2024/5/13(火)第7週「海と涙と私と」
あらすじ
ギクシャクしたままお互いに会おうとしないのぶと嵩を仲直りさせたい。そう考えたメイコと健太郎が力を合わせて二人を仲直りさせる作戦を立てました。そして、健太郎は千尋とともに嵩を浜辺に連れ出すことができました。
浜辺に連れ出された嵩は、豪が出征したことを千尋から聞かされ初めて知りました。戦争が始まり自分たちの未来はどうなるのかと、嵩や千尋が不安を口にしていると、メイコに連れられたのぶがやって来ました。
ぎこちなく挨拶を交わすのぶと嵩。先に謝ったのは嵩でした。嵩は豪が出征したことすら知らなかった自分が恥ずかしいとのぶに詫びました。嵩の謝罪を受け、のぶも言い過ぎたことを嵩に謝りました。
のぶと嵩が仲直りできたことを察した健太郎はギターを弾いてメイコとともに歌を歌い始めました。嵩も歌の輪に加わりました。そしてメイコの歌声を健太郎が褒め称えると、メイコは健太郎に対してときめきを感じ始めるのでした。
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感想
仲直り
東京の下宿で、のぶちゃんのことを思い出してはため息をつく嵩くんの姿を毎日のように見えちるであろう健ちゃん。
嵩くんの帰省という滅多にない機会にお姉ちゃんを嵩くんに会わせたいメイコちゃん。
二人の利害が一致し、健ちゃんとメイコちゃんは協力して、のぶちゃんと嵩くんを仲直りさせるための策略を練ることに。
のぶちゃんと嵩くんの二人を浜辺に連れ出すことを思いついたのは、やっぱり土地勘のあるメイコちゃんでしょうか。
のぶちゃん、見事に引っかかり浜辺にやってくる。
ひと足先に浜辺についていた健ちゃんは、受験生の千尋くんまでも巻き込んで嵩くんを連れ出すことに成功。
のぶちゃんと嵩くんはようやく会うことができました。
しかし、のぶちゃんが男子三人組のところにやって来たとき、のぶちゃんは嵩くんに視線を投げかけようともしない。
そのことが、かえってのぶちゃんが嵩くんの存在を強く意識していることを際立たせていました。
一方の嵩くんも、のぶちゃんの姿を見てどんな言葉をかけたらいいのかわからない。
ぎこちないのぶちゃんと嵩くんの二人の姿。
静かな名演でした。
先に歩み寄ったのはのぶちゃんの方でした。
歩み寄ったというよりは、あんパンを渡すために歩み寄らざるを得なかったというのが本当のところ。
のぶちゃん、一瞬だけ嵩くんの顔をチラ見した以外はずっとうつむいたまま。
のぶちゃんからあんパンを手渡されながらも目のやり場に困っている様子の嵩くん。
このギクシャクした空気もまた静かな名演でした。
そして先に謝ったのは嵩くんでした。
嵩くんも心から納得しているわけではなさそうです。
前の晩の柳井家で、東京の自由な空気を伝えようとしてのぶちゃんに怒鳴られたことについて、どこか腑に落ちないような言葉を口にしていたので。
でも、そんな気持ちを飲み込んで詫びる嵩くん、大人です。
嵩くんの大人の対応によって、ようやく二人は仲直りできました。
以下、少しだけネタバレが含まれます。
残念ながら完全な仲直りで今週が終わるわけではありません。
完全な仲直りであれば金曜日の回でその場面が描かれるのが朝ドラの定番の展開です。
火曜日という早い段階で仲直りしてしまうのは、これからまた異なる展開が用意されているということです。
のぶちゃんと嵩くん、残念。
メイコちゃんの恋?
