ちむどんどん

智が瀕死の重傷の知らせ / ちむどんどん 第104回

2022/9/1(木)第21週「君と僕のイナムドゥチ」

あらすじ

三郎から暢子に緊急の連絡が入りました。智が交通事故に遭い瀕死の重傷を負った、というのが三郎からの知らせでした。暢子は歌子や和彦たちとともに、智が搬送された病院に駆けつけました。

しかし、智が瀕死の重傷を負ったという知らせは連絡の中で生じた誤解でした。入院している智は元気でした。智はトラックにひかれそうになったものの、転倒して頭を怪我しただけの軽傷でした。

同じころ、東京での営業を終えた賢秀と清恵がフォンターナに来店。清恵は、親不孝を繰り返した友人の話を始めました。そのとき、フォンターナにやって来た男の姿を見た清恵は、賢秀を置き去りにして、逃げるように店を立ち去ってしまいました。

昭和54年(1979年)9月。暢子の沖縄料理店「ちむどんどん」がオープンする日を迎えました。その日、田良島は大勢の同僚たちを連れて来店しました。智も開店早々に「ちむどんどん」に駆けつけました。

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感想

本作『ちむどんどん』もついに放送最終月を迎えました。

そして放送最終月の初日にあたる今回、第1週・第2週の子役ちゃん時代から描かれ続けてきた歌子ちゃんの恋バナが一区切り。

二人の結婚は時間の問題。

そして、歌子ちゃんの恋バナが一区切りついた直後から、新しいストーリーが始まりました。

清恵ちゃんのストーリー

ニーニーと一緒にフォンターナに来店した清恵ちゃんが語りはじめた「親不孝を繰り返した友人」とは、間違いなく清恵ちゃん自身のことでしょう。

そして、清恵ちゃんが借金を重ねて貢いだ男。

それが、フォンターナに乱入してきた長身の男かと。(清恵ちゃんがフォンターナに来店していることをどうやって嗅ぎつけたのかは謎ですが)

