美子さんと千代子さんが信じて疑わなかった嵩くんの合格。
嵩くんの合格という願いを共有した登美子さんと千代子さん、ヤムおじさんを驚かせるを驚かせるほどに仲良くなっていました。
犬猿の仲だったというのに。
ところでヤムおじさんは前回、不吉な言葉を口にしました。
嵩くんの合格という願いを共有し、登美子さんと千代子さんは仲良くなったけれど、不合格になったら二人はどうなる?みたいなことを。
登美子さんと千代子さんが嵩くんの不合格という結果を知るのは次回です。
嵩くんの不合格という結果を知った時、登美子さんと千代子さんはどんな反応を示すのか。
そして、その後の登美子さんと千代子さんは、再び険悪な仲に戻ってしまうのか。
これまで以上に険悪な仲になってしまうのか。
嵩くんの不合格そのものより、嵩くんの不合格という結果が、登美子さんと千代子さんの仲にどのような影響を及ぼすことになるのか。
ブログ主はその点が心配・・・というよりも楽しみです。
今の登美子さんと千代子さんは休戦状態とも言えます。
休戦中なのでバトルが終わったわけではありません。
次週はバトルが再開するのでしょうか。
合格はしたけれど
のぶちゃんは合格しました。
しかし、合格はしたけれど悪い予感が。
受験日、閉門した怖い先生=面接の先生が悪い予感の源です。
以下、ちょっとだけネタバレが含まれます。
女子師範学校に入学後、のぶちゃんはこの先生にしごかれることになるようです。
のぶちゃんがしごかれることは分かってはいたのですが、こんなに怖そうな先生であるとは想像していませんでした。
閉門直後、のぶちゃんを睨みつけた怖い目。
面接のときも、のぶちゃんは寄り道をしていたと一方的に決めつける。
そして、のぶちゃんの釈明をピシャリとはねつける。
この怖すぎる先生が次週からのぶちゃんの担任になります。
チビのぶちゃん時代、のぶちゃんは最愛のお父さんを亡くすという受難を経験。
しかし女学校に入学してからの二週間は受難らしい受難はありませんでした。
受難はもっぱら嵩くん。
嵩くんは不合格になったことによって受難が続くのでしょう。
そしてのぶちゃんも受難の日々が始まるのかもです。
予習レビューと史実のリアルエピソード
嵩くんと千尋くんのすれ違い
今週は、嵩くんと千尋くんの気持ちのすれ違いが丁寧に描かれます。
柳井兄弟週と呼んでも差し支えない週になるかもです。
千尋くんの気持ち
ある日、嵩くんが不在の柳井家にのぶちゃんがやってきます。
のぶちゃんと二人きりなった千尋くん。
嵩くんと千尋くんがシーソーで遊ぶ絵がきっかけとなり、千尋くんは兄・嵩くんへの気持ちを語り始めます。
千尋くんがのぶちゃんに言います。
いつも自分がお兄ちゃんを追いかけまわしていたのは、お母さんだけでなくお兄ちゃんまでいなくなってしまうのが怖かったからだ。
お母さんが出て行った日、自分はお母さんではなくお兄ちゃんがいなくなってしまうのが怖かったと。
そんな話を始める千尋くんですが、登美子さんのことを「お母さん」とは呼びません。
登美子さんのことは「あの人」と呼ぶんです。
千尋くんの中での母への気持ちはかなり複雑なようです。
また、千尋くんはお兄ちゃんとの美しい思い出ものぶちゃんに語ります。
それはお兄ちゃんと一緒に物部川を泳いで渡り切った時の思い出。
挫折しそうな自分をお兄ちゃんはましてくれたので渡り切れたのだとか。
そして、渡り切った達成感を味わってから強くなれたような気がした。
今の自分があるのは「兄貴のおかげ」と千尋くんは言います。
嵩くんの気持ち
千尋くんが、嵩くんへの気持ちをのぶちゃんに語っているころ、嵩くんはヤムおじさんに千尋くんへの気持ちを語ります。
嵩くんがヤムおじさんに語るのも、物部川を泳いで渡り切った時の思い出です。
当時、まだ幼かった嵩くんは、物部川は世界で一番大きい川だと思っていたそうです。
しかし成長した今、同じ川のはずなのに狭く見える。
川の大きさが変わってしまった。
また、川の大きさに加えて弟との関係も変わってしまったと嵩くんは続けます。
嵩くんは、千尋くんを自分が守っているつもりでした。
しかし、寛先生と千尋くんの会話を聞いてしまった嵩くん。
医院を自分に継がせるために、千尋くんは医学の道をやめ法学の道に進むと決めたらしい。
自分が守っているつもりだった千尋くんが、実は自分を守ってくれていた。
立場が逆転してしまった。
嵩くん、そんな苦悩をヤムおじさんに打ち明けます。
嵩くんと千尋くんのすれ違いの解消
寛先生と千尋くんの会話を聞いて、医院を継ぐ座を弟に譲られていると思い込んでしまった嵩くん。
実は寛先生と千尋くんの会話には続きがありました。
千尋くんは兄に医院を継いでもらおうなんて気持ちはありませんでした。
千尋くんには医院を継がないと決めた理由が二つありました。
一つ目。
法学の道に進もうと決めた千尋くんは、自分の道を進みたいだけでした。
二つ目。
千尋くんは血が苦手という医者になるには致命的な弱点がありました。
一方、寛先生は柳井医院は自分一代でいいと考えていました。
千尋くんの本心を知り、寛先生も後継を求めていないことも分かり、嵩くんと千尋くんのすれ違いは解消されます。
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