2022/6/23(木)第11週「ポークとたまごと男と女」
あらすじ
別居生活をする良子に優子は言いました。遠慮せずに実家にいたらいい。そしてやりたい仕事をすればいい。誰が何を言おうが、自分は良子の味方だ。晴美がやりたいことができる世の中を生きられるよう、良子のできることをやるようにと。
一方、シェフ代行をつとめきれずに悩む暢子は入院中の二ツ橋を訪問。二ツ橋は暢子に告げました。暢子をシェフ代行に推したのは二ツ橋でした。そして、暢子らしさを大事にしながらシェフ代行に挑んでほしいと、二ツ橋は暢子に助言しました。
二ツ橋のアドバイスを受けても暢子の迷いが消えることはありませんでした。そんな中、賢秀が暢子のもとにやって来ました。八方ふさがりの暢子が最後に相談した相手。それは沖縄の実家の優子でした。
自分のいいところはどんなところか。暢子は優子に尋ねました。優子は答えました。「ありがとう」と「ごめんなさい」を大きな声で言えることが暢子のいいところだと。暢子はその優子の答えに、問題解決のヒントを見つけるのでした。
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感想
優子さんが暢子ちゃんにアドバイスした中身は、ニーニーが暢子ちゃんにアドバイスした中身とは正反対の内容でした。
そして、東京編が始まってから今週までの数週間の物語上の役割も見えてきました。
東京編が始まってから今週までの6週間
自分のいいところはどこか?と尋ねる暢子ちゃんに対して優子さんが告げた答え。
それは「ありがとうとごめんなさいを大きな声で言えること」
しかし、今週に限らず子役ちゃん時代が終わってからというもの、暢子ちゃんの「ありがとう」と「ごめんなさい」は不足気味だったような気がします。
そんな、暢子ちゃんに不足しているピースを一つひとつはめてゆくのが、東京編が始まってから今週までの6週間の物語上の役割だった気がします。
実際、東京編に入ってから暢子ちゃんは成長を始めました。
そして東京編での経験を通して、それまで暢子ちゃんに足りなかったピースが、週を追うごとに追加されてきたような気がします。
まだ不足しているピースはいくつも残されているかとは思いますが、今週で一旦区切りをつけることになるのかもしれません。
その区切りのための「シェフ代行」という高いハードルだった。
ブログ主は今週までをそのように理解しました。
次週から始まる5週間
次週から始まる暢子ちゃんの新展開、それは暢子ちゃんの未来の伴侶がテーマのようです。
未来の伴侶が誰になるのか。
そもそも未来の伴侶を持つことになるのか。
そんな暢子ちゃんの人生にかかわるテーマが、次週から(おそらく)5週間にわたって描かれる見通しです。
東京編が始まってから今週までの6週間の「欠けているピース」を埋めるストーリーは1972年5月から1977年6月までの五年間のストーリーでした。
次週からの5週間は、1978年春から夏にかけての数ヶ月のストーリー。
今回、暢子ちゃんの課題が解決されたことで、次週から始まる新展開が気になりはじめてきました。
予習レビュー
ニーニーの的はずれなアドバイスに従ってしまうらしい暢子ちゃん。
矢作くんたちの反発はますます強くなり、ついに厨房の中で孤立してしまうようです。
今回は、矢作くんたちとの人間関係に深く悩む暢子ちゃんが描かれるわけですが、考えてみれば人間関係に悩む時点で、暢子ちゃんはずいぶん成長したものです。
かつては、人間関係を損ねるような態度ばかりとっているにも関わらず、暢子ちゃんはそのことにまったく無自覚でした。
愛すべき天然キャラであれば、見ていてい楽しいのですが、かつての暢子ちゃんはどちらかと言えば嫌われキャラでした。
そんなキャラなので、さぞかし人間関係はギクシャクしていたかと。
ところが人間関係に悩むような様子は微塵もない。
そんな暢子ちゃんを見てきたので、人間関係に苦悩する暢子ちゃんの成長ぶりには感慨深いものがあります。
今週の苦悩を乗り越えたら、暢子ちゃんはさらに成長するのかもしれません。
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丹善人様、いらぬお節介でした。すみません。
少し離れたところから暢子ちゃんを見守り、悩みを解決する答えが見つかる前に電話が切れそうだ、と見るや
すぐさま10円玉をみんなから集めて回る三郎さん、素敵でした。心が温まりました。
還暦のたつお様、
知ってますよ。「あらすじ」のところに「晴美」と書いてあるので、
誰やねん、と突っ込んだだけです。晴海なのはわかっての話です。