メイコちゃん、健ちゃんに恋をしてしまったらしい。
健ちゃんがメイコちゃんの歌声を誉めそやした次の瞬間、健ちゃんを見るメイコちゃんの目が明らかに変わりました。
顔もほてってるらしい。
浜辺を立ち去り際に健ちゃんがメイコちゃんだけに見せた笑顔も、メイコちゃんの心には響いたはず。
そして動揺しまくるメイコちゃんは砂浜で転倒。
そんなメイコちゃんに優しく手を差し伸べられる健ちゃん。
健ちゃんの優しい手のぬくもりが、メイコちゃんの心にトドメを刺したのは間違いありません。
メイコちゃんの恋が始まりました。
お姉ちゃんと嵩くんを仲直りさせようと頑張ったメイコちゃん、思わぬ副産物が手に入りました。
しかし・・・
いか、少しだけネタバレが含まれます。
残念ながらメイコちゃんの恋は一夏の、それも一瞬の思い出で終わりそうです。
メイコちゃん、お気の毒。
予習レビューと史実のリアルエピソード
前週、気持ちと考え方のすれ違いが生じたのぶちゃんと嵩くん。
今週は一時的な仲直りを経て、さらに深いすれ違いが描かれます。
のぶちゃんと嵩くんのすれ違いのその後
今週はのぶちゃんの最終学年の夏休みが描かれます。
女子師範学校の最終学年なので今でいう就活が中心の日々。
夏休みだからといって遊んでいるヒマなどありません。
のぶちゃんの就活とは、就職先の尋常小学校探し。
生まれ故郷あるいはその近くの小学校に就職したいのぶちゃんは実家に帰省。
そのころののぶちゃんは、嵩くんと電話で話をした際に頭に血がのぼってしまって嵩くんを傷つけるようなことを言ってしまったことを後悔し続けています。
嵩くんのことがずっと心にトゲのように刺さった状態。
そんな状態が今週ののぶちゃんです。
一方で嵩くんも夏休みの帰省前に銀座で赤いハンドバッグを発見。
そのハンドバッグをのぶちゃんへのお土産に買うのですが、このハンドバッグがさらなるすれ違いのきっかけになってしまう。
なお、嵩くんが御免与に帰省する際、健太郎くんもついてきます。
彼は福岡出身です。
しかし美術学校に進学したことで父親と対立中。
実家には帰るに帰らないので、嵩くんにくっついて御免与にやってきます。
メイコちゃんと健太郎くん
嵩くんが御免与に帰省して、今週のストーリーの舞台は御免与に。
しかし、メイコちゃんに勧められてものぶちゃんは嵩くんに会おうとはしません。
のぶちゃん、嵩くんと会ってもまた正面衝突するような気がしているらしい。
それほど嵩くんのことが心の中に引っかかっているのぶちゃんです。
一方の嵩くんものぶちゃんに会うのをためいます。
お土産まで買ってきたのに、いざのぶちゃんに会えるという時になって腰が引けてしまうようです。
嵩くんもまた、のぶちゃんのことが心の中に引っかかっているようです。
そんなすれ違いが続く二人を何とかしたいと考える人物が二人登場します。
健太郎くんとメイコちゃんです。
本当は嵩くんに謝りたいのに会うことができないのぶちゃんのことが気になるメイコちゃん。
健太郎くんもまた、のぶちゃんに会いたくても会えない嵩くんを何とかしたい。
そんなメイコちゃんと健太郎くんが街中で遭遇。
意気投合したメイコちゃんと健太郎くんは、二人を仲直りさせようと協力し合うことに。
ところで、このメイコちゃんと健太郎くんの共同戦線は、思わぬ形で今週の中盤から後半にかけて回収されるようです。
のぶちゃんと嵩くんの仲直り
健太郎くんは千尋くんにも協力を求め、嵩をくんを海岸に連れ出し仲直りの場を演出します。
ちなみにこの海岸の場面で、嵩くんは豪くんが徴兵されたこと初めて知ります。
豪くんが徴兵された事実も、のぶちゃんと嵩くんのすれ違いに絡んできます。
さて、健太郎くんと千尋くんが嵩くんを海岸に連れ出すことに成功すると、そこにメイコちゃんとのぶちゃんがやってきます。
これが仲直りの場の演出であることを鋭く察するのぶちゃん。
しかしのぶちゃんは嵩くんから目をそらし健太郎くんだけに挨拶。
しかし嵩くんが先手を打ってのぶちゃんに謝り、豪くんの出征の事実を知らなかったことも謝罪。
のぶちゃんもようやく言い過ぎたと謝ることが出来、二人は仲直り。
しかし、この仲直りは一時的なもので終わってしまいます。
続きは次回の本欄で。
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嵩くんは、いいお友達を持ちましたね。
なんでも真面目に考え込んでしまったりどうしても消極的になる嵩くんには、あんなふうにあっけらかんとした人が身近にいてくれるのがいい。
何はともあれ、取り敢えずはのぶちゃんと仲直り。
メイコちゃん、オトメゴコロがときめいちゃった?
メイコ「♪あ〜んパン〜あ〜んパン・・・・・。」
めっちゃ可愛い・・・・・。
おじさんにも一つちょうだい・・・・。
と思っていたら、そこに
健太郎「メイコちゃんの歌素敵やね・・・・心が綺麗に洗われるようばい・・・・。」
健太郎君・・・メラメラメラ・・・・
焼くのはあんぱんだけにしておきましょう。
銀座木村屋がモデルの店が出てましたが個人的には隣にある山野楽器本店を思い出す
パープルヘイズやウッドストック開幕アクトで合衆国国家をソロ演奏したジミヘンが有名にしたフェンダー社ストラトキャスター、山野楽器は古のギター小僧の聖地、ストラトキャスター使用ギタリストならばワイはパープルやレインボーで活躍してたリッチーの世代だわ(因みにワイはギター弾けまへん)