清恵ちゃんは「友人の話」として、自分の過去を語りました。

華やかな東京に憧れて、田舎から上京して女工になった。

ある男に恋をし、そしてその男に貢ぎ続けた。

男に貢ぎ続けて借金まみれになり、水商売をはじめた。

そのころ、生まれてはじめて父親に平手打ちされた。

しかし、毎日泥まみれになって働く父親の姿を見て心を入れ替えた・・・

こんな経験をしているからこそ、同じ過ちを繰り返すニーニーを清恵ちゃんが、あきれながらも見限らなかった理由がわかりました。

清恵ちゃん、ニーニーに共感するところを感じていたらしい。

寛大さん

寛大さんが、給料の前借りと退社、そして復職を繰り返すニーニーを、その名前が示すとおり寛大な態度で終始見守り続けた理由も見えてきました。

娘が似たような失敗をした寛大さんにとって、失敗を繰り返すニーニーは他人ごとではなかったのかも。

そして清恵ちゃんが立ち直るまでを見てきた寛大さんは、時間はかかってもニーニーも立ち直れるだろうと信じることができたのでしょう。

前回のレビューで次のようなことを書きました。

ブログ主にとっての朝ドラの魅力は、こんな人が自分の身近にいてくれたら嬉しいと思えるような素敵なキャラが登場すること。

しかし本作は、こんな人が身近にいたら嫌だなと思うような迷惑キャラが次々に出てくる朝ドラ史上まれに見る作品だと。

そのレアな作品に、ようやく「こんな人が自分の身近にいてくれたら嬉しい」人物が登場しました。

それも放送最終月の初日にあたる日に。

清恵ちゃんと寛大さんの親子のストーリー

清恵ちゃんの「過去」が初めて語られたことで、清恵ちゃんと寛大さんの親子のストーリーがスタート。

これから清恵ちゃんの過去の清算が描かれるものと思われます。

清恵ちゃんと寛大さんの親子の過去も描かれるかもしれません。

本作も残すところ4週と1日ですが、そんなタイミングで夢中になれそうな新しいストーリーが始まりました。

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予習レビュー

前回、歌子ちゃんの歓迎会が催され、そこで歌子ちゃんはショックなことを耳にする。

歌子ちゃんがショックを受けたことはまだ伏せられたままですが、今回の「智が瀕死の重傷の知らせ」がそれに当たるのではないかと思われます。

そして、そのことがきっかけとなって歌子ちゃんと智くんの距離が一気に縮まる。

そんな展開も見えてきました。

この日が来るまで、歌子ちゃんにはいろいろありました。

高校生時代、ピアノに興味を持ったものの、家が貧しかったので断念。

歌手のオーディションに挑むものの、子供のころから繰り返していた原因不明の発熱によって、オーディションは失敗。

就職先での淡い恋と失恋。

さらに、体調不良による退職。

智くんに失恋。

体調は相変わらず悪く、上京して検査を受けるものの原因は特定できず。

苦難つづきだった歌子ちゃんに、やっと春が来るかもです。

一方、失恋した女性の結婚式で友人代表の挨拶をさせられるという過酷な経験をした智くんも、そろそろ春の到来が見えてきました。

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POSTED COMMENT

  1. 還暦のたつお より:

     清恵さんの元ヒモって「鎌倉殿の13人」の曾我兄弟の人だったんだねえ。手強いぞう。なんせ武士だから。(笑)

  2. 還暦のたつお より:

     書き忘れたけど、また食い逃げ、お金払ったけど足りない。「釣りは取っといて」ってまた「お笑い花月劇場」でやりそうな小コント。もうやらなくていいのに。楽しみは清恵さんの元ヒモ対賢秀のガチンコ対決。賢秀はボクシング、あの元ヒモもなんかやってそうだし。もし元ヒモが仲間連れて来たら三郎さん以下鶴見勢の助太刀もあるかも。

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    個人的には前科すらなければ過去は問わないタイプなので「あ~そうでっか」という感じかな
    というか、水商売ってダメなのか?個人的には全然オッケーなんだけど
    水商売を成れの果てと描かれるのが地上波コンプラのラインなのか?
    それじゃネトフリドラマには勝てないわな

    • 名乗る程の者ではございません より:

      ネトフリドラマの続きで、「ちむどんどん」とは関係ない話になりますが・・・

      「極悪女王」、ダンプ松本さんの自伝ドラマが来年度ネトフリで放送されますね、鈴木おさむさん監修で
      現時点ではダンプさんとクラッシュギャルズの二人しか配役発表されていませんが
      ダンプさんをゆりやんレトリバーさん、ライオネス飛鳥さんを剛力彩芽さんが演じられることには妥当かと
      意外なのは長与千種さんを唐田えりかさんが演じること、あまり面影ないなあと思うと同時に「やるのか?ダンプさんとの敗者髪切りマッチをドラマ上にて地毛で再現するのか?」と思いましたね、過去に不倫によりネットで叩かれまくった唐田さんの再生やら禊やらをかけて

      「全裸監督」シリーズもそうでしたが、ネトフリはコンプラがユルいから生々しくって個人的には好きですね

  4. 還暦のたつお より:

     智、バナナ食ってんじゃねえよ。実際より病状を悪化させる恐怖の伝言ゲーム。三郎さんお邪魔虫。いつものって言って、いつもじゃないでしょ。二ツ橋さん機転を利かす。お嬢さんの黒歴史。昔の悪い男が出て来た。あとひと月なのに余計な展開。残り少ないから店のエピソードに絞って欲しかった。

  5. 落合明人 より:

    矢作さんのいつたとり開店の濡備ができてませんね矢作が保健所届やらの調理器具などなどです
    そんなで開店ができるんですかおまけに暢子ちゃんが調理師免許取ったんですかそれは書としたら
    ホンレー従業員時に調理師免許取ったのかもしれませんけれどもね
    暢子ちゃんが矢作さんに怒られているのお見たら暢子ちゃんの新人時に矢作さんに散々怒られたのお思いました
    出もしょうとしたら矢作さんが調理師免許持つっているんじゃないかなてねそれで暢子ちゃんわ安心しているのかもね

  6. 落合明人 より:

    やつと5度目の正直でニー二―が智やんとしたビジネスとして出直しましたね養豚滋養の社長が暮れた任務ですからねよくぞ養豚滋養社長さんやつてくたね
    それにしてももし歌子ちゃんが東京で病気で倒れたら足土間問いに和ならないか心配ですね
    青柳暢子ちゃん

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