初心忘るべからず
これは単に初心者だった頃の素直な初々しい気持ちを忘れるな、というだけでなく、何事にも次の段階がありその段階においては誰もが初心者なのだ、それを忘れず常に謙虚で学ぶ姿勢を持ち続けよ、という意味だそうですね。
暢子ちゃんもコックとしては年数を重ねたけれど、シェフとしては全くの初心者。
そのことを忘れていましたね。
そんな初心者を代行指名した、二ツ橋さん。
これはもしかしたら、シェフ不在でも回る現場を作るためだったのではないかと思いました。
一番年下でも田良島さんに人柄を評価された暢子ちゃんを中央に据え、初心者暢子ちゃんをほかのスタッフが支えて現場を回す体制が作れれば、フォンターナはさらに飛躍できる。
二ツ橋さんと房子さんの、謂わば賭けだったのではないかと思いました。
暢子ちゃんが自分をシェフ初心者と自覚して持ち前の素直さで謙虚に先輩たちの協力を仰げば、その気持ちに先輩たちが応えて暢子シェフ代行を支え、お客様のために料理を作る体制が出来れば…。
2人の賭けが吉と出るか凶と出るか、明日のお楽しみ、と言ったところでしょうか。
昔、同僚の女性の国語教師の方が言ってました。大学に行きたかったけれど、
親に反対され、説得の末、学校の教師になるのだったら許すと。それで
国語教師になったという。
男尊女卑とは言え、学校は戦前や明治からすでに女性教師はけっこういましたよね。
「24の瞳」とかでも、自転車に乗ることは批判されても、教師であること自体は
批判はされなかった。
丹善人様、余計なお節介かと思いましたが、はるみちゃん(晴美、晴海どっちだっけ?)は良子さんと石川君の一人娘です。確かに手のかからない年齢になってました。
晴美ちゃんって、誰やねん?
チームで共同作業を行う基本は、円滑な伝達でしょう。ありがとう、とごめんなさい、が
言える事って、1・2週目で放送してましたね。ようやく回収できた。
まあ、悪夢で良かった。ああいう悪夢は退職してからでもよく見ますが。
優子「『ありがとう』と『ごめんなさい』を大きな声で言えるのが・・・・・・・・・・。」
私事ですが、以前に某県の米軍基地のイベントに遊びに行った時、英会話が正直片言な私でも「Thank you very much」「Excuse me」をしっかり言えれば心は通じ合えるという体験をしたことがあります。
4兄妹、それぞれ色々抱えて迷っていましたね。
それをただひたすら受け止める優子さん。
これまでは、「甘過ぎる!」と思って見ていましたが、優子さんの「世界中のみんなが敵でもうちだけは味方だから」という言葉は、一貫してブレない信念でしたね。
自分を振り返ると、世間体とかしがらみとかにとらわれて、子どもの為と言いつつもそういうものに縛られていたような気がします。
もう成人した子どもたち、今更遅いけれど、そんな母親でいてあげなくてはと思った次第です。
男尊女卑がまだ色濃く残っていた昭和の時代に生きた私からすれば、親戚中を敵に回しても仕事をしたい良子ちゃんの言い分は、私なら丸々受け入れられていたか疑問ですが、令和の現在、昔の常識を持ち出してももはや時代遅れでしかありません。
良子ちゃんは一歩も二歩も先を行く女性だったのかもしれませんね。
昨日の終わり=今日の初め=遅刻した~、は、
夢でしたか!?
良かった良かった。
今日の終わり=皆さん、ちょっと聞いてください!
どうなる?
どうする?
ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
やっぱり悪夢だったか。でも社会人を6年もやってて、それも徒弟制の中にいてわかんねえかなあ。答え。優子さんの言っているのは、一見正論に聞こえるが、正論が通らないのが世間。二ツ橋さんの推薦。高評価過ぎないか。「労働者諸君」賢秀の台詞が寅さんそのもの。制作側、確信犯だね。頭が悪いのではなく、人間力の不足。優子さんに助けを求め、三郎さんナイス機転。「10円一枚100円で買ってやるからよう。」三郎さん笑わかせてくれます。えっ優子さんの助言って賢秀とは逆じゃん。まあ当たり前だけど。今回は気持ち良く見れました。
1週目に賢三さんが暢子に言った「暢子は暢子のままで上等」。そして今際の際で暢子にだけ何も言わなかったこと。
これが今週に返ってくることになりましたね。
暢子らしさって何か?それが仕事にどう活かせるか。
そこがまだ暢子自身気付けていなかった。
自己分析はあらゆる仕事で重要です。
就職活動では必ずやらないといけないことですし、それを常に考えながら仕事をするように私自身も心がけています。