2024/4/24(木)第4週「なにをして生きるのか」
あらすじ
嵩が受験票を忘れるというハプニングを乗り越え、のぶと嵩はそれぞれが受験を終えました。
受験を終えて嵩は明るい表情でいるのに対して、のぶは結果が不安でした。
羽多子たち朝田家の家族は、肩を落とすのぶを励ましました。
一方、柳井家では登美子と千代子が赤飯を用意し合格の前祝いをし嵩を困惑させました。
そんな中、寛が嵩に言いました。
今日ぐらいは、自分のやりたいことだけをやっていたらいいと。
寛の言葉を受け、嵩は無我夢中になって漫画を描き始めました。
その数日後、ついに合格発表の日を迎えました。
参考:地デジ番組表
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鑑賞後の感想
感想欄は放送後に追記します。
予習レビューと史実のリアルエピソード
嵩くんと千尋くんのすれ違い
今週は、嵩くんと千尋くんの気持ちのすれ違いが丁寧に描かれます。
柳井兄弟週と呼んでも差し支えない週になるかもです。
千尋くんの気持ち
ある日、嵩くんが不在の柳井家にのぶちゃんがやってきます。
のぶちゃんと二人きりなった千尋くん。
嵩くんと千尋くんがシーソーで遊ぶ絵がきっかけとなり、千尋くんは兄・嵩くんへの気持ちを語り始めます。
千尋くんがのぶちゃんに言います。
いつも自分がお兄ちゃんを追いかけまわしていたのは、お母さんだけでなくお兄ちゃんまでいなくなってしまうのが怖かったからだ。
お母さんが出て行った日、自分はお母さんではなくお兄ちゃんがいなくなってしまうのが怖かったと。
そんな話を始める千尋くんですが、登美子さんのことを「お母さん」とは呼びません。
登美子さんのことは「あの人」と呼ぶんです。
千尋くんの中での母への気持ちはかなり複雑なようです。
また、千尋くんはお兄ちゃんとの美しい思い出ものぶちゃんに語ります。
それはお兄ちゃんと一緒に物部川を泳いで渡り切った時の思い出。
挫折しそうな自分をお兄ちゃんはましてくれたので渡り切れたのだとか。
そして、渡り切った達成感を味わってから強くなれたような気がした。
今の自分があるのは「兄貴のおかげ」と千尋くんは言います。
嵩くんの気持ち
千尋くんが、嵩くんへの気持ちをのぶちゃんに語っているころ、嵩くんはヤムおじさんに千尋くんへの気持ちを語ります。
嵩くんがヤムおじさんに語るのも、物部川を泳いで渡り切った時の思い出です。
当時、まだ幼かった嵩くんは、物部川は世界で一番大きい川だと思っていたそうです。
しかし成長した今、同じ川のはずなのに狭く見える。
川の大きさが変わってしまった。
また、川の大きさに加えて弟との関係も変わってしまったと嵩くんは続けます。
嵩くんは、千尋くんを自分が守っているつもりでした。
しかし、寛先生と千尋くんの会話を聞いてしまった嵩くん。
医院を自分に継がせるために、千尋くんは医学の道をやめ法学の道に進むと決めたらしい。
自分が守っているつもりだった千尋くんが、実は自分を守ってくれていた。
立場が逆転してしまった。
嵩くん、そんな苦悩をヤムおじさんに打ち明けます。
嵩くんと千尋くんのすれ違いの解消
寛先生と千尋くんの会話を聞いて、医院を継ぐ座を弟に譲られていると思い込んでしまった嵩くん。
実は寛先生と千尋くんの会話には続きがありました。
千尋くんは兄に医院を継いでもらおうなんて気持ちはありませんでした。
千尋くんには医院を継がないと決めた理由が二つありました。
一つ目。
法学の道に進もうと決めた千尋くんは、自分の道を進みたいだけでした。
二つ目。
千尋くんは血が苦手という医者になるには致命的な弱点がありました。
一方、寛先生は柳井医院は自分一代でいいと考えていました。
千尋くんの本心を知り、寛先生も後継を求めていないことも分かり、嵩くんと千尋くんのすれ違いは解消されます。
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